見出し画像

ミドルの転職奮闘記①~ミドルが会社を辞めたくなる理由とは

 notoでカメラのことをたびたび書き、幸いにも多くの人に読んでいただいていますが、そもそもnotoを始めたのは、20年強勤めた会社を辞めたのがきっかけでした。
 ハローワークや東京しごとセンターの案内などによると、35歳から55歳は「ミドル」に括られるそうです。その世代に当たる私の転職活動を綴っていきたいと思います。
 あ、もちろん、今後もカメラのことも書いていきますので、よろしくお願いいたします。

辞めたきっかけ

 転職を決めたきっかけから、書きたいと思います。
 まず、精神的な問題が大きかったですね。
 長く務めたセクションの業務が会社の方針で縮小されることになりました。「他のセクションに行くことも視野に入れよう」と転部を希望。会社の人事方針もあり、転部となりました。
 ところがやはり合わない水というものがあるようで……。「前年踏襲」を是とする「後輩」のプレッシャー、自分が思う「常識」と、そのセクション(に矜持のある後輩)の常識との乖離。しまいに「そんなきれいごとばかりでは稼げませんから!!」と後輩に言われる始末。その結果、ノイローゼとなり、寝られない日々が続いてしまいました。
 そのことを年度末に人事へ相談したところ、わずか9カ月で異動。異動先では、ひとりでミッションを考え、成果をまとめてください、ということとなりました。
 が、その異動先で初日に上席に言われたのが「お前、○○をいじめたハラスメントで異動になったんだろ?覚悟しておけよ」……このことは忘れないでしょうね。
 驚いて人事に相談。結局、上席の発言に問題があるということで、上席は口頭注意を受けたようですが、モヤモヤは辞める日まで消えることはありませんでした。
 異動先でミッションを成し遂げ、年度末に会社の事務のトップから「残るか、異動したいか」と問われ、上席のこともあり、異動を希望しました。

管理される管理職、人を下に見る…。

 1年間のおひとり様ミッションから、また異動となった私。異動先で頑張るぞ!となったものの、なんだか部署の雰囲気が暗い。会話がないのです。この部署では何から何まで、報告・報告・報告。もちろん、サラリーマンの基本は、ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)。「ホウレンソウ」はこまめなほうがいい、なんて意見もあるのも承知しています。でも一応、私は管理職でした。取引先と人間関係を築きたい、ということだってあります。それまで管理されるのって……。例えば、メールの文面を逐一上席に添削されるのって、今時の常識なんでしょうか(そうだったらごめんなさい)。とは言え、何となく官僚的な部署の感じは私を暗くさせました。しまいには、“○○長がすべて決めることなんだ。お前の考えなんてどうでもいい。○○長に決めさせるのがゲームだ。”なんて言われて。上意下達の世界、それで上手く言っている組織。でも「管理職」って何だろう、と社内規定を読んでは悩む日々でしたね。
 暗くさせた原因はほかにもありました。
 それは、部内全体が相手先を下に見る感じでした。
 ・だから○○氏は取締役にもなれず、“あがりポスト”止まりなんだよ。
 ・どうせ早慶上智レベルじゃないんだろ。
 そんな声が出てしまう職場。うーん、
 取締役になれない=できない人なんでしょうか。
 早慶上智出身じゃないと仕事できないんでしょうか。
 早慶上智未満の私としては、なんとも居心地が悪かった。直接相手先に言わなくても、見下した態度って、伝わっちゃうんじゃないかな、って。
 ……会社を辞めた理由を書いたら、筆がすべっちゃいました。結局、長年勤めた会社だったのですが、家族にも暗い顔をしている、親しい先輩にも「あんなに明るかったのに、笑顔がなくなっていた」と言われる始末。
 ・精神的なストレス
 ・ガチガチに管理される「管理職」
 ・相手を見下す上司、同僚、部下
 
が耐えられず、辞めることに。
 会社への愛がなくなり、自分自身が明るく、自分らしく生きられなければ辞める。ピュアだね、って言われることもありました。でも、そんな人生のリセットを決意すること、ミドルにだってあるんです。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

転職体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?