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何者にもなれない私

去年の今頃、就活解禁で流れてくる大量の締切に心が押し潰されそうだった。

リクルーターのOBに「社会人になることや、業種を選ぶことに対して、どんなことを不安に思っている?」と問われた。私は、何者にもなれる可能性がある学生でいたかった。何者にもなれなくなる社会人になるのが嫌だった。

そんな風に答えたの、あなたが初めてだよ〜と、笑われた。甘ったれた考えを捨てきれず、ましてや選考に関わってくるかもしれないリクルーターに吐き出してしまうほど私は弱い人間だ。

無事内定をいただき、卒業も確定した今でも、いまだに心にもやがかかっている。私は会社員になる。それも、末端の仕事を研修と称して2年間もさせられる。都会に行く同期との差は大きく開くのだろうな。ちゃんと、納得したはずだったのに。あぁそうか、自分を納得させていたんだな。

あと30日もないうちに社会人になる。生まれてから、そしてこれからもずっと地元で、地方で、田舎で、代わり映えのない生活を送るんだ。私は何者にもなれなかった。私は努力できる何かを見つけられなかった。私は才能を見つけられなかった。強いて言えば、後悔ばかりしている人間にはなれたのかもしれない。

、、、などと言うことを、学生最後の茶髪に染めた後に思うなどした。(なぜイメチェンして暗くなるのか)研修が黒髪でないといけないらしいので、しばらく黒髪になるのが縛られている気がしたのと、若さ(笑)を楽しめなくなる気がして嫌になってしまったのだった。YouTuberとかがめいっぱいおしゃれしてるのを見てしまうと差を感じてしまう、、、いいなぁ、YouTube始めよっかなぁ。きっとそんなふうに思ってしまう人も私だけじゃないと思うんだよね。綺麗なところを写しているとしても、なんだか楽しそうに見えてしまうよねぇ。うらやましいなぁと思ってしまうのよねぇ。

なんやかんや立ち止まって思ってしまうけども、現実は歩き続けるしかないわけで!立ち止まってても転機とか来んのやろ!そしたら転機のところに近付いたればいいんやぁ!と、身体に鞭打ってがんばります!笑

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