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ハラスメントは不滅、だから闘い続けるしかない

noteに書いてよかった

「ホワイト企業に入社したのに、パワハラでうつ病になった新入社員のおはなし」

思っていた以上に反響が大きいです。同じように苦しんでいる人がたくさんいるということなのでしょうか。

「自分も似たような経験をしていたので深く共感した。誰にも言えずに苦しんでいたが、記事を読んで自分の苦しみを認められたような気がした」
「私は怖くて会社に言えなかったけど、闘ってる姿に勇気をもらった」
「自分は幸いハラスメントを経験したことはなかったけど、まさかここまでひどいことが自分の会社で起こっているなんて想像もできなかった。眼の前で起こっていたら見過ごさず助けたい」

当時のことがフラッシュバックして、泣きながら書いていました。noteを書き上げるのに下書き含めて何百時間と費やしたと思います。

しかし、読んだ方からコメントをいただいて、届けたい人たちに届いた、発信した意味があったと達成感でいっぱいです。自分の行動が人の役にたっているという事実が、私の生きる源にもなっています

うつ病は休職してかなり回復しましたが、以前のような明るい笑顔は残念ながらあまり戻っていません…日々気力を振り絞って生きています。

主治医にはうつ病は何ヶ月、何年と回復にかかる人もいるから焦らないようにと言われています。

次の転職先では落ち着いた人間関係の中で、本当に叶えたい夢を実現できる仕事がしたい、私らしく生きられる環境を見つけたいと思っています。

闘いは終わらない

noteを発信して、改めて思ったことがあります。

「世の中はどんどん便利になって、社会は大きく変わっているはず。しかしパワハラやセクハラで苦しんでいる人は、まだまだどれだけいるんだろう?
私の周りの大事な人たちが、傷つけられて次々に会社をやめさせられているのが許せない。

確かに日本は経済大国で、治安や住環境は安定して整っているけれど、ハラスメントは絶えないし、自殺者は一向に減らない。会社がハラスメントを揉み消すのは日常茶飯事。こんなのおかしくないだろうか?自分の力で何か変えられないだろうか?」

世間体が良くて高給だが労働条件が劣悪であるという、ブラックな部分とホワイトな部分の両面を持つ企業がブラック・アンド・ホワイト企業であり、実は日本の大手企業の大半は、このブラック・アンド・ホワイト企業に当てはまる。
ブラック・アンド・ホワイト企業が求めるものは「24時間の企業人」である。その入り口が定期採用であり、会社への従属感は入社式・新入社員研修で決定的となり、その人の主体的行動が自ずから会社の利益組織的土台と共同体的上部構造に寄与することになると。社風を内面化した従業員にとっては会社は"いい会社"(ホワイト企業)だが、「24時間の企業人」になると労働時間は無限になり、限界の手前で止まれず、過労死・過労自殺が起きる――これが、ホワイト企業と思われていた会社で過労死・過労自殺が起きる、ブラック・アンド・ホワイト企業の論理である。

(『「優良企業」でなぜ過労死・過労自殺が?―「ブラック・アンド・ホワイト企業」としての日本企業』より一部抜粋)

だから、発信しつづけようと思います。いとも簡単に潰されてしまうほど弱いなら、弱いもの同士が集まって強者たちに立ち向かうしかないから。

私の友人で、数年に渡りひどいパワハラやセクハラに耐え続け、転職した人がいます。会社に証拠を揃えて報告したにも関わらず、

会社の返事は「コンプラ違反とは認められない
つまりハラスメントと認められませんでした。

「もうこれ以上会社と関わりたくない、傷つけられたくない」

彼女は一人で理不尽に立ち向かい闘い続けていました。ここまで頑張った人に対して、これ以上闘い続けろとは言えません。

本人に許可を取り、彼女のことを次回からnoteに書こうと思っています。彼女の苦しみをなかったことにしたくないから。彼女が闘ったことはきっと、誰かの力になれると思うから。


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