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ピラティスを始める(中編)

以前の記事の通り、いろいろあってピラティスを始めようと思い立った。

筋トレにしてもランニングにしてもピラティスにしても、何においてもその気になれば自宅で無料でできるものなのだが、私がそれをできる人間なら体を動かさないせいで鬱っぽくなるという事態には陥らない。
というわけで、自宅から一番近いピラティススタジオを契約するつもりで、体験会に参加してきた。

予約システムを見る限り体験会はほぼ毎日実施しているようなのだが、予約できたのはだいたい1週間後だった。思い立ったらいきなり明日に体験会、というわけにはいかないようだ。

体験会を予約してから調べて知ったのだが、ピラティスはいまめちゃくちゃ流行っており、それに伴ってスタジオも乱立しているようだ。なんでも韓国の芸能人の影響だとか。完全にターゲット年齢層とズレていて知らなかった。

また、これも予約してから知った事項として、マシンピラティスに乗り物酔いしやすい人間が乗ると、酔うことがあるらしい。めちゃくちゃ重要すぎる情報である。三半規管が鍛えられ酔いにくくなったなどという口コミもあったが、「酔いやすい」というのは【酔い止めを飲んだ状態で】乱気流の中フライトが着陸する【20分の間に】盛大に酔い、着陸した後に顔色が悪すぎて【空の旅について百戦錬磨のはずのCAを何事かとビビらせ】、【車椅子で医務室まで運ばれる】ことも含まれる。そのへんはカバーされているのだろうか?
これについては重要情報のためかなり調べたが、あまり多くの情報を得られず、何事も始める前はネガティブな情報には行きつきにくいようにできているなと感心した。
唯一役に立ちそうな情報として、ハンモックがだめな人がマシンピラティスもダメと発言しており、ということは私もおそらくダメなのだが、とにかく運動を始めようと思った時にやれることが少なすぎるので一縷の望みに賭けることにした。ちなみに水泳も酔います。

というわけで、体験会においては「酔わないのか?」を確認するのが最も重要な任務となった。

体験会って何をするの?

体験会の時間は、30分である。なかなか短い。その間に姿勢診断と、当然ながら説明の時間が含まれる。ということは、あまり実践(?)の時間はないだろうと思っていたが、

1分程度であった。

短い。

とはいえ、めちゃくちゃキツい(筋肉が使えてない感がすごかった)ことはわかったので、体を鍛えたりリフレッシュしたりするにはよさそうといったことは十分わかった。キツさや効いてる具合が知りたい人には十分な体験だったと思う。

ただ、1分では酔うのか酔わないのかの確認ができない。なんなら1分でもややフワフワしてたのでたぶんダメなのだが、やはり運動を始めようと思った時にやれることが少なすぎるのが災い(?)し、一縷の望みを賭けて契約してみることにした。ダメだったら早めに解約である。

契約条件の上手さ

さて、そういうわけで、「酔うから解約」というリスクを背負うことになったわけだが……

スポーツジム・スタジオあるあるだと思うが、入会特典として、はじめの3か月はタダ~超割引で使えるらしい。じゃあほぼリスクなくピラティスを始められるかというとそう上手くはできておらず、タダ期間後も1~2年継続しないとこの割引分を返金しないといけなくなる。ここで「解約できない」だと1~2年で総額10万円超飛んでいくことになるため、すでに負けがやや見えている酔いリスクは負えない。しかし上手くできているのが、継続できない場合、この割引分(2.5万円)を違約金として相殺すれば解約できるという点だ。それくらいの金額ならメンタル回復の賭けとして支払うことも可能だ。仮に酔ってしまったとしても、酔わないやり方をトレイナーと検討したりしていたら3か月くらいは充実して過ごせるかもしれない。

というわけで、7月から本契約でマシンピラティスを始めることになった。


あと、体験会が1分だったので本記事を中編とし、ピラティスに関するまともな感想は後編に続く。(酔いの話ばかりする可能性はあるが)

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