別れ話の時に飲むコーヒーはいつもより苦い
発売当初すぐ購入し読んでいた
「明け方の若者たち」
映画も行きたいなと思いつつも
タイミングを逃してしまい先日Amazonプライムで観た
※ここから少しネタバレ注意
表現全てがリアルだった
原作を読んでから観たということもあって
小さな違和感が所々に散りばめられていることに
気づくことが出来た
女の子から好きと言えないところも
セックスをした後涙が出るほど切なくなることも
全てがリアルだった
2人が久しぶりに再会するシーン
場所は喫茶店
気まずい空気が2人の間に流れる
コーヒーを飲んだ瞬間
小さな声で、あちっと彼女が言った
あぁこういう気まずい瞬間で飲むコーヒーって
いつもより熱いし、いつもより苦いよな
自分が以前お付き合いをしていた彼と別れ話をした時のコーヒーの味が蘇る
いつもは平気なふりをしているその味も温度に対しても、何かアクションを起こしていないと落ち着かないあの空気感
それが描かれていたことが少し嬉しかった
今過ごしている時間が実は振り返ると
かけがえのない時間なのではないかと
今を大切に過ごそうと思わせてくれる映画だった
大人の青春もいいね
今日のコーヒーはちょっと甘いかも
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?