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【2021年4月】マーケティング注目トピックまとめ

みなさんこんにちは、すみです。

4月が終わり、5月に入りました。

今回は4月の注目トピックについて振り返ってみようと思います。

プラットフォームのマネタイズ機能が続々登場

先月末くらいから徐々に発表され始めたSNSなど各社プラットフォームのマネタイズ機能。今月はほぼ毎週何かしらのマネタイズ機能が実装されると発表されていました。

【Twitter】
■ スポンサードフリートをテスト中
■ スーパーフォローとチップボタンのテストを開始
【Facebook】
■ ニュースレター機能でコンテンツ提供する記者に対して500万ドルの資金提供することを発表
■ Live Audio Rooms( clubhouseの類似機能)の投げ銭
■ audio creator fundで音声のクリエイター支援
【Instagram】
■ クリエイター向けにマイルストーンの達成でキャッシュをもらえるインセンティブ制度を開発中
■ クリエイターショップ:コンテンツを作り、販売できる
■ アフィリエイトコマース:商品を宣伝して売り上げの一部を報酬として受け取れる
■ ブランドコンテンツマーケットプレイス:インフルエンサーとスポンサーのマッチング
【Clubhouse】
■ クリエイター6万人以上に投げ銭機能「Payments」を提供開始
【Spotify】
■ Spotify、米国で有料ポッドキャスト開始
【Apple】
■ Apple Podcastsの有料定額サービス開始
【Pinterest】
■ クリエーターファンドを設立
【Substack】
■ 個人向けニュースレターサービスのSubstackが地元ジャーナリストに約1億1000万円の資金提供を発表

今までと違う傾向だなと思うのが、広告ありきのマネタイズではなく、クリエイター中心のマネタイズだということ。

大まかに各社のマネタイズ機能をまとめるとこんな感じになります。

投げ銭:Twitter、clubhouse、Facebook
クリエイター支援:Pinterest、substack、Facebook
ポッドキャストのサブスク化:Apple、 Spotify

クリエイター支援として、直接的にクリエイターを資金援助したり、中には clubhouseの投げ銭や Spotifyのポッドキャストサブスクのようにプラットフォーム側の手数料なしで100%クリエイターに支払うと発表している企業もあるので、どこの会社も徹底的にクリエイターファーストになっているなと思います。

この理由は、以前から私も話しているcookieなどのネット個人情報の制限によってターゲティング広告が打ちにくくなっている影響が背景にあります。

今までは広告ありきでマネタイズしていたプラットフォームが広告でマネタイズしにくくなるので、サブスクリプションなどの新たなマネタイズ方法を用意する必要が出てきました。

これによって、広告ありきの経済のあり方が崩壊し、クリエイター中心の経済、クリエイターエコノミーが急速に進んでいます。
また、コロナもクリエイターエコノミーの普及を後押ししていて、アメリカでは2020年に急速にクリエイターエコノミーが進んだと言われています。

今後もこの流れは引き続き加速していくと思われるので、引き続きウォッチを続けたいと思います。

増える clubhouseのライバル

先月に続き、さまざまなプラットフォームでclubhouseの類似機能が開発、実装されています。

Twitter:スペース
Facebook:Live Audio Rooms、Soundbites、Hotline
Spotify
Discord
Linked In
Reddit

Twitterのスペースは全体リリースが進んできています。
Facebookは複数の音声関連新事業について発表しています。
その他名前の上がっている企業は具体的なサービス名に言及していないものの、開発中の旨を発表しています。

そんなライバル続出のclubhouseは、ダウンロード数が下がっているなどのネガティブな声も聞こえてきますが、ユーザーをキープするために、優秀なクリエイターを支援したり、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)と限定コンテンツの配信を契約したりと、コンテンツの質をキープするための努力をしています。

この、clubhouse類似の音声機能の言わば、パクり合いの流れはInstagramのストーリーズがそうだったようにどのプラットフォームでも行われるだろうとSpotifyのCEOのダニエル・エク氏は語っています。

GAFAM、発表いろいろ

第一四半期が終わり、GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)の決算報告や、Apple新製品発表、Facebookのオーディオ関連事業の発表…などと、GAFAMから今後に影響しそうな結構大きめの発表がたくさんありました。

まずは各社の第一四半期決算発表について。

売上高はもちろんのこと、純利益でも1兆円越えが各社当たり前の驚異的な結果になりました。

純利益1兆円越えって、日本の企業だと年間を通して1,2社しかないんです。
それを四半期で達成するのはマジで驚異。

そして、Appleの新製品発表
毎回発表があるたびにTwitterがざわつきますが、今回も新製品が続々と発表されました。

■ iMac:M1チップ搭載、カラー7色
■ iPad Pro:M1搭載
■ AirTag:落とし物を探せるキーホルダーサイズのタグ
■ iPhone12:新色パープル
■ Apple Podcasts:デザイン一新、有料のオプション提供
■ Magic Keyboard、マウス、トラックパッド
■ Apple TV 4 K:A12 Bionic
■ Apple Card

特に注目されているのは、M1チップの搭載されたiMacとiPad、今回新しく発表されたAirTag。
M1チップといえば、Appleが独自に開発したCPUで去年のMacBookから実装されたもの。これが今回はiMacとiPadにも搭載されました。
Air Tagはかばんや財布、鍵などにつけて、無くした時に探すアプリから追跡できるというもの。

これらの詳細については以前の記事でもまとめていますので、こちらもぜひみてみてください。

そしてFacebookは音声事業についていくつかの新機能を発表しました。

■Live Audio Rooms:clubhouseの類似機能。投げ銭もある。
■Soundbites:短い音声を共有
■ポッドキャスト:Facebookアプリでポッドキャストが聞ける
■Audio Creator Fund:クリエイター支援
■ニュースレター:Twitterのスーパーフォローの類似機能
出典:フェイスブックが音声関連の新機能を発表、Clubhouse類似機能やポッドキャスト支援ツールなど

clubhouseなどの影響を受けての様々な音声機能はもちろん、それに伴ってクリエイターマネタイズ機能なども続々と発表されました。

具体的にいつ一般化されていくのかは不明ですが、ネットビジネスを副業、本業で関わっていく人たちにとっては今後の収益化を左右する重要な情報なので今後もウォッチを続けいていきたいと思います。

以上、4月のマーケティングニュースまとめでした!

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