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起業家50人に聞いた!新型コロナで伸びる市場「コロナ経済カオスマップ」(随時追加)

こんにちはトキワです(Twitter: @etokiwa999)。普段は格安スマホ向けOSの開発をして、新興国では農家、先進国では社用携帯として展開しています。(詳細はこちら

先週、「起業の科学」著者の田所さんと一緒に起業家飲みを開催しました。17名ほどの起業家に集まってもらえました。ご参加ありがとうございます!

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開催のきっかけは僕のこちらのFacebookへの投稿でした。

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起業家の良いところってすっごいポジティブなところです。ポジティブなおかげでどんな経済状況でもチャンスとしてとらえることができます。

さらに起業家は行動力もあります。どの市場にチャンスがあるのか調べ、それを見つけたらすぐにビジネスとして展開していきます。

統計や報道、流行として上がってくる前に、起業家は最前線でそれらの情報を知っています

僕もちょうど毎日の新型コロナのメディアの報道や、SNS上のネガティブな投稿に疲れていたり、あまり人と会えなくて気分が下がり気味でした

でも起業家に会えば元気100倍です笑

そんなこんなで、自分自身が元気になったのと、起業家の話がとても面白かったので、僕の周りの起業家にも、今それぞれの業界で何がおきているのか、どんな市場が盛り上がっているのかを聞いてみました。

結果、50人もの起業家に聞くことができ、検索では得られない情報やアイデアを知ることができました

さらに、その情報を眺めてみると、大きく3つの市場に分類できることが分かりました。

それは「新型コロナへの対策の種類」です。この種類ごとに市場が生まれています。こちらにそれを絵で表現しました。それでは1つずつ紹介していきます。

コロナ経済カオスマップ

1、新型コロナに最も近い対策「医療現場」の市場

新型コロナによる感染拡大を防ぐために医療の最前線では、重要度の順に並べると以下のようになります。

1、ワクチンの開発、投資
2、重症患者の治療、人工呼吸器
3、患者の入院や応急処置、院内感染の防止
4、感染しているかどうかの診察、普段来院する人への診察対応
5、感染予防の啓発(咳エチケット、手洗い、消毒など)
6、個人の感染予防の努力、差別防止

このすべての段階で解決策が足りていません。解決策が足りていないからこそ、そこに市場が生まれます。

1、研究開発するための人材や医療機器、情報の整理・共有
2、治療時の医療機器、マスク・フェイスシールド・防護服、場所、治療方法の知識、清掃・除菌、IoT検査機器
3、病床の確保、看護師、アルコール、応急措置に使う薬
4、検査装置、オンラインの診察、処方箋
5、SNSの投稿、本の出版、テレビ、情報を分かりやすくするデザイン、デマをなくす
6、マスク、自分でマスクを作るためのミシン、衛生用品、洗剤、手袋、免疫を高める食品・飲料、免疫を下げたままにしないようにする風邪薬・痛み止め

医療について素人の僕でもここまで思いつくので、現場ではもっと色んなニーズがあると思います。

2、次の対策「接触しない」「外出しない」の市場

医療の次に重要な感染対策が「接触しない」「外出しない」ことです。

感染した人がくしゃみや咳をすると、対内から外にウイルスが飛びます。飛んだウイルスが、感染した人の手について、その手で触れた物にウイルスが付着します。

その物を別の誰かが触ります。その人の手にウイルスが付着し、その人が目や鼻など粘膜の部分に触れるとウイルスが体内に入ります。

もちろん、感染した人から出たウイルスが手に触れなくても、物に付着しなくても、直接ほかの人の粘膜についてしまうこともあるでしょう。

これを防ぐには「物に触らない」「人と会わない」ことが重要になってきます。密集・密閉・密接を避けるのも同じことです。その結果、不況の市場はたくさんあります。

買い物に出かける:百貨店、アパレル、インバウンド商品(化粧品・一般薬・チョコレート)、免税店、土産物ショップ
移動関連:タクシー、電車、高速バス、クルーズ船、ガイド、飛行機、空港
外国人材に頼った産業の労働者不足:農業、看護、介護
人と会う・遊ぶ・接する:カラオケ、ライブハウス、冠婚葬祭や入学式など、その他イベント、外食(居酒屋・ナイトクラブ・バー)、結婚式関連、スポーツ観戦の場所、美術館、映画館・映画製作、美容院、レジャー施設、風俗店
誰かが使ったものを使う:スポーツジム、テーマパーク、ホテル、旅館、民泊
物が移動できない:製造業(半導体、電子デバイス、自動車など)、旅客運輸
給料が減る:消費者の消費が落ちる
全体に関連して:石油、広告

この不況によって生まれる市場もあります。

資金調達支援(行政や金融機関)、行政へのオンライン申請、経営戦略の見直しやマーケットリサーチ、倒産した会社の売買、オフィス家具買取、底値の不動産売買、コストダウン系、法的な家賃支払いの交渉・雇止めの交渉

逆に、物に触らない・人と会わないで、やりたいことが達成できるなら、その手段のニーズが急激に増えます。

電子マネー:誰かが触ったお金に触りたくない
電子サイン:ハンコを捺印するために出社したくない
本人確認(e-KYC):運転免許証を会って見せなくてもその人が本人だと確認できる
非接触で操作できるデバイス:誰かが触ったタッチパネルに触りたくない
三密のオンライン化:銀行、郵便局、税務署、学校、病院などの業務、イベント・コンサート(ShowroomやVRコンテンツなど)、飲み会(酒類・つまみも含む)
職場の会議:パソコン、各種ビデオ通話、ネット回線、Webカメラやマイク、机と椅子、モニター、照明、議事録(民間も行政も同様に)
買い物支援:EC(ネット通販)、誰か代わりに買ってきてくれる、配送のための物流、自動運転、ドローン
コミュニケーションツール:特化型ビデオ通話ツール(例たくのむ)

3、「家にいる」「人と会わない」結果から生まれる新たな市場

2番が解決されたからといって、それで全部問題なくなるわけではありません。新しい問題が生まれます。

平日も、土日も家にいて、多い人は合計84時間も人と会わなくなるかもしれません。(平日の12時間、土日の12時間)

平日日中に人と会えたとしても、約40時間も人と会わなくなります

それから出勤時間を削れるので、片道30分~1時間の通勤時間だった人は、1日1時間から2時間もの新しい時間が生まれます

普段の生活を大きく分けると、プライベートと仕事になります。

プライベートでは普段しないこと(もしくは普段してることをさらに)をします。(BtoCの領域です)

【プライベート】
:料理(調理器具やレシピ)、フードデリバリー、冷凍食品・レトルト・缶詰・カップ麺、サプリ、完全栄養食(卵が買えなくて)、近所のご飯のシェア、自炊の栄養提案してほしい、質のいい食品(チーズケーキやピザ)
運動:マッサージ機器、ヨガマット、筋トレ器具、トランポリン、オンラインで他人と一緒にエアロバイク(例Peloton)、ダンス
遊び:折り紙、粘土、絵の具、トランプ、UNO、シャボン玉、塗り絵
学習:読書、オンラインの英会話や着付け教室、絵本・児童書、自分と向き合う(マインドマップ、哲学、内省)
娯楽:ゲーム(オンライン・テレビ)、動画配信サービス(Netflixなど)、ラジオ、ポッドキャスト
その他:家庭菜園、キャンプ(誰もいないところに行く)、5G&VRで人と一緒にいる

仕事では家が職場化する(リモートワーク)ことになります。(BtoBの領域です)

【仕事】
職場環境:リノベーション、SOHO化、自宅のスタジオ化、自宅収録用のマイク等機材、防音設備、ネット回線のセキュリティ強化、新型コロナ対策の空調、気軽なオンライン雑談、社員が働いてるか確認したい(サボり防止)
働き方:副業・複業、面接時間に制限がなくなる、クラウドソーシングでまともな人に出会いたい(例プログラミングテスト)、どの場所からでも採用できる
働く場所:地方移住の支援(オンライン内見、引っ越ししたらすでにネット回線も完了など「疎開パッケージ」)
オンラインを前提にした売り方(営業・マーケ):ECやSNSの利用、顧客にツールの使い方を教える、無料体験・フリーミアムを試す

また、ずっと家にいたり、人に会わなかったり、先行きに不安になったりすることで、ストレスを普段よりため込みやすくなります。これが虐待やDVにもつながっています。

孤独解決:結婚相談所の登録、Zoom合コン、Zoomキャバクラ・ホスト
心の安定:オンラインで「匿名で知らない人」「内科医」「ソーシャルワーカー」に相談できる、
避難所の確保:DVや虐待の被害者向けホテル(シェルターとして)、いつも部屋に一緒にいすぎて仲が悪くなる人の一時的な心を落ち着ける場所

ざっとこんな感じでしょうか!

結局、起業家に聞くだけでは物足りなかったので、自分でもいろいろネット上で調べてみました。

今後1-2年この状況が続くとなると、(さらにこの状況が常態化するようになるとしたら)明らかに既存のビジネスは見直したほうがいいと改めて思いました。

すべてのビジネスパーソンがうまくいきますように!

最後に私たちの事業を紹介します。まさに重要インフラの一つであるデジタルにおいて、私たちは月額500円で端末をレンタルできる社用スマホを開発・販売しています。詳細は以下のリンクからご覧ください。

上記内容が参考になったらフォローお願いします! https://twitter.com/etokiwa999

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