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英国でフィットネス教室が再開されて、一番喜んでいるのは?

先月半ばから英国ではフィットネス教室が再開し、これまで制限されていた室内でのグループレッスンも出来るようになりました。

英国政府が作成したロックダウン後のロードマップは4つのステップに分かれていますが、現在はステップ3に緩和された状況。ワクチン接種が進んだことによる効果に加え、病床圧迫の懸念低下や、変異型によるリスクも十分考慮された結果、緩和要件を満たしたと判断されました。来週21日(月)にはステップ4への最終的な制限撤廃が期待されています。

▼4段階のステップとスポーツ活動に関する動き
【ステップ1】3月8日~ 学校再開。屋外での運動許可(人数制限あり)
       3月29日~ テニスコートなどの屋外スポーツ施設が再開
【ステップ2】4月12日~ ジムなどの屋内レジャー施設が再開
【ステップ3】5月17日~ スタジオでのグループレッスンが可能に
【ステップ4】6月21日~(社会的接触に関する法的制限の全廃予定)

何が変わった?

今回はイングランドにあるスポーツジムの現状をご紹介しましょう。風船の飾りつけになんだか嬉しさが表われていますね。

入り口のバナーには「CLASS IN PROGRESS」(クラスがすでに再開されていますの意味)の文字と、アプリの写真。希望のクラスはアプリを通じて予約します。また、リアルタイムでジムにいる人の数も表示されるので便利です。

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安全性についても十分な対策が講じられており、安全な環境で最高のパフォーマンスを発揮できるように配慮されています。ジム内に入ると、「距離をあけ、手をよく洗い、器具用の消毒キットを利用すること」などのルール書きが。手の消毒液が各セクションに設置されているほか、空気循環も滞らないようしっかり換気対策がとられています。

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マシーンやベンチの間には白い境界線。他人との距離を保つために、一つの白いスペース内には1人しか入れないよう制限されています。また、床の至るところに白いテープの✖印をつけることで、常にソーシャルディスタンシングが保てるよう工夫がされています。

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英国のグループエクササイズの団体EMD UKによると、コロナ前はおよそ486万人が毎週何らかのグループエクササイズに参加していたとの事(ちなみに英国全体の人口は約6,700万人)。

中でも、今回パンデミックの影響を最も受けたのは女性だとか。英国のジムの会員の54%は女性だそうですが、ヨガやサイクリング(スピニング)等のグループでやるワークアウトに参加する女性は7割強にのぼります(UKActiveより)。

メンタル面で辛い状況にあった人だけでなく、グループレッスンで生計を立てていたインストラクターなど、経済的打撃を受けていた人たちもいるでしょう。グループレッスンの再開を一番喜んでいるのは、そういった女性たちかもしれませんね。

世界中の人々が、心身共に一刻も早く健康を取り戻すことができるよう願わずにはいられません。

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