見出し画像

友人と自分のとりとめのない話「分かれた彼女とのやりとり」について。―別れたなら気にしなくていいんじゃない?―

 さて、色恋沙汰なんてどこでもあるお話です。このお話を始める前に、自分の恋愛経験を少しだけ書かせてくださいませ。

 自分は26歳の初恋が最後の恋となって、「ああ、誰かのために生きることってこういうことか」なんて思ってました。

 好きとも伝えて、「あなたが好きになってくれるように頑張る」とか、臭いセリフを吐いた記憶がありますね……。よくもまぁ、あんなセリフを自分が言えたものです……。

 ですが――――――

 相手が二股をしていて、嘘もついていたらしく……。

 それを他の人から聞いて、「ああ、恋なんてするもんじゃねぇな」となったタイプです。

 なので、寄ってくる女性はなんとなく避けてしまったり、身構えてしまったり……。今の職場環境的に女性がほとんど居ないので不自由はないんですけどね( '∀')


 一応、自分は生物学的には男です。

 いわゆる「男は恋愛をハードディスクに保存する」とよく言われますが、自分の場合は相手がひど過ぎてハードディスクごと引っこ抜きました。

 ということで、付き合ったことのない自分が、恋多き友人から恋愛相談されるという意味不明な状態ですが、ご興味あればお読みくださいませ(  _ _)


 まずは友人と彼女の関係を。

 友人と彼女は最近あまり直接会っていなかった。

 その間に連絡はしていたものの、彼女の反応はあまりよろしくなかった。


 そうして、友人は彼女の反応があまりにも悪かったので「直接会おう」ということになったらしいのです。

 二人とも結婚を視野に入れていたものの、「給料面から踏ん切りをつけられない友人」と「二十代のうちに結婚したい彼女」という状態でした。


 話し合いが始まり―――――――

 彼女は「友人のことを好きかどうか分からない。今、配信をしていて楽しい。自分と話をしてくれる人たちがいる。自分の時間を作りたい」と。

 友人は白黒ハッキリさせたい性格みたいで「なら別れるかどうか決めてくれ」と、彼女に言ったみたいで……。


 彼女は「別れる」と結論を言ったそうです。


 友人としては結婚も考えていたのに、「彼女は自分の時間を優先した」ということで怒り……。

 しかも、その配信を見ている中に、彼女とやり取りをしている人が居ることも知って、さらに怒りが込み上げてきたと。(しかも、ちょっといい感じになっているとか)


 そこで、友人は自分に「なにかに納得できない」と相談しにきました。


 友人の意識問題をまとめると、

「自分は結婚も視野に入れていた。けど、自分の給料面を考えてタイミングが難しかった。そんな中、彼女は配信をして楽しみを手に入れた。しかも、そこには男の影も見える。結局、目の前の俺(友人)ではなく、顔も見たことのない視聴者をとった」

 ということみたいでした。


 さて、恋愛経験のない私が恋愛の相談をされても困るのですが、友人から聞いた話をまとめて、友人のモヤモヤが取れるようにしなければなりません。

 友人の意見・感情などを、自分がまとめると、

「友人は彼女を想っていろいろ考えていたのに、彼女は配信しながら他の男といい感じになっていて、しかも別れるという結論に至ったことにむかつく」

 という状態。



 二人の立場を整理して、別れたことが友人にとってプラスであると思わせなければなりません。というか、別れた方がプラスなので、そういう方向へ持っていきます。


 友人に説明したことを書いていきますね。


 まず、結婚を視野に入れていても、彼女にそれを伝えなかった友人も悪い部分があります。

 言わなければ伝わらない。思いは口にしなければ分からない。

 日本の男は大切なことを口にしないから余計に質が悪いよね、と。(「言わなくても分かるだろ」みたいな上司とか、本当に意味が分かりません。)


 そして、配信という楽しみを得た彼女について。

 別に個人の趣味を否定する権利もなにもないので、好きにすればいいかなと。面白ければ続けるだろうし、つまらなければやめるだろうし。

 一人で楽しめることがある分には、人生が楽しくなるので勝手にすればいい。多くの人との出会いとやり取り、その経験が人生を豊かにするので良いかと。


 あと、配信先で男といい感じになっている、「別れる」という選択肢を選んだことについて。

 これはつまり――――――

 結局、友人ではなくそちらの男を選んだということ。

 友人これについては「顔を知りもしない不確かな相手を選んだことにイライラする」と言っていました。


 では、ここで彼女の立場に立ってみましょう。


 彼女としては――――――

 友人といつになったら結婚できるか分からない。

 そんな時に、配信先でいい感じの男性が現れた。


 もしかしたら、友人よりも早く結婚できるかもしれない。

 もしかしたら、友人よりも金持ちかもしれない。

 もしかしたら、ここで失敗しても他の視聴者が居るかもしれない。

 配信なんてものは無限の可能性を秘めているので、やり始めでちやほやされると勘違いしてしまいます。彼女もまたそういう状態かと。


 つまり、彼女は友人を選ぶよりも、失敗したあとの取り返しがつきやすいんですよね。取り返しがつきやすいように見えているんですよね。

 最悪の場合は、別れ話をした友人を頼ればどうにかなるかもしれないですし。


 自分は友人に確かこう言いました。

「彼女が友人を選んだ場合のメリットと、配信先で出会うこれからの未知数の出会いのメリットを天秤にかけた時に、彼女は配信先の方のメリットの方が可能性があると考えたんじゃないかな」と。

 友人という一人の男性よりも、複数の男性の影がチラついている方が、確かに結婚への道のりは早いかもしれません。ということです。


 友人は「確かに一人だけじゃなく、複数人の可能性があるならそっちを取るか」と納得。


 自分はついでに個人的な意見を口にしました。


 彼女は今、その場の雰囲気に流されて、ちやほやされて喜んでいる状態。友人よりもそちらを優先したい気持ちも分かるし、可能性を感じるのも分かる。

 それに加えて、別れるという選択肢をその場で選んだ時点で、彼女は友人のことをその程度にしか考えていなかったということ。

 自分は「自分から離れていく人は、自分には必要がない人たち」と思っている。必要な知識・情報を吸収して、それ以上の成長が見込めないと思えば、自分はその人から離れていくから。

 つまり。友人にとって彼女は必要ではない存在だし、彼女にとっても友人は必要ではない存在だったということ。


 冷たく感じるかもしれませんが、本当に生きるために必要なものとはそういうものかと思います。


 本音を言うと――――――――

 男女関係って本当に面倒くさいですね……。

 解決するために話し合えばいいのに、どちらかが感情論に訴えようとする。本当の改善をしようとしない時点で、話し合いと言えるのかどうか……。



 ピンポンパンポン♪――――――

 自分の性格はひねくれております(; _ _)ゆえに友人を擁護することもありません。ただ、友人が無駄なことに悩んでいたので、自分の考えを伝えただけであります。

 ということで、こんなとりとめのない話を終わっておきますかね。


 悩みなんてものは、きちんと突き詰めていけば意外と分かりやすいものだったりもします。

 メリットとデメリット、相手の立場になってみると、意外と道筋が見えてきます。


 ――――――なら、なぜ解決できないのか。

 それは、解決策を導けても、実行できない環境があったり、解決策を考えられない精神的状態に追い詰められているからです。


 思考することは大切です。

 自分で考えることは大切です。

 でも、その先にあるものを、誰も丁寧には教えてくれない。


 なぜなら、それが実際に役に立つものかを説明することが難しいから。

 そもそも、思考することを出来ている人の方が少ないからというのもありますが。




 あとがき


 結局、数ヵ月後に友人の元彼女は「少し待ってくれるという選択肢はないの?」と友人に聞いたらしいです。

 友人は悩んでいました。

 なにを悩んでいるのかはなんとなく察しがつきますよね……。

「待つ」か「待たない」か。


 自分は友人に、

「保険として扱われることは不愉快で、それは彼女のわがままでしかない。自分の時間を保険と言う状態で過ごさせる彼女の意見は、自分勝手なものでしかない。それでも、彼女を待つというなら、別にとめはしないよ。その保険という状態を我慢できるなら」と伝えました。

 友人は納得しつつも悩んでいました。

 そのあとは話を逸らされたので、「これ以上は話しても無意味だな」と自分もそのまま放置。



 自分としては「誰かの代わりの役目を担う」なんて、そんなしょうもない人生を過ごすくらいなら独りで生きていく道を選びますかね。

 自分の人生の指針を、誰かに触られるのはとても不愉快なのです。


 ということで、やっぱり恋愛のいざこざなんてこんなものですよね……という話でした。


 長い文章に付き合ってくださりありがとうございました(; _ _)

人を変えることはできないけれど、誰かの心に刺さるように、私はこれからも続けていきます。いつかこの道で前に進めるように。(_ _)