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学校に行かないという選択。「先生の仕事って?」

学校に行かない選択をしている我が家の子どもたち。

先生たちと顔を合わせたり、連絡事項の伝達もあるので、月に2回くらい放課後の学校へ行っています。(生存確認の意味もあり、3週間以上空けずに顔を合わせるように、お達しがあるのだそうです。先生たちも、大変ですよね・・・。)

長男と二男、担任の先生とのやりとりも、本当にそれぞれの性格がでます。

二男は、〈地顔が笑顔〉で、本人が笑っているつもりがなくても、基本的な表情が〈笑顔〉なので、なんだか、こちらも笑ってしまうことも多々あります。

そして、学校に行くことを面倒に思っているにもかかわらず、先生とのトークに備えて?「先生がこの前みたいっていってたから」と、自分の作った工作や、折り紙や、興味を持っている恐竜の図鑑などを、せっせと用意して、手提げに詰めたりするのです。

サービス精神というか、親切というか。

二男は、「楽しいことが好き」なので、「学校にいくという自分にとって然程、楽しいことではない事柄」を「できる限り楽しい時間にしよう」と自分なりに工夫しているように見えます。先生とのトークの時間も、自分が今、興味のある事を様々丁寧に紹介しており、「サービス満点だなぁ~」と隣で眺めています。

気を遣ってるのかな?とも思うのですが、多分、「できる限り、自分が楽しくなる選択」を彼はしているのだろうな、と思います。そういう生き方の方向性って、いいなぁと思います。

一方で、長男。

長男は、基本的に愛想を振りまかないタイプなので、先生と挨拶を交わしても、ニコリともしない。ここまで自分を貫けるのって、ある意味うらやましい・・・と隣で見ていて思います。先生、スミマセン。愛想なくて。

担任の先生も持ち上がり2年目の方で、長男の様子にも我が家の暮らしぶりにも理解を示していただいているので、本当にありがたいです。

長男もこんな様子なのですが、担任の先生のことは、嫌いではない、信頼をおいているようです。先生が担任を持ち上がったことが、わかった時にも、「先生が担任で良かったよ!あ、学校には来ないけど!」と言っていました・・・。先生にしてみれば、喜んでいいのか、複雑な心境だったかと思いますが・・・。

小学校の裏には、小さな池があり、外来種のカエルが発生したことがありました。長男は、外来種の防除のお手伝いをしているので、その池が気になってしかたがない。

でも、現在、池の周りにはロープが張られていて、子どもたちが近づかないようになっているとのことでした。

担任の先生に、なんとも、不躾な様子で、「池に行きたいんだけど。」というと、先生が、「校長先生の許可があれば、いいと思うよ。」と。「じゃ、校長先生に聞くから、会いにいくか。」

まさに、傍若無人。

担任の先生が、付き添ってくださり、校長先生に池へ行く許可をもらいに。

母は、二男の先生と話しており、同行しませんでした。

・・・行かなくてよかったのか?と思ったけれど、そこまで失礼なことも言わないだろう・・・多分・・・できるだけ、言わないといいな・・・ははは。

しばらくして、担任の先生と戻ってきた長男。ご機嫌な様子で、「校長先生に池に行く許可もらった!ちょっと、池を見にいってくる!」と姿を消した。

帰宅する車の中で、「カエルも居なかったし、池が干上がってたよ。」と長男。

「校長先生と何か話したの?」と聞くと、

「あ~校長先生にアズマヒキガエルを探したいっていったら、〈毒があるから心配だな~〉って言ってた。家でも飼ってるよ、って言ったら、〈それは、心配だな~〉っていうからさ、専門家の人が友達にいるから、ちゃんと色々聞いてやってるから、大丈夫だよって言っといた。」

なるほどね。

「学校の先生は、心配するのが仕事だから、仕方ないけど、心配しすぎだよって言ったら、校長先生も担任の先生も笑ってた。」


そ、それは、笑ってたっていうか、苦笑いってことですよね・・・。

帰宅して、この日の話を夫に伝えた。

私が、「親がそう言ってるって思われてるかもね〜。」と言ったら、「ホントだな~。顔合わせにくいよね~。」と夫は、苦笑い。

「え?そう?別に、顔合わせにくくないよ。だって、私と長男は別の人だから、彼が言ったことで、私がどう思われても、気にならないけど。」と返したら、

「・・・遺伝ってすごいね。長男とそっくり。」と笑っていました。

「だってさ、事実は、自分が知ってるから、相手がどう考えるかは、自分の問題じゃないでしょ。」

と、夫に言った後、その言い方やら、言い分やらが、長男そのまんまだった自分に笑ってしまいました。

遺伝、恐るべし。

ちょっとは、二男のやわらかさが逆遺伝しないだろうか、と考えてる母です。




学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!