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持ち歩くことばの美術館

Museum of Words to Carry Around

(There is English text under Japanese)

わたしは常に「お気に入り手帳」と名付けたハガキサイズのクリアファイルを持ち歩いています。その中には、スケジュールや約束事、目標を書き出した紙の他に「自分の好きな言葉」を書いた用紙も入っています。

<好きな言葉・表現>と題したページに、本を読んで気に入った文章を書き出しています。

例えば、「何だかむかむかするざらついた感触をともなって」(辻仁成『そこに僕はいた』)や、

「わたしだけの時のせせらぎのほとりにいつまでも立ちつくしている」(谷川俊太郎『あのひとと呼ぶとき』)などです。

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