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逆転のトライアングル 映画感想 思ったよりも支配感なし

豪華客船での旅は天候不良から難破し無人島へと流れつく
島に流れ着いたセレブ達を乗客員は変わらず世話をするが、サバイバル能力は皆無だった
海に入り魚を取ったのはトイレの清掃員のアビゲイルだった

観たら思ったよりサバイバルメインではなかった
島で起こるヒエラルキーの逆転劇はラストで展開されるくらい
セレブ達と、その他の人達の観察劇なのかもしれない
サバイバルを期待して観ると肩透かしをくらう

まずモデルのヤヤとカールのカップルが奢る奢らないお金を出す出さないで気まずい会話をしている
稼いでいるのはヤヤの方 次はお金を出すと言うが財布を出す素振りもなく知らん顔している 

フレンチアルプスで起きた監督らしい会話だと思って笑ってしまう


第二幕で客船へと移る
ヤヤとカールも乗っているが、他のおかしなセレブ達の行動や言動に振り回される接客員達
上半身裸だから(掃除中)クレーム
帆が汚れているからクレーム
みんなに休憩を取ってもらいたいから、海に入ってという無茶ぶりをするセレブ達

そんなお金持ち達も船が揺れると平等にげろを吐く

ここでお金を持っていようが、そうでない人もげろからは逃れられないという示唆されている

ラストの章で何も出来ないセレブ達と、これまではトイレ清掃員だけれどサバイバル能力の高いアビゲイルという位置になる

無人島なんだけれど、男性も多いしあっさり言うことを聞くんだなと思った
あの様子だと脅しても働いてくれないだろうし、よっぽど自分達では何も出来ないと思ったのか
支配的というよりも単にご機嫌取らせて、やってもらおう的な構図になっている

思ったよりもギスギスしてないからやっぱりこれコメディだと思って油断する

ラストの表情、ここだけで観てよかったと思った
色々な感情が渦巻いたあの顏

それで終わりでも良かった気がする


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