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今日見た夢の話

いつもとちょっと趣向を変えて。

たぶん今まで生きてきた中で一番幸せだった夢を見たお話。

唐突だけど、わたしは新潟が好きで、新潟に住む母方の親戚がとても好き。
今まで年に一回だいたい夏に新潟に行っていて、親戚と話をしたり、遊びに行ったりした。
多分、普通の人より親戚同士の繋がりが強いとこだったから、呼びかければ集まってみんなでわいわいするそんなことが何度もあった
みんな優しくて、面白い人々
そしてわたしが辛いとき、新潟にいるときだけは忘れられた
大好きな街

これは信濃川のほとり
2年前に撮った、台風の前日。
風が本当に強い中で初めて自分から26kmのサイクリングに行った日。
ずっと大好きな人がいて、恋愛感情ではないけれど、でも、一緒にいると落ち着く、そんな人がいる
その人のもとに行くために
まあ会えなかったけど。
実は会うためじゃなくて、思い出を追っかけた、って言ったらなんかポエムくさいけど
昔、中学生のときにその人と新川漁港で釣りをした思い出があって、その思い出の中の夕焼けが本当にきれいだったから、自分の足でもう一度行きたかった。
だから、ずっと自転車で新川に行きたくて、でも行けなくてを繰り返してやっと2年前に行ったの。

新潟の話すると止まらなくて、今たとえ友達や好きな人と過ごせていても、ずっと好きなのは変わらない。
わたしのかけがえのない記憶。

新川に着いたとき、本当に来てよかったと思った。
汗だくだったし、その時38度近く気温あったと思うけれど、潮の香りと夕焼けが、あの時を鮮明に思い出させてくれた。
もう何年も経っているのになぁ
忘れたくない思い出は、その場所に行けば鮮明に感じられることを知った。

わたしって、本当に自分から何かをすることが珍しいけれど、新潟に関することは自分からやったことばかり。
本当に好き

話がだいぶそれてしまったけど、夢の話。
新潟に引っ越すために車に乗って走っていて、好きな曲を流しながら後ろの席で鼻歌歌っている自分と、親戚の人。
驚く程非現実的じゃない。けど驚くほどリアルだった。
夢が遠のく瞬間、本当に自分は引っ越すと思った。
夢と現実が混同した。
起きた と自覚した瞬間もう一度寝ようとした
また同じ夢を見たくて。
けれど、同じ夢を見れるわけがない。
その時の喪失感が半端なかった。

恋人にも友達にも失礼なことを知っておきながら、
新潟に住めるなら中学生に戻ってもいいとさえ思う。

中学生の頃、虐められていて本当に辛いときは新潟だけが支えだった。
新潟に行くのにもお金がかかるから、いっそのこと自分の住む街が沈んでしまえ、とまで考えていた。

それでも何故ずっとこの街にいるんだろう。
好き?いや、今でもこの街は好きじゃない。
今後出ていくかもしれないけど、住む場所は新潟ではない。
何故自分は新潟に行かないのだろう。


最近気づいた。

新潟に住んだら、今まで思い出せていた記憶を忘れてしまいそうだからかもしれない。
新潟に住めた
そうすると身近になって、大事にしなくなるかもしれない。

たまに新潟にいた昔の記憶を思い出す時間がとても好き
忘れていない と確認できる
自分を作っている一つに新潟がある。


また新潟に行って大好きな人たちに会いたいな。
そしてもう一度、サイクリングしよう
大事な時を思い出せるように。

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