見出し画像

第18話 チャド湖のループ図

持続可能な開発目標の事を、SDGsといいます。
サステイナブル デベロップメント ゴール ズ(Sustainable Development Goals)の頭文字をとって、SDGs(エスディージーズ)といいます。世界が目標に掲げているんです。
17項目の開発目標を!!

で、それが
↓これです。

1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう
6. 安全な水とトイレを世界中に
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8. 働きがいも経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
10. 人や国の不平等をなくそう
11. 住み続けられるまちづくりを
12. つくる責任 つかう責任
13. 気候変動に具体的な対策を
14. 海の豊かさを守ろう
15. 陸の豊かさも守ろう
16. 平和と公正をすべての人に
17. パートナーシップで目標を達成しよう

詳しくは、大勢の別の方が説明してくれているので割愛するとして、

今日はチャド湖のループ図とは何か?という話をします。

SDGsで掲げられた17つの目標は、
一見、それぞれが独立した別々の問題に見えるんですけど、実はそうではなくて、互いが密接に影響しあっています。

それを証明するように、チャド湖の例がよく取り上げられます。
チャド湖は、アフリカ大陸中央部に位置しています。

チャド湖を取り巻く問題点は、こんな感じです。

過去30年間で湖が小さくなった(13.気候変動)
水不足で悩まされた(6.水とトイレ)
仕事を失った(8.仕事と経済)
食うのも困った(2.食料)
水を運ぶための教育機会が無くなった(4.教育)
その土地を離れて都市部に移り住んだが、都市に貧困層が増えた(1.貧困)
街がスラム化した(11.まちづくり)
治安が悪化した(16.平和と公正)

13の気候変動と、16の平和は、
一見別々の問題に見えるけど、巡り巡って、ループして繋がってるぜ?という事です。

最終的に、都市でのつながりが希薄で、貧しい生活の中、多くの若者がイスラム過激派の勧誘を受けてテロ活動に加わりました。

この話が、下のループ図を用いて紹介されます。

画像1

つまり、一見、無関係に見えたいくつかの問題も、
実は根っこで繋がっているという事を伝えたい訳です。

チャドと言えば、首都はンジャメナ。
子供のころ、しりとりをして、「ンがついたから負けやな。」と言われたときに、「いやいや、ンジャメナがあるやん!」って言って対抗した、あのンジャメナは、チャドの首都だったのです。
「まぁ、例え【ンジャメナ】があったとしても、そもそものルールで語尾がンなら負けだから・・・。」と諭されて、負けを認めることになる、
あのンジャメナです。(ここで出会うんですねンジャメナに。)

チャド湖は、チャド共和国の、国の名前の由来になった大きな湖です。
かつて西アフリカでは、チャド湖が世界で6番目に大きい湖でした。(1963-2007) 衛星写真の様子から、過去から確認してみると、
近年では、雨によってチャド湖は幾分回復した時もあります。

日本から離れて、身近な問題ではない、アフリカで起きているこの問題は、理由が何であれ、
この事実が、
地元の人々の生活にとって、課題になっていて、
近い将来は、日本にも、つまり、あなたにも、
巡り巡って、良くない影響を及ぼすという事です。

そして、自分事になった時、初めて問題に目を向けます。
なんでもっと早く教えてくれんかったんだと言いながら。

分断シナリオと協働シナリオ

分断は、三方良しの考えじゃない。
協働は理想だが、スピード感がない
バックキャスト(未来からの逆算)で考える
この発想をフランチャイズ化する。
同士を募る。

いや、今のままで平和やしなぁ。。。現状は別に、不満もないし。

と言うつもりか。

違うな間違っているぞ。

いつか誰かがやってくれるのを
待つつもりか?
待っていればいつかはチャンスが来る。とでも?

甘えるな
自らが動かない限りそんないつかは
絶対来ない

と、コードギアスのルルーシュが言ってました。


“アフリカのチャド湖のループ図”


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?