うれしいどようび

日差しのあったかさがなんだか嬉しくて、

今日は朝からちょっとおでかけ。

まずはてくてく、向かうは図書館。

借りていた本を返して、

ついでにリサイクル図書のコーナーを物色する。

図書館での役割を終えた本や、

利用者からの寄贈本などが置かれるこのコーナー。

あらゆるジャンルの本が混ぜこぜに置かれている中から

たまにびびっ！とくる本に出会えたときの幸せたるや。

おまけに無料でいただけるのだから、

本代に頭を悩ませる私には嬉しい限り。

今回も興味を惹かれる本を見つけたので

ありがたく頂戴してきた。

帰りがけ、本のお供に甘いものが欲しいなあ、なんて思っていたら

通りがかりに和菓子屋さんを見つけて、さっそく行先変更。

和菓子のアンを読んでからというもの、

前よりも和菓子が気になるようになったのだ。

洋菓子も相変わらず好きだけども。

サクラサク、てなわけで桜餅推しな店内。

桜餅にしようかな、でも他のお菓子も美味しそう。。

なんて、真剣にディスプレイと見つめ合っていると

気になるものを見つけた。

目を引いたのは鮮やかな黄色。

そしてひび割れていて、ちょっとマフィンを思わせるような表面。

札を見ると「黄身しぐれ」と書いてある。

気になったので店員さんにどんなお菓子なんですか？と尋ねてみると、

たまごを使った黄身餡の生地でこしあんを包んだおまんじゅうとのこと。

あ、これ絶対おいしい。と確信したので、

桜餅と一緒に黄身しぐれを連れて帰ることにした。

家についてから調べてみると、

表面がひび割れている様子が、時雨るときの空を思わせることから

黄身しぐれ、という名前がついたのだそうだ。

そうだったのか…！

早速帰ってから、本のお供にぱくり。

普通のおまんじゅうよりほろっとした食感に

黄身の濃い味が相まって、おいしい！！

きっとまた、買っちゃう予感。

新たなお気に入りと出会った、うれしいどようびでした。