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漫画みたいな毎日。「サザエさん症候群を心の片隅に。」

 私は、現在、サザエさん症候群を発症している。

サザエさん症候群とは、日曜日の夕方から深夜、「翌日からまた通学や仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になることの、日本における俗称である。

ウィキペディアより引用。


既に、先週から始まっている幼稚園。自主的に夏休みを延長中である。
なかなか足が向かない。夏休みが楽しかったなら、尚更である。

夏休みが終わることが憂鬱になる子どもたちがいても、そりゃあそうだろう、と思う。ちょっと面倒な気持ちだったり、もっと家でゆっくりしていたかったり。

小学校も月曜日から始まった。
月曜日からの始まりは、なかなかハードではないだろうかと思う。

感染症がいつまた拡大し、いつ休校になるかもわからない状況だから、カリキュラムを終えておかなくては、という理由もあるだろう。

子どもたちだけではなく、先生たちも、いきなり月曜から金曜までびっちりとはなかなかキツイものがあるのではないだろうかとも想像する。

果たして、このまま放っておいたら、「そろそろ幼稚園に行くかな~。」という気持ちになるだろうか。

行きたくないと思っていると、行きたくない理由ばかりが、いくつでも浮かんでくる。こんな時の私の思考の癖である。

やりたくない、の言い訳も同じように、これでもかと浮かぶこともあったが、最近では、「やりたくない」をそのまま受け止めている。


とにかく、末娘が行くと言えば、それに従うのみだ。

今のところ、末娘もまだ夏休みを満喫しているので、それに甘えてサザエさん症候群は、何処か心の片隅にそっとしまっておこうと思う。

末娘が、幼稚園に行くというタイミングは、ある日突然やってくるのだから。

それは既に経験済だ。


タイミングがきたら、何も考えず、とりあえず幼稚園に向かえばいいのだ。

あれこれ、考えるだけ、無駄なのだ。

学校も、会社も、自分で「ここまで夏休みにします!」とか、「今日は行くけど、明日は休みます。」とか、そんな感じにできたらいいのにと妄想する。仕事でも勉強でも、やるべきことが決まっているのであれば、あとは、毎日でなくても、最終的にその地点に到達していたらいいのではないかと思えるが、なかなかその様な考え方は受け入れてもらえないのだろう。

毎日、学校にいくことが評価される。
毎日、会社に出勤してなんぼ。

子どもたちが、ちょっと学校を休むと、「癖になるから」と心配する大人たちをたくさん見てきた。「ズル休みって言われちゃうから・・・」と頑張って学校に行く子も見てきた。

大人も、子どもたちも、きっと、たっぷり心ゆくまで休んだら、休むことにも飽きるんじゃないかと思う。

夏休み明けの子どもたちの辛さを、耳にすることもあるが、その辛さを子どもたちは自分の中でどうしているのだろうか。

「行きたくない」は、夏休みが楽しかったからかもしれない。
「行きたくない」は、学校で難しいことがなにかあるのかもしれない。

その理由もそれぞれだろう。

私が幼稚園に足が向かない理由は、「ちょっと心が疲れている」からだと、
自分では思っている。静かにしていたいなぁ、と身体も心も主張する。

私が今、その状態で困っていないから言えるだけなのかもしれないけれど、
「行きたくないなぁ・・・」を無理にどうにかしなくてもいい気がしている。

それでも、行かなくてはならない時は、「行きたくないなぁ」を心の隅に抱えつつ、行きたくないながらも、なんとなくやり過ごす時があってもよいと思うのは、私の甘い考えだろうか。


それにしても、ある時から、サザエさんが私より年下になったことに、何度でも驚くことができる。

サザエさん、永遠の24歳。

スーパーの懸賞応募ハガキに素で〈27歳〉と書いてしまう私も、気分だけは、永遠に27歳である。

とりあえず、今日は、サザエさん症候群を片隅に抱えつつ、明日からのことは、片隅において、子どもたちと買い物にでも行くことにしよう。


学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!