人間が、答案用紙に見えていた頃の話。
こんばんは、スミレです。(現在時刻午前3:25)
……このところ寝るのも起きるのも下手っぴになって困っております。なんで途中で起きてしまうのか。
まあそんなことは置いておいて。
私が通っている通信制高校には、スクールカウンセラーさんとお話しできる機会が月に1度あります。
枠はそう多くはないので、次の月、また次の月と待つことがあるみたいですが、高校2年生だった頃の私は運良くすんなり予約を取れました。
今回はその時にハッとした出来事を書いてみます。
2年生の、進路が固まってきた時期。
将来について考えると、楽しみと不安が思い浮かぶものです。そして私は不安の方に敏感な性分ゆえに、メンタル的に参っていました。
不安だ。それなりに自分と向き合って考えた進路だけれど、なんだか漠然と不安だ。上手くやっていけるかな、上手く生きていけるかな。不登校になったことがあるけれど、専門学校でも同じことになったらどうしよう。
などなど、言葉にできない不安から過去との比較まで、様々な想像をしていました。それだけ考えられるならポジティブな方向に考えてもいいんじゃないかと思うでしょうが、それがなかなかできないのが私なのです。
当時から、息がしやすいように生きられていました。もう随分と気持ちが楽になっていたのです。
ですが当時の私からすると、それは今の高校という居場所があってこその生きやすさであって、一歩外に出たらどうにもダメになるとばかり考えていました。これが井の中の蛙ってやつなのでしょうか。
ともあれ、そういった諸々の思いを自分1人で抱えるのが難しくなり、カウンセラーさんに頼ることにした次第です。
1年前の1時間程度の話なのでうろ覚えのところもありますが、上記に挙げた諸々の思いは全て伝えることができていたかと思います。
中でもハッとしたのは、将来の不安の正体です。カウンセラーさんが見つけてくれました。その一幕がこちらです。
私
「例えば職員室にいる先生に用事がある時、色々考えるんです。
今話しかけても邪魔にならないかな、とか。「大丈夫」って本人から言われても、私が話しかけなければ自分の仕事に集中できたろうに、とか。
忙しいだろうから、用事もスッと伝えないとって思うんですけど、話すのが苦手だからつっかえちゃったりして、結局時間かかって申し訳なくなったり。
なるべく時間を奪いたくないのに、上手くできないから、なんか、そんなんでこの先生きていけるのかなって。
相手のペースを乱さずに関わりたいのに上手くできないんです、不器用なのかな」
カウンセラーさん
「おお、そっか。
……じゃあ、こう考えてみて。あなたに話しかけてくれた子が、そんなふうに焦っていたら、無理をしていたら。
あなたはどう思う?」
私
「私は全然大丈夫だから気にしなくていいと思います、むしろそこまで緊張させちゃって申し訳ないって思うかも」
カウンセラーさん
「私もそう思うよ、あなたのお話が聞けて嬉しかったもの。
きっと他のみんなもそう思っているよ」
私
「(*゜д゜*)ハッ!」
過去の記事にも書いた通り、私にはなりたい自分像があります。それは「目の前の人の居場所になれる自分」です。
ですが当時はそれを自覚できていませんでした。
だから、迷惑をかけてはいけない、空気になりたい、存在感がなくて、求められた時にちゃんと応えられるのが良い子なんだ、と思い込んでいました。
……この前、興味本位でアダルトチルドレンのチェックリストをやってみたら、ロストワンとケアテイカーが強かったんですよね。思わず納得する結果でした。
相手のために何かができる自分になりたかったのに、相手の気持ちを全く考えていなかった。反省と同時に、救われた気持ちになりました。
ああ、ここは少し言語化が難しいな。
自分の頑張りを客観視させてくれたというか。ちょっと視点を変えるだけなのに難しいというか。受け取る側の気持ちを考えてこそというか。
相手のことが、人間ではなく、答案用紙か何かに見えていたのかもしれません。相手の主観からの満点を求めて、自己採点で赤点取って……言葉にすると馬鹿らしいですね、いえ、過去の自分を否定したいわけではないのですがね。
自分の1番の味方に、自分がなってあげるべきだ。そう考えることができるようになったのは、カウンセラーさんとの会話があったからだと思っています。
まあ今でもつい体の方が先に動いて無理してしまう癖があるんですけれども、前よりはマシになったと思いたいです。
過去の記事で使った比喩が結構気に入っているので、また使ってみます。
自分というボールペンのインクをちゃんと満たしてあげて、その上でいつでも誰にでも貸してあげられるように準備しておく。それが私の目標です。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
起床時間午前2:30ごろで、現在時刻午前4:31……もう諦めて起きていようか。
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