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自分の「大義」を恥ずかしげもなく語る

スタンスを取る人が好きだ

僕は仕事において「こういうことがしたいからこの仕事をやっている」という抽象的なスタンスを割と開示する方だ。

例えば求人原稿のディレクター時代は、コピーライターさんと打ち合わせする度に「僕は担当する全ての案件で、社内賞を取ろうと思っています」と話していました。

「だから、不明点や不足点があったら何でも聞いてください。追加で取材してきます」と。

冷静に考えたらそんな奴と仕事するのちょっと嫌だな

自分は甘い人間だからこそ

こういうとなんだかすごい高い意識で自分に厳しく仕事に臨んでいるような感じがするが、全くそんなことはなく。

むしろ自分は自分に甘いと痛いほど知っていたからこそ、退路を断つために自分の姿をあえて規定するのだ。

「自分はプロなんで」「僕がこの仕事を始めたのは◎◎という理由なんで」などと正直青臭いことも恥ずかしげもなく僕は語る。

1社目の痛烈な後悔

なぜ僕はこんな意識高い感じの発言をあえてするようになったかというと、社会人1社目の痛烈な後悔を繰り返さないようするためだ。

僕は芸人を辞めて1社目の会社で、正直やりがいを見出すことができず、ぬるま湯の仕事をしていた。多分皆さんの想像の10倍は甘い仕事をしていた。

日本語の通じない安い中華居酒屋で飲んだくれる日々でした

水は低きに流れる

僕は居心地よくも、ゆるゆると死に向かっているような自分に戻ってしまうのが怖い。

強い言葉を口に出して自分を奮い立たせないと、また弱くて情けないあの時代の自分に戻ってしまうんじゃないかと恐ろしいのだ。

だから僕は今日も「プロなんで」と突っ張るのだ。
誰もそんなこと聞いていないが、自分自身のために。

人は大義を持つ人と働きたい

ただこれは誰かと一緒に働く際に、割とプラスに働くことが多いと思っている。

というのも、僕がスタンスを語ることで一緒に働く人のクオリティが上がることが明らかに多い。

自分自身にプレッシャーをかけるためにスタンスを明示しているだけなのだが、打ち合わせ後に「墨岡さんの言葉に刺激受けて原稿2パターン作ってみました!」や「墨岡さんに下手なものは出せないと思って、今回かなり勉強してきました」などかなり頑張ってくださるケースが多い。

すると僕も絶対にその頑張りを裏切りたくないので、さらに上のものを出そうとする、、という正のサイクルが回り始めるのだ。

ビジョナリーカンパニー2でいうところの「はずみ車」が回り始めて、個人的にたくさん良い経験をさせてもらったので、是非皆さんも「自分はどんな大義をもって働いているのか」を口に出してみていただきたい。


◎余談

これでnote5回目ですが、多分3回くらい同じ内容書いてる。

◎余談の余談

でもこれは書くことが一番大切なのでとにかく続けます。誰も望んでいなくても。

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