高宮寿美|Sumi Takamiya

株式会社SOEL - ローラブルシリコン太陽電池の開発〜販売を行うスタートアップ 代表…

高宮寿美|Sumi Takamiya

株式会社SOEL - ローラブルシリコン太陽電池の開発〜販売を行うスタートアップ 代表取締役社長でした。 当該代表を降り、マーケと営業機能を別会社に移管中。 ※同姓同名の書籍が出版されてるけどあれは別人

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創業した大学発ベンチャーのCEOを辞任した理由

私は、2023年4月に創業した東大発ベンチャー、株式会社SOELで代表取締役を務めていました。過去形なのは、この記事を投稿した2024年1月16日の前日、つまり1月15日に、代表取締役を辞任し、そのまま平の取締役になることもなく会社を退職したからです。株式もすべて売却いたしました。一応、私が立ち上げた分を株価で応えていただいたので、Buy outということになるのかな?(えらい短期間のBuy outだが) 創業間もないベンチャーでなぜそのようなことになったのか? SOEL

    • 書籍【世界史を変えた17の化学物質】

      有機化学で世界を変えたいならこれくらい見とけ!! って本。 有機化学畑でない(※)私は詳細を早送り読みしたけど、それでも面白かった。 ※どれくらい「畑じゃない」かというと、 大学入試は有機化学セクションを白紙で提出したし、 富士フイルム入社時にアニオンとカチオンを知らなかった ラッセル=マーカーが 行く先々でボスか組織と真っ向対立し 転々としまくり 終いにはノートを全部燃やして完全引退 ってやるあたりに超シンパシー感じる。 世の中には我慢ならないことが多すぎるよね。

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        ホイポイカプセル実験場完成

        • 実感:歳をとるとは

          3年前あたりから、 人から何かの話を聞いたときに「あーそれ他の人からも聞いたことある」って言いながら、3秒後くらいに「あっ違うわこの人から聞いたんだわ」って思い出すことが出てきまして。 あと、人に何かを話しながら、「あっいかん、この人にこの話したことあるわ」って思い出すこともあります。 かつて私は、 どの情報を誰からインプットして誰にアウトプット済みか、 という情報の流れをほとんど?全て?記憶・把握していたんだけど、 どうもその記憶力が落ちてきてるんですよね。

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        創業した大学発ベンチャーのCEOを辞任した理由

          本日2024/4/21は木星と天王星が合となった日らしく、前回2010年6月から14年ぶりの星回りだとか。2010年6月前後は研究開発から技術営業に移ったり、研究所から本社に移ったりと希望する前向きな変化が大きかった。今回も期待

          本日2024/4/21は木星と天王星が合となった日らしく、前回2010年6月から14年ぶりの星回りだとか。2010年6月前後は研究開発から技術営業に移ったり、研究所から本社に移ったりと希望する前向きな変化が大きかった。今回も期待

          幼少期に自分でかけた呪いを解いた話 ~解像度が低い外の世界へ目を向ける

          前回の記事で書いた呪い(下記)は、構造を認識してから1か月で解けた。 解けたとは、「私が決めた呪いというのは本当に無駄なことであったしもうやらなくていい」と心底納得できたということだ。 (1カ月で済んだのは数年以上にわたる自己分析等が土台にあってのことで、呪いを解くのってそんなに早いの?!?!とビビらないでほしい) 思えば昨年立ち上げたベンチャー企業から、CEO辞任・株売却までして遠ざかることになったのも、呪い解脱後に出てくる「本来の自分がやりたいこと」と違っていたという

          幼少期に自分でかけた呪いを解いた話 ~解像度が低い外の世界へ目を向ける

          幼少期に自分でかけた呪いが解けた話

          私は三姉妹の長女で、幼少期は結構厳しく育てられた(と思う)。具体的には、 ・10歳くらいのとき2歳の妹のいたずらを私がやったと断定され数時間説教されたり(絶対分かってたやろがい) ・3歳の妹が走り出してしまったときに4歳の姉として監督不行き届きをなじられる などである。年齢差の使い方がおかしい?その通りです。 ちょっと(どころでなく)何を考えているのかよく分からない(好意的に解釈するならワンオペで深刻におかしかったのだと思われる)のだが(おかしすぎてカッコ書きが増えまくるの

          幼少期に自分でかけた呪いが解けた話

          私はなぜ安定したキャリアを捨てたのか

          私は俗に言う「安定した」学歴とキャリアを持っている。 東大・理系・工学系修士で就職には困らないし、新卒で選んだ会社は富士フイルムである。ド安定である。ところが、30代で転職を3回繰り返し(つまり4社経験し)、さらに40歳になるころには極めて不安定な状態になっていた。具体的には、1人会社で細々とコンサルティング案件を受け、まともに営業をしないために収入が下がり、収入は下がったというのに会社員時代の何倍になったのかという社会保険料を支払う羽目になり、贅沢はできなくなっていた。

          私はなぜ安定したキャリアを捨てたのか

          光る君へ「お前が男だったら」の昇華

          今期の大河ドラマ「光る君へ」を見ている。 風情と感性と教養の不足により源氏物語には詳しくないのだが、紫式部については以前より非常に考えるところがあった。 紫式部が父親から「男であればよかったのに」と言われていた点だ。 というのも、私自身が父から「お前が男だったらなぁ」と言われて育ったのだ。回数は数えきれないくらい頻回だった。 この言葉は非常に危険で、いま娘や孫に言ってしまっている人がいたら今すぐ止めることをお勧めしたい。 私個人に対する父の誉め言葉なのは一応理解していたし、

          光る君へ「お前が男だったら」の昇華

          ホイポイカプセルを作りたくて、実験はじめます(続)

          以前の記事でホイポイカプセルが作りたいと申し上げたのですが、 ところで、快適な暮らしには家電が不可欠で、各種エネルギー源が必要です。 しかし、現代の電力などのエネルギー供給は大規模集積型であり それに合わせて、住まいも大規模集積型になっています。 一方で地球はエネルギーに満ち溢れているものであり、 そこから電力や熱を取り出す方法も、100年前はごつくて効率が悪かったのが、近年は技術革新が進み、スマートで効率が良くなってきています。 それなのに、結局大規模集積になり

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          香川・金刀比羅宮を下調べゼロで奥社まで登る

          人が多すぎて絶対誰かの顔が映り込むのでいかにもな写真が載せられない、香川・金刀比羅宮(こんぴらさん)に行ってきた。 下調べゼロと題したががどれくらいゼロかというと、 ・元々泊まりたい宿があって高松空港往復のフライトチケットを取ったものの、 ・その宿がメンテナンスでクローズしてしまい、 ・周りに相談したところ勧められた観光地の一つがここだった …というだけのアレで、本宮までの階段が800段弱あるとか、さらに奥社まで行くと1300段以上あるとか全く知らずに普通の神社だと思って来

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          ホイポイカプセルを作りたくて、実験はじめます

          みなさんには、諦められない夢はあるだろうか。 無理だと思えても、どうしても叶えたい夢が。 自分の中にあるそんな夢に気づいたのは、4年前だろうか。 7年前、仕事で疲れ切っていたわたしは、改めて自分がやりたいことを考えた。バケットリストを作り、小さなことは当然即実行し、ある程度大きなお金や時間がかかることもあらかた実行しきった。たとえば、星のや富士に泊まるとか、バルコニーで朝食を食べられる物件に住むといったものだ。これが7年前。 4年前はコロナ禍のさなか会社員を辞め、さらに深い

          ホイポイカプセルを作りたくて、実験はじめます

          Memu Earth Hotel

          沖縄の話ばっかしてきたから南の島派と思われそうだが、どっこい2020年~2021年は北海道しか行っていない。 その皮切りがここ、メムアースホテルである。 残念ながらこの記事を書いている2024年時点ではすでに閉業している。なんでも早く行くべきですね。 公式サイトがもうないのでこちらで 帯広空港が便利で、とはいえ60kmくらいある。秋でまだ雪がなかったのでレンタカーで行った。 11月で閑散期なのとコロナ禍が相まって、通常時の半額程度で泊まることができた。(隈研吾10万→5

          星のや沖縄

          仕事が嫌になると長めの旅をする。前回竹富島5泊の続きである。 で、今回は ✨✨✨✨星のや沖縄である✨✨✨✨ オープン日に突入である。 さて、部屋単価10万超の星のやだが、1人プランが5万円程度で出ていた。コロナ禍対策、リモートワークの人どうぞ!という姿勢だったと思うが万歳である。 プールを見れる場所にあるラウンジも良かった。 (星のや富士に続きラウンジの写真なし) 何か部屋食が凝ってて、鉄板を使ってエビを食べたりした。 プールは意外と寒い。曇っていて日が出てない

          竹富島に5泊する

          2020年6月、つまりコロナ禍の初期に、沖縄に10泊滞在した。 もちろん今回も、仕事が嫌になったためである。 JTCを皮切りにコンサルまで、中小企業も大企業も経験しながら転職を繰り返しすでに4社目だった私にとって、仕事の「嫌」とは、「あの上司め」とか「この会社め」「JTCめ」「コンサルめ」というのをとうに超え、「コンサルを含む産業・社会の構造」「会社員という立場の制約・限界」みたいなところに行きついてしまい、自身の身の置き場が分からなくなっていた。 社会構造やら立場とやら

          星のや富士

          2017年、人生の意味などを見失って(要は仕事に納得がいってなくて) 生き延びるためにbaguette listを作ったところ、 金さえ出せばすぐできんじゃん!項目の一つに、 「星のや富士に行く」があった。 それまで中級ホテルを渡り歩いて長距離移動をするタイプの旅行をしていた私には、一泊10万円を超える宿泊は手を出したことがなかった。まして当時住んでいた東京から極めて近場(富士・河口湖)である。その値段出すともっと遠くに行けるよ?と脳内で若かりしころの私が言うわけだが、そこ