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“シンプルに面白いこと” を考えた先に見つけ出したSun*という場所

戦略コンサルとして培ったビジネス力

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僕は2020年にSun*のビジネスデザイナー兼経営企画として入社しました。

新卒では、総合コンサルファームに入社し、約13年ほどさまざまなクライアントの成長戦略策定、新規事業開発、中期/長期経営計画策定、業務改革などに関わってきました。入社時は、ITコンサルとしてプロジェクトに入ったのですが、リース会社の全社改革というテーマで、全ての業務領域の業務の見直しと、それに関連するシステムの再構築という大規模プロジェクトでした。その後に戦略コンサル部署へ異動となり、主に自動車業界やリテール業界などの成長戦略や新規事業開発を担当しました。

戦略コンサルは、基本的に2、3ヶ月程度の短期間で解を出す必要があるため、いかに良い仮説を立て、最大効果を狙った検証・ブラッシュアップをしていくか、どのようにアプローチするかが重要です。戦略事業部への異動当初は、ここで求められる頭の使い方、スキル、仕事のやり方が、それまでの経験で培ったものと異なることに苦労しましたが、一方で、やればやるほど面白く、やりがいのある仕事であると実感していきました。

戦略コンサルが対応するテーマの幅は非常に広く、例えば中長期経営計画・全社的な方向性を見出す案件と、新規事業の構想や事業計画を作る案件は、必要となる知識やスキル・アプローチが異なりますし、挙げたらきりが無いですが、色んなことに興味を持ってインプットし、多くのプロジェクトをやっていく中でビジネススキルが培われてきたと思います。

また、正解の無い世界でその時点での解を出すために、一見泥臭くても物事を前に進めるマインドセットも染み付いたと思います。

本当に”事業開発”をしているのか?という疑問が転機に

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クライアントの事業開発を支援することが大好きで、一つのプロジェクトを短期で複数案件を同時並行的にやっていく事もあり、様々なテーマ・人との出会いや、プロジェクトのゴールをクリアした時の達成感や、面白さがあり、得られるものは非常に多くあります。

自分の性格にも向いてるし続けていきたいなと思っていましたが、新規事業の文脈では、事業の構想やビジネスモデルの設計、事業計画を作るフェーズが終わると、基本的にその後は戦略コンサルの領域から離れてしまうため、プロダクトへの落とし込みやプロダクトそのものを作ってローンチまで関わらないことへの違和感を徐々に感じていました。ここは、多くの戦略コンサルタントが感じることだと思います。

戦略策定、デザイン、プロダクト企画・開発をそれぞれ別の会社が支援し、一連の価値創造プロセスが分断されている、それによって起きる弊害が実態として多く存在し、本質的な事業作りとは何か?といった問いと向き合う機会が増えていきました。

「シンプルに面白いことを一緒にやろう」

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そんな中、友人きっかけでSun*を知りました。当時は転職意向は無かったのですが、カジュアル面談からはじまり、話を進めていく中で、経営陣や事業部長と面談して、ビジネス・テック・クリエイティブの三位一体で新しい事業やプロダクトを生み出すスタイルへの共感、そして面白い会社を創っていきたいというエネルギーや、自社事業でのマネタイズも含めた事業展開の志向、オープンに動ける環境・カルチャーなど興味を持ちました。そして最後の決め手は取締役と話し、これまで出会った中ではいなかった幅のある発想を持つ人で、一緒に世の中へ面白い仕掛けをしていきたいと思ったことです。

期待役割としては、全社の経営企画として、全社課題の対応や事業拡大・事業推進がメインで、また自分自身も興味ある領域でした。一方で、個人的には戦略コンサルとしてクライアントワークもやりたいと思っていたので、二足の草鞋でどちらもやったらいいという提案を受け、入社を決意しました。”色んなシーンで一緒に面白いことやろう”というのがシンプルに心地よいコミュニケーションで、世の中に新しい価値を生み出せる、その価値提供をもっと広く大きく提供できるポテンシャルを感じました。一緒に面白いことをやろうというシンプルかつ合理的で、Sun*は今までも世の中に新しい価値をは生み出してきたと思うのですが、さらに自分の経験をフルに使ったら、将来もっと大きな事を生み出せるな、と。

ビジネス・テック・クリエイティブが分断されていてはダメだと実感

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入社してすぐいくつかのプロジェクトに参画し、その中でもヘルスケア領域の事業支援をさせていただいています。その中でも印象的なものは、ヘルスケア領域での新規事業構想/プロダクト開発の案件で、私がビジネスモデルやビジネスプランを検討しつつ、UX/UIデザイナーが想定エンドユーザーの思考や感情・行動にディープダイブしてUX設計、プロダクトの具体化、デザインをやり、エンジニアが実現が難しい機能実装や課題をクリアしながらアジャイルでどんどん開発していく案件でした。まさにスタートアップそのものを体現している感覚があり、ビジネス・テック・クリエイティブの結合の重要性を改めて体感しました。新たに事業を産むには様々な必要条件を有機的に繋いでいく必要があり、ビジネス・テック・クリエイティブが分断されていると戦略的意図や背景うまく引き継がれず、プロダクトへ落とす過程で少しづつ意図とずれたものになってしまうんですよ。また、特に新規事業においては構想からローンチまでスピード感が非常に重要です。BTC三位一体で全員で連携して同時に動き本当の意味での重要性や理解度があがりましたね。あとはSun*メンバーの個々人の強さも認識し、ワクワクしました。

会社全体をエンパワーメントするのに必要なことは全部やる

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その上でSun*は、ビジネス・テック・クリエイティブの三位一体スタイルでやっていく事を前提として、価値創造を実現したい想いを持つ、より多くのクライアントをサポートできる会社にするべきだと思っています。ありがたいことに今は非常に需要が高く、それにに対して供給できてないのが現状です。「誰もが価値創造に夢中になれる世界」を実現することがビジョンですが、我々のリソースの状況で出来ないというのは、悲しいと思います。少なくとも、需要に対して供給できる状況にしたいです。

その先に、事業づくりの文脈で「ここにお願いしたら?」とより多くの方が伝えてくれるような状況に持っていきたい。このステップとして、中核事業のクリエイティブエンジニアリング事業(以下C&E事業)の拡大を図り、採用育成や事業運営の仕組み作りを強化をしながら、並行して自社事業を含めた新たなマネタイズの種まきをやり、3年に1回は新しい事業が生まれて成立しているような方向にしたいです。既にSun*として、プロアーティスト×ファンコミュニティサービス(MOOOS)を展開していますが、自社事業に関しては、それ自体が世の中をアップデートすることを目的としつつ、実際にやっていく過程で、思考・スキルの幅がある人材が育つと思うし、クライアントサービスにとってもより質の高いサポートができる流れを作っていけるのではないか思っています。

私自身は、C&E事業を盤石にするために何でもやるといった気概で、当面の活動はそこに集中したいと思います。その他の興味でいうと、Sun*内で何か自分で事業をやるのも面白そうだなと。先ほどお伝えしたように、事業開発に強い、優秀なメンバーがたくさんいるのと、クリエイティブなことをやりやすい環境なのでそういった挑戦も試みていきたいです。

持原芳尉 / ビジネスデザイナー兼経営企画
大手コンサルティングファームの戦略事業部を経てSun*に参画。成長戦略、新規事業開発、中/長期経営計画、アライアンス戦略の策定などの事業開発系をメインに、営業戦略策定や業務改革等も経験。Sun*では、経営企画として事業推進全般と、ビジネスデザイナーとしてのクライアントサービス提供・ディレクションを担当。


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