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2022年2月の記事一覧

儚さの在処|詩作 1

儚さの在処|詩作 1

「こんなに幸せで良いんだろうか」と彼女は言った。

まるで壊れやすいガラス細工のような言葉で。

優しく、そっと、丁寧に。

透き通り、燦然と煌めいて。

僕はそこに儚さの在処を見た気がした。