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『Diversity & Inclusion』と マーケティング

みなさん こんにちは。SUMMERです。これがわたしの人生初のブログになるので、ブログデビューを記念して自己紹介をします!

SUMMER

社会人1年目で、プランナーとして一人前に活躍できるように日々精進中です。趣味はダンスと旅行で、学生時代はただただ、「普通になんかなりたくない!!」をモットーに、あれやこれやに手を出してきました。

たとえば...『トランポリンを習う』『陸上部で専門種目に棒高跳びを選ぶ』『本当にストリートでストリートダンスを学ぶ』『歴史的黒人大学(HBCU) に正規留学する』とかとか。

ちなみにこの ”SUMMER” という名前はHBCU留学時代につけてもらったあだ名で、単純にわたしの本名である ”夏実" が英語発音しにくいから という、わたしのLazyなともだちからのテキトーな扱いが由来です(笑)

こんなバックグラウンドをもつわたしですが、社会人になり、企画や広告について勉強をする中で

これから私がマーケター / プランナーとして活躍していくには『Diversity & Inclusion』がカギになるのでは?!

と思い、「アウトプットの練習」と「事例・ナレッジ共有」も兼ね、ブログデビューに至ったというわけです。

自己紹介はこのくらいにしておき、本題へ!


1.『Diversity & Inclusion(D&I)』とは

『Diversity & Inclusion』もしくは『D&I』という言葉をきいたことはありますか?

「Diversity」はよく聞くかもしれませんが、「Diversity」と「Diversity & Inclusion」は実は少し意味が異なってきます。

直訳すると「Diversity=多様性」「inclusion=包括/包含」という意味になりますが、この二つが合わさると

年齢、性別、宗教、人種 などといった多種多様な個性をもった人々が、お互いの違いを尊重し合い、そしてその違いを強みとして活かしあえること

といった意味になります。正直、オフィシャルな和訳や解説がないというのが現状なのですが、ざっくりいうとこんな感じです。

わたしが なるほど と思ったDiversity & Inclusion カウンセラー、Verna Myersさんの言葉を紹介します。

Diversityはパーティに誘われているということだが、Inclusion は一緒に踊ってほしいと頼まれているということだ。 —Verna Myers

まさにその通りで、ただ多種多様な人たちが集まっている「Diversity」というだけでなく、なにか一緒に行動を起こしたり、同じ意思や考えを共有したりすることこそが『Diversity & Inclusion』なのです。


2.『Diversity & Inclusion』はなぜ企業にとって大事なのか

この『Diversity & Inclusion』(以下 D&I) は、近年外資系企業を中心に、人事部の採用方針や人材マネージメントのスローガンとして挙げられ始めています。実際に D&I を掲げている会社として、AIG、PwC、ユナイテッド航空、マイクロソフト などが挙げられます。

こういった大企業がこぞって D&I を掲げ始めた理由として、「CSRブーム」「ブランドイメージの向上」「ビジネス領域の拡大」などさまざま挙げられます。

そして個人的には「幅広いバックグラウンドをもつ多種多様な人材を雇用すること」が目的としてあり、そのための「風通しの良さアピール、働きやすさアピール」として D&I が掲げられがちなのではないかと感じています。

例えば、多くの企業において挙げられる D&I の取り組みの一つが「女性活躍の推進」であり、「男性と同じ条件下でスキルを判断し評価する、女性の管理職を増やす」といったことが具体的に企業が実施している内容です。

また、「LGBTQである社員が快く働ける環境を提供する」「働くママのみならず、イクメンパパにも育休を付与する」なども D&I で取り組まれる事例として挙げられることが多いです。

こうすることで 、やはり D&I を掲げる会社には公平な待遇を求める人材や、マイノリティな立場にいる人材がよりよい環境を求めて集まってきます。

そして、こうして集まった多種多様な人材が、新たなマーケットへの進出や、新たなビジネスアイデアといった可能性をその企業にもたらす ということが考えられるわけです。が、それは本当に D&I を体現できているといえるのかどうかは、これから D&I 後進国の日本が解決すべき問題の一つと言えます。

3.『Diversity & Inclusion』を通してSUMMERが目指したいこと

ここまででなんとなく、D&I が人事寄りのトピックであることがわかったかと思うのですが、そんな中、なぜプランナー志望のわたしが D&I に注目するのか。

それは 企画や広告クリエイティブを通して、D&I を世のなかに向け ”適切に” 体現・発信する役目がマーケター/プランナーに求められる。そんな時代がきているからです。

人材業界や人事が D&I を掲げる理由からも読み取れることとして、世間では「多様性を理解して欲しい」という需要が高まりつつある ということが言え、そして 需要がある ということは、マーケターがアンテナを張るべきポイントだと思います。

一方で、需要がある ということは、現に困っている人がいる ということが考えられます。そして、困っている人がいる ということは、炎上の火種が燻っている可能性がある(広告やキャンペーンの内容により、誰かが傷つく可能性がある)と考えられるわけで、ここはプランナーが注意をすべきポイントだとも思っています。

考えてみれば、過去炎上した広告やキャンペーン事例として度々話題にあがってくるのが「母親論」系の事例です。

企業が打ち出した広告やキャンペーンに対し、「女性に育児を押し付けるな」「勝手に企業が想像する ”いい母親像” を強要するな」「ママの代わりに育児をしているパパがいることも考えろ」といった反感の声がよく上がりますが、これだけ「女性の社会進出」をあらゆる企業の人事が取り組んでいることを考えれば、すこし慎重にならなければならないことは明らかです。


このように、D&I で取り上げられる問題にこそ、「潜在顧客/新しいマーケットの可能性」 と、「炎上の火種」 が潜んでいるとわたしは感じています。

なのでSUMMERは、一人前のマーケター/プランナーになるためにも、この D&I 領域を極め、いつか世界を驚かせるようなアウトプットを生み出したいと企んでいるわけです。

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