タカラヅカにときめいて

今月、テレビの有料チャンネルを1ヶ月だけ契約した。


「SKY STAGE」

宝塚歌劇の専門チャンネルだ。


そう。
私はいわゆる宝塚ファン、通称「ヅカヲタ」なのである。


「SKY STAGE」は
タカラジェンヌたちが喋ったり歌ったり踊ったりする姿が
永遠流れ続ける、まあなんとも夢のようなチャンネルなのだ。


叶うなら毎月契約しておきたいのだが、
他の趣味とも両立させるには、どうしても生での観劇を優先したく、
いつも泣く泣く契約はせずに、月1回の無料放送日を楽しみにしている次第。


さて、そんな私がなぜ今月契約したかは、一旦置いておくとして。

そもそもいきなり趣味について語り出されて
わけわからんと言う方もいらっしゃるかと思うので
「宝塚とは?」という話をざっくりまとめてみる。

そんなん知ってるわ!と言う方(いらっしゃるのか?)は
さらさらっと流していただけるとありがたい。



さて、宝塚歌劇、というとよくあるリアクションが
「ああ、全員女性の?」というもの。

その通り。劇団員全員が女性で、
男性役も女性役も、女性がこなすという劇団である。

たまに「歌舞伎の逆だよね?」と言われる。
まあ、性別というところだけに着目すれば、まあ、確かに。


男性を演じる「男役」の人たちは、あまりに男性を極めすぎていて
存在しそうな、存在しなさそうな夢の狭間を生きている。

時たま女性を演じれば、うっかり「女装」なんて言われたりするのだから
もうカオスもいいところだ。


そして女性役を演じる「娘役」。
「女役」ではなく「娘役」なところに、こだわりを感じる。好き。

女性が男性を演じる、ということが成立するのは
「男役」本人のたゆまぬ研究はもちろんなのだが、
「娘役」がいかに「女性」を極められるかも大事な要素だと勝手に思っている。



そんな宝塚、
5つのチーム+「専科」と呼ばれるスペシャリスト集団で構成されている。

このチームは「組」と呼ばれて、
基本的にはこの5組が代わりばんこに公演を行っている。

ちなみにそれぞれの組には
「花組」「雪組」「月組」「星組」「宙組」と
名前がつけられている。
なんか、響きだけ見ると幼稚園を思い出す懐かしさだな。まあいいや。


そして、各組だいたい70−80人くらいいる中で、
男役・娘役1人ずつだけが「トップ」として選ばれ、主演を務めることができる。
いやはや、本当に厳しい世界だ。

トップとして選ばれた2人は「トップコンビ」と呼ばれ、
いわゆる組の「顔」となる存在になる。
各コンビごとにカラーが違うので、これまた面白いのである。




と、これ以上書くと語りすぎてしまいそうなので、一旦ストップして、
冒頭に戻って、と。

そんなヅカヲタな私が、なぜ今月だけはこのチャンネルを契約したかというと
私の大好きなタカラジェンヌさんが、今月の舞台を最後に宝塚を去るから。

それも2人。
そう、私の推しは、雪組のトップコンビなのである。


大変実力派なお二人なので、
宝塚を退団しても、おそらく今後色々な舞台に出演されると思う。

それでも、宝塚の男役、あるいは娘役としての姿や、
この2人が男役・娘役としてともに作り上げる舞台はもう目にできないと思うと
やはり寂しさが拭えない。


でもまずは何より、このご時世、無事に幕が上がるだけでも幸せなこと。
そしてお二人が決断したことなら、ファンとしては精一杯の感謝を込めて
その門出を祝いたい、というものだ。





実は今日が、そのお二人の最後の公演の日。

今のところ、無事に舞台の幕が上がりそうでホッとしている。

どうか、素晴らしい旅立ちとなりますように。

現地には駆けつけられないけれど、
現地に心を寄せながら、自宅からライブ配信を拝見するつもりだ。





ちなみに「あれ、今日午後空いてるかも?」って方。
よかったらライブ配信、見てみてください。
歌唱力の高さが大変魅力的なトップコンビなので、見て損はないと思います。

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