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未経験でグラフィックデザイナーとして就職した話
こんにちは、サンデザインの川淵千晶(カワブチチアキ)です。
今回は川淵が、グラフィックデザイナーとして初就職した話を書きたいと思います。
川淵は専門学校は出ていますがグラフィックデザインの専攻では全くなくパソコンも苦手でした。
唯一、勉強したのは週に1〜2回ある専門学校の授業くらい。
でも、その授業で作った1つの作品だけで印刷会社にグラフィックデザイナーとして就職出来ました。
今回はそんなお話です。最後まで読んでいただければ幸いです。
1. 高校卒業後の進路選考
私は大阪デザイナー専門学校イラストレーション学科卒業です。しかも手描き(挿絵)専攻。
そうです。グラフィックデザインの「グ」の字もパソコンの「パ」の字もありません。
小さい頃から少女漫画家に憧れていて、将来は絶対漫画家になるんだ!と小学校の頃からずっと思っていました。高校卒業後の進路選考でも、口には出さずずっとそんな事を思っていました。
しかし、漫画家の学校に行くのはなんか違う。漫画学校とか格好悪いし、漫画は独学でしょ!と何故か変なプライドと意地がありました。
(今思うとそんなプライドトイレに流して漫画選考してたらよかったのにと思います。そしたら何かしらそっちの道に行けたのにねーと。笑)
しかし、高校生の私は世間知らずです。
せっかくお金を出して学校に行かせて貰うなら漫画にも活かせることを学びたいな。
と選んだのがそのイラストレーションの学校でした。
2. 専門学校の授業で学んだこと
専門学校の授業は手描き専攻なので、デッサンが主でした。
あとは挿絵専攻なので、本の挿絵を描いたりイラストレーターになる方法を先生から伝授して貰ったり。
イラストを手で描いて作品を作るということに専念していました。
パソコンは週1〜2回、「画材だと思ってね。」とMacでAdobe Illustratorの使い方を習いました。
基本的なペンツールの使い方。
テキストツールの使い方。
そして最後の課題が、街で貰ってきた「A4の旅行チラシを丸々イチからそっくりに作る。」と言うものでした。
必ず写真とスケジュールの表が入ってるやつです。
写真は簡単に補正してPhotoshopで保存する方法を少しだけこの時習いました。
完成した物は、全くそっくりという訳ではなかったけど見れなくもない仕上がりで学生の自分的には達成感を感じていました。
でもやっぱり画材としてパソコンは無いな・・と改めて授業で感じていました。
3. バイト先が倒産?!就職場所を決める転機
当時、男が原因で大阪の専門学校を一浪してしまった私はダメ人間まっしぐらでした。
単位は少し足りなかったので、学校に行く必要が少なかった私。仕方なく就活センターで紹介してもらった印刷会社のアルバイトで殆ど時間を潰してました。
そこではグラフィックデザイナーさんは別にいて、私は勿論経験もスキルもないので印刷の梱包をすると言うのがお仕事。
その会社では結構アルバイトさんがいて生活をそれで賄っているという同年代の人達が沢山いました。
なので私もこのままここでアルバイトでもいいな〜とか思っていました。
ところがある日、アルバイトのメンバーが集められ一人一人話があります。と社長から呼ばれました。
「川淵さん。入って間もないんだけど、会社が倒産したので来週でここを引き払って閉めます。試用期間中なので、更新はなしという契約でお願いします。ごめんね。」と言われました。
「はい。」と言うしかない。
みんな、そんな感じ。明日から生活どうしよう?と途方にくれる人。倒産するって分かってて川淵さん雇ったってこと?!と怒ってる人。昨日まで動いてたのに印刷所行ったら、何も無かった!と大騒ぎする人。
これがリストラってやつか。倒産だから違うのか?と私は結構冷静でした。
どうしようかな?と就活センターでまた相談したけどいい仕事は全くなく、大阪では詰んだな・・地元に帰ろうかなー。と考えるようになりました。
おかん、帰ってこい言うて怒ってたしなー。
一浪したお金返さないかんな。
と私は卒業後香川県に帰り就活することを決意しました。
4. 文字打ちアルバイト
就活するぞ!と地元の香川県へ戻った私。
しかし専門学校の挿絵スキルが使いたい私にできる仕事は全く無く、唯一見つけたのがIllustratorに文字打ちをするという簡単なアルバイトでした。
そこで出会った上司にずっと勧められていたのが、グラフィックデザイナーのお仕事でした。
センスがあると思う。社内にデザイナーがいるから教えて貰って、グラフィックデザイナーの仕事をしたらどうだろう?と言われました。
グラフィックデザイナー?私が?と半ば半信半疑。
上司に言われるまま、社内のデザイナーさんを紹介して貰った私はその人の作業を見ることに。
するとなんか見た事ある作業だったのです。
そう、専門学校の旅行チラシ制作と殆ど同じだったのです。
そこからアルバイトをしながら、就活でグラフィックデザイナーを探すようになりました。
5. 内定獲得
有限の印刷会社に就職が決まりました。
そこは家族経営で、息子(専務)が社長へ世代交代する間際の会社でした。
面接にはありったけの手描きイラストと、専門学校の授業で作ったあの旅行チラシを持って行きました。
ひょろっとした髭面の専務はパラパラと私のポートフォリオを見たあと「いつから、来れますか?」と聞いてくれました。
「え?」とびっくりした私。
「このチラシが作れたら、何でも出来るよ!はははっ!」
と専務が見せたのは、あの旅行チラシでした。
「あのっ!それは専門学校の授業で、ただ真似して作っただけです!!」と私。
「うんうん!真似で十分だよ。」と笑顔で専務は私を採用してくれました。
真似で十分??なんで???
と私の頭の中は、クエッションマークだらけでしたが、暫く勤めてすぐにその意味を理解するのでした。詳しくはまた次の機会に。
6. 最後に
こうして私のグラフィックデザイナーへの道が開いたのでした。
あの専門学校で習った、旅行チラシを作ってみるって、大事だったんだなってずーっと思ってます。
だから、いつか希望者がいたらセミナーを開いて教えてあげたい。就職だって出来るよ!ってアドバイスしてあげたいな。
おうち時間が増えだしたこの時代。
副業でグラフィックデザイナーもありですよ!
クラウドワークスとか副業のサイトも増えてるしね!
と、言うわけでセミナー希望の方は連絡お待ちしてます(笑)
SNS(Twitter・インスタ)のDMでも、サイトのお問い合わせからでも何でも結構です。
どうぞ、よろしくお願いいたします!お気軽にフォローください♪
では、また!川淵でした〜。
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