見出し画像

ミドルの転職奮闘記⑤~具体的な業務内容・労働条件は入社前に確認を!

<これまでの記事>
ミドルの転職奮闘記①~ミドルが会社を辞めたくなる理由とは
ミドルの転職奮闘記②~ミドルに合う転職サイトとは その1 リクナビNEXT マイナビ転職 編
ミドルの転職奮闘記③~自己都合でも失業保険を即、受給できる正当な理由とは
ミドルの転職奮闘記④~ミドルに合う転職サイトとは その2 doda、indeed、ミドルの転職 編

 しばらくこのトピックがご無沙汰してしまいました。
 理由は、その人の転職先が4月に決まり、6月から働いていたから👏
 なんですが、7月に辞めてしまいました。その顛末や、それを踏まえたミドルの転職の留意点を書いてみたいと思います。


募集内容との乖離

 辞めた理由は2つ。ひとつ目は、募集内容と実際の業務に乖離があったこと。
 決まった転職先は、ある施設の企画運営・広報でした。
 求人情報には、イベントの企画運営や施設の広報などを担当、とあり、業務内容には、実施しているイベントの企画・広報や運営、 取材の受け⼊れ、SNS運⽤などが記載されていました。
 しかし、実際の業務は、館内の安全管理や駐車場への誘導などが中心。
 仕事内容として、館内の開館/閉館準備が列記され、面接の際、館内運営もやっていただく、とは説明があったものの、毎日の消防機器や施錠の点検、駐車場への誘導、などは書かれていませんでした。書いてあれば、応募の段階で考えたと思うのですが……。

労基法はいずこへ

 もうひとつの理由は、休憩時間が明確に示されなかったこと。
 労働条件通知書が就職後に渡されましたが、そこには、
 (休憩○:○~■:■)と、休憩1時間が示され、「但し、個人ごとのシフトによる」と書かれていました。

 しかし、実際は「○:○」の時刻になっても明確な休憩の指示はなし。みんなデスクに座って、お弁当を食べています。そして電話が来れば電話を取り、駐車場の利用があれば対応する。連続して15分以上休みが取れたことはなかったと思います。
 そして一番疑問だったのは、一日のシフト表が一度も示されなかったこと。
 上席と話した際、上席は「この状況で休憩が取れないのは分かるでしょ。それに手の空いてる時間もあるのだから、合計して1時間の休みは確保できるでしょ。外出したって構わないですよ」と説明。「但し、個人ごとのシフトによる」と書かれていることに対しての明確な説明はなく、こっちから言わなくても自由に取っていいよ、とのこと。
 でも、ほとんど誰も離席せず、電話や対応がひっきりなしの状況で、1時間の休憩は取れないですよね。
 「そんなの現実から考えたら仕方ないじゃない」「うちの会社もそうだよ」なんて声も聞こえそうですが、ハローワークに相談したところ、明確な指示のもと、連続した1時間の休憩が法律上、義務づけられている、との説明でした。
厚生労働省のQ&Aにも、
「労働基準法第34条で、
労働時間が6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分
8時間を超える場合は、少なくとも1時間
の休憩を与えなければならない、と定めています」とあります。
 
 この休憩問題が決定打でしたね。

入社前に確認を

 転職って「早く決めたい」って焦るから、労働条件とかっておろそかになりがち。でも、

・本当の勤務内容
・労働条件
事前に確認することが大事なんだな、と反省を込めて切に思います。

 転職活動は振り出しに戻りましたが、この記事が転職活動中のミドルの皆さんにお役に立てれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?