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とらすの子 芦花公園 読書感想

とらすの会のマレ様 会えば全てを吐露してしまう美しいマレ様
嫌な目にあったこと、嫌いな人、放した後にその人間が死んでしまう
次々とマレ様の力で相手を消してしまって、すっきりした後はどうなる?


オカルト系のお話

いじめにあった子がマレ様にいじめをした人を消してもらう
しかしとらすの会からは抜けられない
次々と不満を漏らす人達の姿を見て正気に返り、会から距離を置こうとすると会の人に名前を出されるリスクがある
名前を出されたらそれまでとらすの会にいても消される
いじめが解決したらスッキリ、で終わらない 
そのプレッシャーに耐えられる人はとらすの会を存続していく

マレ様は一体何者なのか


過去編でどう見てもダミアンがモデルだろうという希彦くんという子が出て来るけど、その子がマレ様なのか過去編が続く

警察側の白石は超自然現象に立ち向かうことは出来るのか

とらすの会に乗り込んだ時、残酷な真実を突き付けられて跳ねつけた正義感溢れる白石の心の強さは本物だと思った

しかしラスト
不気味な空気で終わってしまう
これホラー映画のお約束ですね
結局人にはかなわない力なのかわからないまま

今後の世界はどんな風に変わるか、ちょっと想像したくない。


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