日記 20240916
明日、9月17日は中秋の名月で、18日は、満月。
今月に入ってから何度目か、心の中でそう唱えてみる。これまでは特段意識してこなかったはずなのに、今年はなんでか月のことばかり気になっている。閏年だからかな、なんでだろう。
明日は晴れ予報だけど、明後日はもしかしたら月が見えないかもしれない。私は自他ともに認める晴れ女なので、どうにか天気よ耐えておくれと念じているところ。
最近、考えたり決めたことを記録するためのノートを買った。Rollbahnの、リングじゃないタイプの薄いノート。そのノートに、人生最後のシャーペン、と決めて去年買ったCARAN d'ACHEのペンキみたいな赤色のシャーペンで、あれやこれやと文字を書いている。今読んでいる『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著)に、自分の手で書いたものを人間の脳はよく記憶していられる、という内容が書かれていて、確かに配られたレジュメに線を引くよりも、自分のノートにメモしたものの方がよく覚えていたよなあと思い出した。もしかしたら、潜在的にその感覚を求めてノートを手にしたのかも、なんて思っている。
先週「紙博」に行って改めて実感したけれど、私はメモ帳とかポストカードとか、よく分からない質感の紙とかが本当に大好きだ。混んでいる展示場を3時間練り歩いて出会った何回もの一目惚れを、ちゃんと手にすることができて、心底心が満ち足りた。どれだけスマホが生活の必需品になっていても、パソコンで仕事をしていても、私は手紙を贈りたいしレシピはノートにメモしたいし、日々の思考は日記に書きたい。
アナログだし時代に逆行しているかもしれないけど、電子機器にはできない、自分だけのこだわりとお気に入りたちに囲まれて過ごすその時間は、いつだってちょっとご機嫌になれる生活の要素で、そうやって自分で自分の機嫌を取ることって、すごく大事だよね、と最近よく思う。
あと少しで日付が変わる。明日の今頃、綺麗な月が見えていると良いな。
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