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HSPのわたしがやめてよかったこと5選⑤〜べき思考

では最後、⑤〜べき思考について。

○○でなければいけない。
○○はこうあるべき。

この考え方をやめたくて仕方なかった。
自分で自分を苦しめているのは分かっていたから。
でもやっと少しずつ、ほんの少しずつやめられるようになった。

しかし、その少しという変化は大きな一歩だと思う。
0と1ではかなり差が出ると思うのだ。
だから私と同じように~べき思考で悩んでる方、やめたいと思ってる方に読んでほしい。
今より少し、考え方が変わり生き方がラクになるかもしれない。
目が疲れるかもしれないがどうか最後までお付き合いいただけると嬉しい。

①やめようと思ったきっかけ

ずばり、ラクに生きたかったから。
ただそれだけ。
(急に理由が雑すぎ)

母になり、私のべき思考は加速した。

怪我をさせたくないから○○はすべきではない
栄養満点のご飯を毎日作らなければ
ジュースは虫歯の原因だから絶対に飲ませない
○○は危ないから遊んではダメ!

親だからしっかりしなければいけない。

いつものこの言葉が脳裏にこびり付いて、
子育て以外の料理、掃除、仕事。
あらゆる事に異常な責任感を感じ、
出来るのは当たり前。出来ない自分は無価値。
気付けばそんな考え方になっていた。
まさに白黒思考。子にも悪影響でしかない考え方だったと思う。

もちろん手を抜けばいいことも、
この考え方が間違いなことも頭では理解していた。
でも長年の考え方というのはそう簡単には変えられず、分かっていても行動を変えることができなかった。

②やめるために意識したこと

自力で考え方を治すというのは難しいのかもしれない。

でも、べき思考の理由と脳のメカニズムを知れば、なにか対策を取れるかもしれない、行動を変えられるかもしれない。

気になったらとことん納得するまで調べたい私は、とことん調べた。本を読み漁った。

③やめたことでの変化・メリット

べき思考の理由と策を知り、視野が広がった

脳内では、ある出来事が起こると遺伝子や過去の経験・記憶・学習をもとに、その人の考え方・行動が生まれ、次に感情が出てくるそうだ。
そしてこの脳の流れによりべき思考も生まれてしまう。
いやいや、何言ってんの???となると思うので下に流れをまとめてみた。

例えば仕事でミスをして怒られたとしよう。

①仕事でミスをして怒られた(出来事)
②ダメな子と親に言われた経験がある(記憶)
③自分は「ダメな人間だ」(考え方)
④だから○○しなければいけない(行動)
⑤自分は何してもダメだ、悲しい、辛い(感情)

ある出来事が起きた時の脳内の流れ

なぜ、べき思考がなかなか治らないのか。
自分はダメな人間だという脳の流れを何度も通ることで逆に強化されてしまうことが理由にあるそうだ。
褒められても感謝されても、喜ぶどころか自分はダメな人間だと先入観を持って聞いてしまう。
褒めているけどなにか裏があるのでは?と、
歪んだ考え方で物事を捉えてしまうようになるそうだ。
これは、とても悲しく、怖いことだと思った。

この事を知り、ふと過去の記憶が蘇った。

私には9つ上の兄がいる。
兄はとても優しくいつも穏やかで、天真爛漫で自己中心的な私と正反対。母はいつも兄に感謝していた。私はいつも怒られていた。
とある日私は気になって母に聞いたのだ。

「お兄ちゃんと私、どっちが好き?」
「んーお兄ちゃんの方がちょっと多く好きかな」

母としては深い意味は無かったのだろう。
今でも連絡を取り合うし、仲良し。
何より私はずっと母が大好きだ。
でも当時の私は兄のように優しくなれず、無理ばかり言って困らせ怒られていた事に劣等感を抱いていた。
だから母の言葉はまさに現実を突きつけられたような、悲しく辛い言葉だった。

それがこの脳の「過去の記憶」に当たるのかは不明だが
そういう過去もべき思考の原因になっているのかも、と知れたことはかなり大きなことだった。

自信の無さからくる「べき思考」

結局は「自信の無さ」が根本的な原因であり、
成功体験が少ないこともべき思考に陥りやすくなるそうだ。

①自信がない
②自分はまだまだ何も出来ない
③だから~しなければ、~すべき。

となると私のべき思考の原因は「育児」
そう、私は初めての育児に自信がなかった。
だからべき思考が生まれたと思われる。

その時なんだかふわーっと風が吹いたような、
そんな気持ちになった。爽快感というかなんというか。
育児に自信がなかったからべき思考に
どんどん陥ったのかもしれないと分かった。
ならば、べき思考を改めようと思った。

~べき思考 ▶︎ ~でもいい、~してみよう

料理は毎食作る→惣菜も使ってもいい
ジュースはダメ→飲みすぎなければOK
危険な遊び→すり傷等の怪我は防ぎようがない、見守ることも親の役目

なんでもかんでもやらなければいけないわけではない。
できなくてもいい、失敗してもいい。
できたらラッキーくらいに思えばいい。

少しずつこの考え方に変わったことで、ラクになった。

まだ完全にべき思考を失くせたわけではなく、
やっぱり~すべきだよね、となる事もしばしばある。そういう時は、また勝手に決めつけてしまっているな、しなくてもきっと大丈夫なはずだぞ。と、自分に言い聞かせている。
もちろん、やらないことで不幸が生じた事もない。

まとめ

私はネガティブ思考で完璧主義。
べき思考でHSP気質。

なんともまぁ生きづらそうな人間だなと我ながら書いてて思うが、べき思考を少しやめられたことで、だいぶ生きやすくなったことは間違いない。

こういう考え方でもいいんだ。と自分を認められるようにもなった。
こんな考え方もあると頭で理解し、こんな自分でもいいんだと喜びの感情が生まれる。まさに視野が広がった瞬間だな、と思った。

当たり前だと思っていたことは、
意外と当たり前ではないかもしれない。



最後まで読んでくれてありがとう!!
この内容が誰かの生き方をラクにするきっかけになれば嬉しいです。

では、また🍀

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