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「思考」を読み解く②

前回の記事で思考と行動は密接に関係しているということを説明してきました。
「思考」を読み解く|菊池 夏野|note

ここでは、具体的にどう関係しているかについて見ていきます。

行動についてはこちらを参考に。
わたしの演技術②(行動を読み解く)|菊池 夏野|note

エリック・バーンによって提唱されたコミュニケーション理論

人生脚本を提唱したエリックバーンは 「ストローク理論」というコミュニケーション理論も提唱しています。
ストロークとは相手の存在や価値を認める言葉や働きかけ(態度、やりとり)の ことで、
ストロークには、プラス(肯定的)とマイナス(否定的)があって、
プラスの ストロークをたくさん持っている人は、
他人にもプラスのストロークをあげるこ とができ、
反対にマイナスのストロークをたくさん持っている人は、
他人に対し てもマイナスのストロークを与えがちになるそうです。

このストロークをそのまま思考と行動に置き換えて考えると、
「ない」と思っている人の行動と「ある」と思っている人の行動は異なってくる、ということです。

否定的な行動(アクション)の例
奪う・脅す・見下す・不平を言う・嫌味を言う・馬鹿にする・欺く・恥をかかせる・偽る・口出しする・はったりをかます・優位に立つ・口出しする・息苦しくさせる・あざける・みくびる・しつこくする

肯定的な行動(アクション)の例
勇気づける・慰める・祝福する・便宜をはかる・明るくする・面倒を見る・引き込む・魅了する・賞賛する・押し上げる・立ち向かう・闘う・認める・遊ぶ・あやす・なだめる・力を与える・挑戦する・評価する

極端に「肯定」「否定」で分類しましたが、これだけ見ても、こういった行動を基本的に取っている人物がどういう「性格」であるかの判断材料になることもわかります。
そして、こういった行動を取っている人物がどんな「運命」をたどるのかも本能的にわかってしまうような気もします。

ここまで、noteの記事で思考、行動、性格について書いてきましたが、
戯曲からここまでのことが分析できるということが理解できたと思います。
あとはこれらの要素を自分の肉体を通してどう演じるのかというのはま別のトレーニングが必要になってくると思います。

それについても少しづつ記事していけたらいいなと思っています。


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