2019.2.28(木) 書いた文章が読まれる嬉しさと、演劇を作る面白さ

もう2月も終わってしまいましたね。
日々が過ぎていくのが本当に早いです。
でも、最近暖かい日もあったりして、やっと長い冬が終わって春が来るのかなぁと思うと、ちょっとウキウキしたりもします。

でも、こうやって過ぎていく日々を毎日記録として書き残すというのは、なんだかとてもいいなと最近思います。
今まで書いた日記を読み返したりはまだしていないんですが、数ヶ月も経ったら、あの時はこんなことを考えてたのか?! なんて、きっと思うんでしょう。
それがこの日記の価値かなと思っているのです。

それで、昨日書いた日記がびっくりするくらい読まれてまして、ビュー数もスキ数も過去最高記録です。
やっぱり、noteを書いている人には「書く」ということをテーマに書いた文章というのは刺さるのかもしれないですね。
なんとなく、そんな傾向があります。

それに、なんと日記に書いたイベントの登壇者、山田ズーニーさんご本人にお褒めの言葉とともにリツイートしてもらったのが嬉しかった!
記念に貼っておきます。

このズーニーさんのリツイートと、SUSONO公式さんにリツイートしてもらえたので多くの人に読んでもらえたというところはありますね。
拡散力大事。

以上が昨日あった、書いた文章が読まれて嬉しかったこと。
そして、演劇を作る面白さを感じたのはこちら。

この本は、六本木のアカデミーヒルズで仕事の気分転換に本棚を見ていたら、たまたま目に入ってきたんです。
おおっ?! と思って、最初の数ページを立ち読みしたら、これが面白くてやめられない。
仕事中にこれはまずいと思って、棚にいったん戻すとすぐにスマホでAmazon検索、Kindleの電子書籍をポチり。
帰りの電車から読み始めて、この数日の移動中に一気に読んでしまいました。

この本、「劇団☆新感線」や「第三舞台」の演劇プロデューサーの細川展裕さんの自叙伝です。
自叙伝ってあんまり読まないんだけど、この本はすごく面白くて、引き込まれました。
何が引っかかったのかと言うと、まず「演劇」という世界について。
それから「演劇をプロデュースするという仕事」「劇団☆新感線」「鴻上尚史」という、これらの事柄にちょうど興味があったからなんでしょうね。
今だから面白く読めたという部分もあるかもしれません。
ちょっとね、そっちに片足突っ込もうとしてるしね。

「劇団☆新感線」の舞台を初めて見たのは、本当につい最近のことで、豊洲の360度客席が回転する、IHIステージアラウンド東京で行われた「髑髏城の七人 花鳥風月」の「シーズン鳥」。
阿部サダヲさんが主演の回ですね。
2017年の夏でした。

客席が回転するステージの舞台装置もさることながら、豪華なキャスト陣に歌にダンスに殺陣と、そのエンターテイメント性に度肝を抜かれました。
その後、「メタルマクベス Disc1」も同じ会場で観て、これもまたすごかった。

その印象が強烈だったので、その舞台ができるまでのことを知りたいと思ったんですね。
僕は演劇を始めてから演劇の舞台というものを意識的に観はじめたので、まだ4年も経っていないし、劇団☆新感線を知ってからもたった1年半くらいしか経っていないので、演劇や劇団の歴史に疎い部分があります。
ここまで大きな公演を打つようになるまでにどんなことがあったのか、裏ではどんなドラマがあったのかと読みながらワクワクしました。

たしかに、舞台を作るのには並大抵の苦労ではなかったりするのだけど、著者の細川さんが「人生は、縁と運!」と言い切る通り、縁と運と努力で先行する誰もいない道を切り開いてきたんだなと、素直にすごいと思いました。
劇団☆新感線や鴻上尚史さんの第三舞台のファンだったり、演劇の舞台を作ることに興味がある人は、ぜひ読んでみてほしい本です。

細川さんは言います。

そもそも演劇は、生活必需品でも、公共料金でもありません。好きで勝手に始めて、観た人に喜んでもらえたらいいな、また来てくれたらうれしいな、ずっとやりたいな、という単なるわがまま三昧な所業です。

「わがまま三昧な所業」とバッサリ切り捨てるあたり、すごいなと思いますけど、でも本当にそうですよね。
別になくても飢え死にはしないし、凍え死にもしないんです。

でも、その「わがまま三昧」を必死で人生をかけてやってくれる人がいるから、それを見る僕らも生きることに楽しみを加えられるんだよなと思います。
ライブで、生身の人間がやるから起きる奇跡があって、だからこそ伝わるものもあって、これからの時代、そういうものこそが貴重で大切な価値のあるものになっていくと思うんです。

だから、演劇プロデューサーという仕事は面白いのだろうし、演劇を作る、伝える仕事もまた面白いんですね。

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