夢の中でも辛かった妊娠中絶
二十代の初め、妊娠中絶をしました。
って言っても夢の中の話で、体が男性ある私には妊娠などできませんし、だから妊娠中絶など有り得ない話なのですが、夢の中では私は女の子で、妊娠をしてしまい、中絶という選択をしてしまった。
妊娠をするということは、相手の男性がいるわけで、その男は別バンドのギターリストでした。
高校生だった当時を振り返っても、「えーー、なんで?」って思うのですが、学校でもバンド活動でもよく遊んでいたので、そのことが意識の中にあったのだろうか?
夢の中の彼に妊娠したことを伝えました。すると彼は、あまり表情も変えずに、中絶してくれとお願いしてきた。私も私で、なんの抵抗もせずにそのお願いを受けれてしまった。
中絶当日は、彼の付き添いもなく一人で病院に行きました。お股にいろんな器具を突っ込まれ、そして掻き出された。
その後も、掻き出され後の夢を見ていたのですが憶えてなくて、次に記憶に残っているのが、泣きながら目を覚ましたこと。
もう本当にその時の心は、表現のしようがない罪悪感が体全身を覆い、最悪な状態でした。
非常に情緒不安定な今、泣いて寝ることはあっても、泣きながら起きたことはなく、子供の頃を除けば、泣きながら目を覚ましたってことは、後にも先にも、この時しか記憶にない。
二十数年経った今でも、夢の内容を憶えているということは、かなりのダメージを心に受けていたのでしょうか?
現実の話で、妻が一番下の子を妊娠した時、私はアラフィフに足を突っ込み、妻は40代になっていた。超高齢出産となる。
高齢での出産は障害を持って生まれる確率が結構高くなる。
産科の医師は、出生前診断をするかどうか確認してくるが、助産師の妻と、夢の傷がある私には、妊娠中絶の選択はありえないので、出生前診断はしないことにした。結果がどう出ても、”産む”の選択になるから。
しかし不安は大きい、私は心の中で、健康で赤ちゃんが生まれてきくれたら、後は何もいらない、いつも神様にお願いした。そして予定日を一週間以上遅れて、元気な女の子が生まれた。
上の子と比べ、熱発などして病院に駆け込むってことも少ない。神は私のその願いを聞き届けたのだろうか?
しかし今の私は・・・。
神が私に与えた性について抗い、女性にトランスしようとケンカをしてしまっている。
そして今も、ジェンダークリニックの医師が放った、「貴方は、少なくとも4年前まではSEXしてたよね!?」という言葉が今も耳から離れない。
はい、それは事実だから・・・。
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