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Memu Earth Hotel

沖縄の話ばっかしてきたから南の島派と思われそうだが、どっこい2020年~2021年は北海道しか行っていない。
その皮切りがここ、メムアースホテルである。
残念ながらこの記事を書いている2024年時点ではすでに閉業している。なんでも早く行くべきですね。

公式サイトがもうないのでこちらで

帯広空港が便利で、とはいえ60kmくらいある。秋でまだ雪がなかったのでレンタカーで行った。

隈研吾氏のこれが有名 太っ腹の一棟貸し


早稲田の学生が作ったというほかの棟。慎ましやかすぎんかと思うが、実際予算が他に比べてかなり安いらしい
でも中からの日の落ち方などはとてもきれい
スタンフォードだったかMITだったかの学生が作ったのがこちら。予算はオーバーしたらしい
内装イカす


冬になると窓と雪面が同じ高さになって不思議な見え方になるそうな

11月で閑散期なのとコロナ禍が相まって、通常時の半額程度で泊まることができた。(隈研吾10万→5万、早稲田7万→3.5万、スタンフォードはこのとき泊まってないので不明)
食事のときにスタッフの皆様が1人身である私をかまってくれるうちに職業(当時コンサル)がバレたところ、なんかコンサルしてくださいという無茶ぶりをされ、部屋料金制でなく人数料金制なのは無慈悲に部屋料金制にしていいんじゃないかというコンサルもなにもないコメントをした。例えば1泊1人10万だとして、星野リゾートなら2名20万円が基準なので1名の場合でも20万、すこし慈悲をいただいても18万とかになるところ、このホテルは1人客に10万で貸してくるのだ。1人客には非常にうれしいし私がここに複数泊できたのはその料金設定のおかげだが、そういうホテルグレードではないのではと思った。

こちらの運営企業は、学生の建築家がコンペに勝つと実際にここに家を建てられるとか、寒冷地で通用するサステナブルな家を作るとか、いろいろ役割やテーマがある企業なのだ。
もともとLIXIL財団のお金で立ち上がった経緯があるらしく、ビジネスとして持続を目指すというよりは研究・実験場の意味合いが強かったのだろう。貸せる部屋数が極端に少ないし、その割に1泊100万円とかの富裕層ビジネスでもないし、冬は燃料代に悩まされるということだったのでもともとホテルビジネスの持続は難しかったのかもしれない。
ホテルとしての閉業後も、研究施設としての役割は残していくそうだ。

ホテルとしては2019年~2023年あたりしか開業していなかったようで、その短い期間に2度泊まりに行き、3棟を堪能できたのはとても良い経験だった。(もう1回行って前述の「冬になると窓と雪面が同一になる」スタンフォード作に泊まっている。これは別の日に記事にできれば)

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