【反省しております】海外マーケティング情報収集の重要性

最近、イノーバ創業当時にお世話になったSuitrix Japan社の岡田さんとお話をして、大変刺激を受けました。Suitrix社はシンガポール本社でグローバルに展開している、マーケ領域に特化したシステム開発会社です。SalesforceやAdobeのクラウドプラットフォームのインプリが得意な会社さんで、海外でぐんぐん伸びている注目の会社さんです。

岡田さんとお話して思った事が二つあります。一つは、やはりマーケの最新トレンドはアメリカが速いという事。Suitrixは米国のトップ企業と付き合いがあるので、持っている事例やノウハウが最先端だなぁと思いました。最近、海外情報収集をサボり気味だったので、ちょっと、猛烈に反省しています。

二つ目は、やはりBtoCの方が、BtoBよりも、マーケティングが先に進むという事です。そもそも、イノーバがコンテンツマーケティングに出会ったきっかけは、私が前職ネクスパス(※三菱商事とミクシィの合弁事業で決済領域やSNSマーケ領域の事業をやっていた)で、事業責任者をやっており、シリコンバレーを中心に米国のマーケティングトレンドを徹底的に収集したことがきっかけです。

当時私は、楽天出身という事もあり、一定、日本のECには知見があったと思うのですが、アメリカのECと日本のECのマーケティングレベルのギャップにかなり驚いた経験があります。その時に感じたのが、「日本はアメリカのマーケティングから10年遅れている」という危機感です。これを何とかしたいというのがイノーバ起業のきっかけでもありました。

僕が、コンテンツマーケティングを日本に紹介した当時は、特に、BtoBに絞っておらず、BtoCも、BtoBも、という事だったのですけど、BtoC領域は、SEO会社さんやクラウドソーシング会社とも競合するし、じゃあ、予算のある企業を狙うとなると、SEOは考慮しつつも、「ブランドの世界観」や「ブランドのメッセージ」をどう伝えるかとうクリエイティビティを追求する話になっていく。従って、ロジックが重要で一定単価が高く設定できる、BtoB領域のコンテンツマーケティングに特化したという経緯があります。

しかし、BtoBに特化した事で、マーケティングトレンドの感受性・アンテナは残念ながら下がってしまったように思います。

イノーバは、「マーケティングで日本を元気にする」という事を旗印にしていますので、マーケティングが遅れているBtoB領域を支援していくというのはとても重要ですし、これから伸びる市場なのは間違いなく、新規参入が続いている印象もあります。

ただし、海外のマーケティング情報の収集と、BtoC領域の最新事例を研究し、そこから得られる知見をお客さんに戻していくという事をしないとやはり「マーケティングで日本を元気にする」という事が出来ないと思いました。

猛烈に反省しています。

ここは来年度に向けて、改めて、考え直していきたいと思っています。

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