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経営者は何でもできるべきか、できなくてもいいのか

こんにちは、トキワ(@etokiwa999)です。

6月からひたすら国内の営業活動をしていて、完全にPR活動をサボっておりました、、、汗。再開します!!

さて今回はあまり万人受けしない問い系の記事です笑。(コロナ分析記事のバズり方をみて思った)

今までにも他にも問い系の記事を書いてきました。例えばこちら。

起業家の理想主義と現実主義 :理想を追うのか、現実的にやるのか
スケールという呪縛: どんなスケールを目指すのか

今回は経営者(創業者、起業家)は何でもできるようになるべきか、そうではなくていいのか、という問いで記事を書きます。

リスク抑制型経営者「経営者は何でもできるべき」

まずはこちらの意見のメリットとデメリットから。

まずメリットは分かりやすいですね。営業も、開発も、資金調達も、PRも、採用も、全部できたら経営者の人件費だけでどんどん進んでいきます

もちろん経営者もマックス1日24時間までしか稼働できないし、病気になるリスクもあるので、どこかのタイミングで人を採用することになりますが、採用したとしても明確に経営者よりできる人を採用できます

開発のことが分かっていれば、どれぐらいの工数でなにが作れるのか分かり、採用する際にそのエンジニアがどれぐらい優秀かが分かります。

経営者がディレクターとして機能し、細かく管理することができます。

一方でデメリットは、往々にして従業員を信頼しきれず管理しすぎる「マイクロマネジメント」になってしまいます。ザ・嫌な経営者像ですねー笑。場合によってはパワハラにまで発展してしまうでしょう。

また、そこから人に任せることができなくなって経営者が事業加速のボトルネックになってしまうことです。従業員一人あたりの想定成果(LTVなど)が分からないので、資金調達に苦戦します。

こういった経営者は思想的に性悪説で、ネガティブで、リスクを抑えるのが得意と言えるでしょう。

巻き込み型経営者「経営者はダメでいい」

次は全く逆のタイプ、経営者が全然仕事ができない場合です。

このデメリットは分かりやすいですね。採用しないと事業が進まないので人件費はかさみます

それに工数の見積もりができないので、作業に対して過剰に高額請求される可能性もありますし、資金調達の金額が足りないことだってあるでしょう。

一方でメリットもちゃんとあります。それは人に任せることができることです。

従業員は信頼されている感じと権限委譲によってどんどん成長します。フラットな組織となり、コミュニケーションもしやすくなります

こういった経営者は思想的に性善説で、ポジティブで、どんどん人を巻き込むことができるでしょう。

両極端の中庸(Golden mean)はあるのか?

これら2つは両極端ですが、経営者という人間は残念ながら(?)だいたい実際に極端な性格です笑。

ただ4年間、肩書だけでも経営者をやってきて思うことがいくつかあります。

まず、リスク抑制型経営者は人に任せられるようになったとき進化しますし、巻き込み型経営者は仲間から色々教えてもらって知識がふえたとき進化します。

次に経営者は営業か開発のどちらかをできるようにしたほうがいいでしょう。営業ができればエンジニアと、開発ができれば営業と一緒に事業をスタートでき、最低限のプロダクトで成果をつくれて資金調達できます。

そして最後に、経営者に一番必要なスキルは何のために会社を運営してビジネスを行うのか、というミッションを持つことです。

これは「顧客のペインがすべてを決める」でも書きましたが、ミッションがあることで狙いたい市場(顧客)も、採用も、資金調達も、PRも、さらには経営者のやる気も決まってくるからです。

究極、経営者はこのミッションさえ語れればいいと思います。あとは営業とエンジニアを採用して3人体制からスタートでもいいでしょう。

最後に私はというと完全にリスク抑制型経営者です笑。ただ最近優秀な人を採用し、誰になら仕事を任せれるか分かってきました。引き続き頑張っていきます!!

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