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官能小説が怖くて

 私がまだテストステロンの支配下に置かれ、性欲ファーストの状態にあった頃、エロ画像や動画などを見ても、精神的にどうってこともなく、体ばバリバリ反応し、夜な夜なお気に入りのエロサイトを巡回していました。
 しかし、小説に出てくる性描写や官能小説など、文字で表現するエロは別で、心が荒立つというか、読んでいるとつらくなってくるのです。
それでも、テストステロンの支配力は凄くて、心が受けるダメージよりも、火照った体を優先することが多かったです。

 それが今では、女性ホルモン剤で男性機能ほぼ失い、エロサイトなど見ようとも思わず、偶然、目に入るエロ画像などを見ても何も感じないし、体も反応しない。しかし、EDになったわけではありません。

 そんなテストステロンの支配下から解放された時、初めて分ったのですが、女がエッチな気分になるには時間がかかる。男の場合は、24時間、365日、年中無休で頭の中がエロなのと大違いです。男は病気になってもエロなのです。ちょっと言い過ぎか・・・・?
 そんな煩わしい男性性欲からの解放は、自由を手に入れた感じかもしれない。

 話が少しそれましたが、そんな私の心と体の状態で、官能小説などを読んでしまったらどうなるのか? 興味はあるものの、ライトな性描写でも泣いてしまう今の私の状態は、心にどうダメージを受けるか予想がつかず、怖くて読めないでいます。

 防御なしで官能小説を読み、心にトドメを刺されて病院送りとなったら? そんなこと起こりうるのだろうか分からないですが、もしそうなった時、病院の問診票の記入欄で、官能小説を読み、病んでしまいましたって書くのは・・・、それはそれで恥ずかしいですし避けたいことです。

 官能小説は何冊か用意してあるので、何時か近いうちにトライしてみようかと思っています。読んでいる途中に、その本を床に叩きつける可能性もありますが、新しい発見があるかもしれません。

そんな頼りない私ですが、妻を4回も孕ませて、子供が4人もいます。ストレートの方からしてみれば、きっと理解できないと思います。
そこら辺の事は、また別の機会に書くことを約束して、今日はこの辺で。


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