台湾旅行記 台南編Part1
2023年8月、台湾に行ってきた。桃園空港に降り立ち、高速鉄道で台南へ。
台湾といえば観光地以外は台北や高雄のような市街地のイメージが強かったので、地方の雰囲気が程よい台南は新鮮でしたがなかなか居心地のいい場所でした。
名古屋から深夜発深夜着のピーチで桃園空港に到着。朝まで待って、事前に予約しておいた台湾高鐵で台南へ。
いくつか見どころは事前に調べていたものの、交通手段などについては全く無策だったので観光案内所に直行。台湾の観光案内所は日本語パンフレットのみならず、日本語が話せる係員までいたりして非常に便利です。海外旅行という感覚は薄れてしまうけど、便利さには勝てない。まあ自分のスマホで調べて勝手に行くことも出来てはしまうけど、そこまで自己完結してしまうのも味気ないのでなるべく現地の方とコミュニケーションは取るようにしています。
安平地区というところを勧められたので、バスに乗って向かいます。
とりあえず、教えてもらったスポットを周る。とにかく暑いのでこまめな水分補給が必要だけど、観光地らしくそこらじゅうで店は出ているので飲み歩きは楽。加えてマンゴーの旬だったので搾りたてマンゴージュースを何度も飲めて嬉しかった。昨今の円安の影響で日本円換算した台湾の物価はかなり高くなっているけど、フルーツは比較的お手頃な感があります。
昼食はかねてより試してみたかった牛肉湯のお店へ。街歩き中に人が並んでいるのを発見して列に加わってみた。お味の方は…よく言えばあっさり、悪く言えばパンチのない味。出汁がよく出ていて決して不味くはないのだが、しゃぶしゃぶの最後の方のお湯を飲んでいるみたいな感覚だった。
一緒に頼んだ空芯菜炒めはちゃんと味がついていたので、尚更そう感じてしまったのかもしれない。
昼食を食べたら割とやることがなくなったので、自転車を借りて海沿いを走る。マングローブ林の
合間をクルーズする船に乗れる場所があることをKKDayで見ていたので、そこに行ってみようと思った。バスでも行くことは可能なものの本数が極端に少ないようだったので、急遽サイクリングに変更。結果的に景色もよく楽しかった。ひたすらに暑いけれど。
小一時間ほど自転車を漕いでクルーズ船の発着場に到着した。船のコースは2種類あり、所要時間は違うが値段は(多分)同じというものだった。なんとなく時間が短いほうがメインという気がしたのでそちらを選択。緑の洞窟探検だかそのような名前で、マングローブ林が水路に多い被ってトンネル状になっているところを船でゆく、という内容。…だったのだが本当にそれだけだった。クルーズというよりは探検っぽい雰囲気を感じたり写真を撮ったりが目的なようだったので少し拍子抜け。でも案内人のお姉さんが陽気で楽しかったので不満はありません。
クルーズ船のあとは路線バスで市街地に帰還。タダ同然で借りられるうえ、乗り捨てまでできる台湾のレンタサイクルは本当に素晴らしいと思う。
市街地についた頃にはもう暗くなりかけていたので、急ぎ足でホテルに向かう。ホテルは事前に予約していたものの、カウンターが存在せずチェックインのときは電話で主人を呼び出す、というシステムだったことを現地で知った。台湾のSIMカードは持っていたもののデータ通信のみのため連絡も取れず、予約サイト経由での問い合わせにも応答せず…と困った状況だったが、運良くホテルの隣家の主人が帰ってきたので、事情を話して電話をかけてもらい、ようやく無事にチェックインができた。
海外旅行の経験はそれなりに豊富なつもりだったけれど
まだまだ甘かったのかもしれない。
1日中動き回って無事寝る場所も確保し、ビールと麺で祝杯。現地で宿を探し歩くときほどではないものの、この日々の糧を求めてさすらうサバイバル感は生を実感できて好きだ。
夕食は、これまた台南名物の担仔面をいただいた。味は美味しかったがどうも量が少なかったので他にも色々頼んでみる。台南はサバヒーという魚が有名だが日本では流通がなく珍しい、ということを聞いていたので、スープと焼き魚を頼んでみた。あと、国宝級であるというからすみも注文。どれも美味しかった。特にサバヒーの焼き魚は身のコラーゲン部分の美味しさもさることながら、味付けが日本の焼き魚のようなふつうの塩ではなく、台湾らしいスパイス塩だったのが意外な組み合わせでとても良かった。店売りがあればお土産にしたいほど気に入ったのだが、閉店時間が迫り話しかけられそうな雰囲気でなくなってきたので断念。夕食の後、近くにあった林百貨店がまだ空いていたので探してみたが、残念ながら見つけられなかった。
2日目に続く!
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