見出し画像

すもも荘での暮らし-2023Summer-タエコさんの場合

神奈川⇔乗鞍:すもも荘 の乗鞍暮らしってどんな感じ?デュアルスクールも含めた、私生活24時間をうかがいました。

タエコさんのご自宅は神奈川。夫妻と2人兄弟の4人暮らしです。すもも荘へは、タエコさんと次男の2人でやってきました。定期的に神奈川と乗鞍とを往復することで、2つの拠点での暮らしをバランスよく暮らしています。

デュアルスクールと乗鞍暮らし

2023年夏からすもも荘で暮らし始めたタエコさん親子。8月後半から大野川小学校への通学も始まり、神奈川と2拠点生活。デュアルスクールと滞在先の選定は、今年の6月頃から各地に足を運んだり説明を聞いて検討したそうです。

すもも荘での暮らし

「決め手は“人”です」。のりくら自然保育 木のこの相馬蕗子さんとの出会いから、彼女が大野川小中学校でサポートをしていることや、乗鞍での暮らしに通じていることなどが安心材料のひとつだったそうです。地元出身、各地からの移住者、年齢や背景も多種多様な家族や地域の人たちと気軽に交流できることが、コンパクトな乗鞍ならではのコミュニケーションスタイル。

「身軽に暮らしを体験できる」すもも荘が学校の徒歩3分の距離にあり、食べ物と着る物があれば2拠点生活が始められる受け入れ先が整備されつつある地域だったことも、決め手の要因になったとのこと。

仕事と子育てと暮らしを、バランス良くワーケーションするには、本人たちの意思だけでなく、行政や地域との連携や、新しい暮らしや学び方への理解と共感しあえる人間関係が土台にあることで、柔軟な移住が可能になるようです。

にも記されていますが、ADDressを利用した多拠点生活で、ご自身と家族とが自然と連携・理解・協力していて、新しい暮らし方や学び方の実践を目の当たりにしました。

松本デュアルスクールとは

松本市の小中学校に短期間通学できる、新たな区域外就学制度「松本デュアルスクール」を開始します。 松本デュアルスクールとは 松本市と他都市の2つの学校双方で教育を受けることができる制度です。

松本市公式サイトより

小学1年生から中学3年生までの9年間は、住民票に則った就学先での通学が定められていて、それ以外の学区や学校に通学するためには、住民票の転出入が必要でした。松本市の区域外就学制度は最短で1ヶ月から、地域の異なる受け入れ先へ通学できるので、越境通学や親子留学とは異なります。

予定していた1ヶ月から、3ヶ月に滞在期間を延長

初めは、最短の1ヶ月で暮らしを開始しましたが、インタビュー当時(2023年9月中旬)「12月まで延ばそうかな、と家族と相談中です」と話されていました。暮らし始めてみるとあっという間に1ヶ月経ってしまい、お子さんも学校に慣れて来たことと、新しくできた友だちと「もっと一緒にいたい」という強い希望があったそう。

すもも荘での風景

8月から9月にかけて、夏から秋に季節が変わり、10月以降の乗鞍は本格的な冬に向かいます。複数の季節を暮らし体験するのにも、2ヶ月から3ヶ月の期間があると、良いのかもしれませんね。

週末だけ乗鞍に行って、その時期を楽しむのは観光でできますが、日々の自然の移り変わりを五感と共に味わえるのが、暮らしている醍醐味と言えます。

カーリースかレンタカーという選択肢

今は、マイカーを使用しているタエコさん。「マイカーを自宅に戻して、冬仕様のカーリースやレンタカーを借りるのを検討しています」とのこと。乗鞍の冬の運転には、スタッドレスタイヤや四輪駆動の車があると安心です。同じ松本市でも、降雪量や凍結期間の長さは異なるので、山間部での暮らしで車を用意される方にとっては、検討材料の1つになるかもしれません。

「出かけたい」場所がまだまだある

新潟の山間部で育ったというタエコさん。「私も自然豊かな環境の学校で育ちました」。今でも自然が大好きで、仕事の合間に乗鞍の各スポットへ出かけたいという気持ちと、フルリモートの仕事が忙し過ぎて「せっかく乗鞍で仕事をしているのに、今日も一日家の外に(お迎え以外で)出かけなかった」という現実とのギャップもあり、滞在期間を延ばしたいなとご自身も思ったそうです。土日は温泉に入りに行った時に、少し足を伸ばして散策したり、外食の機会を増やして地域の食や人に触れたりする機会を増やしているそう。

すもも荘で夏の花火

あったらよかったと思ったもの

【追加で持って来た・買ったもの】
・ハンガー
・冬用の布団
・調味料等いれるカゴ
・ハンドタオル(追加分)
・軍手
・ランタン(夜部屋でPC使う時に手元を明るくするためと、焚火する時に欲しいと思った)
・小物を入れるケース
・追加のタッパー

ある平日のスケジュール

06:30 起床〜
 洗濯(2〜3日に一回)
 白湯飲みながらメイクと学校のお便りチェック
 次男 朝食、習い事のドリル
08:00 学校送り
08:30 仕事、合間に週1程度掃除
12:00 昼食
13:00 仕事
15:50 学校お迎え
16:10 帰宅後、次男おやつと宿題
16:20 仕事
17:30 外の温泉(週0〜3くらい)
18:30 夕飯準備を次男と一緒にする
19:00 夕飯、Amazonプライムの映画等みながら
20:30 外の温泉行かない日はシャワー
21:20 次男、就寝
21:30 お酒飲むまたは仕事
22:00〜24:00 就寝

ある土日のスケジュール

07:00 起床〜
 白湯飲みながらメイクと学校のお便りチェック
 次男朝食、習い事のドリル
09:00〜 木のこ、市街地に買い物、観光など外出
12:00 昼食(外食)
17:30 外の温泉
19:00 夕飯(外食or買ってきたごはん)
20:00 映画や動画観ながら次男は炭酸、私はお酒タイム
22:00 次男、就寝
22:00以降、お酒飲むまたは就寝

タエコさんのSNS

インタビューと画像提供ありがとうございました。引き続きすもも荘での暮らしを楽しんでください!

画像提供:タエコさん

あとがき

お話しを伺う中で感じたことは、選択肢が複数ある中で、何を選ぶか、選んだ先でどう楽しく生きるのか。というタエコさんの姿勢や思考のまっすぐさです。地方自治体が、地域移住のきっかけや教育の新しい方針として始めた「松本デュアルスクール」ですが、各地域や学校、行政が関わる新しい枠組みのため課題が見え隠れしている部分もあります。実際に足を運んで、場所を変えて、人と会って話して、子どもたちと相談や対話をして、自分で工夫したり、人に助けてもらったりすることが、次の拠点での暮らしや、次に移住を検討されている方の礎にもなります。移住体験や多拠点生活を通じて、柔軟に受け止めて対応する力や、コミュニケーションを取って乗り越えて成長し共鳴し合う。暮らしを豊かにしていくのは、本人の意識や工夫次第なんだ、というごく当たり前のことが指針として見えました。

乗鞍すもも荘について

乗鞍すもも荘は、信州(長野県)乗鞍高原でアーティスト・イン・レジデンスを目指す、コリビングハウス&コリビングスペースです。

すもも荘への滞在希望の方は、オンライン相談or現地見学申し込みフォームにて必要事項をご入力・ご送信ください。

乗鞍すもも荘:https://sumomonorikura.com/
note:https://note.com/sumomonorikura
FB:https://www.facebook.com/sumomonorikura/
IG:https://www.instagram.com/sumomonorikura/
TW:https://twitter.com/sumomonorikura
Line:https://lin.ee/9UnYunYJ

line


もしよろしければサポートお願いいたします! サポート頂いたらすもも荘の運営に使用させて頂きます!