【2021年】海外クリエイターのマネタイズ方法
みなさんこんにちは、すみです。
SNSなどのプラットフォームがクリエイターマネタイズ機能を次々と実装し始め、クリエイターを中心とした経済「クリエイターエコノミー」がどんどん進んでいます。
今回は、クリエイターエコノミーで、クリエイターたちがどのように収益化しているのかがわかる興味深いデータがあったので、こちらについて考察していこうと思います。
全体傾向
海外クリエイターの収益方法として、以下のような特徴が見られました。
■ クリエイターとしての仕事を続けるほど収益が出しやすくなる
■ クリエイターの7割がInstagramを利用している
■ クリエイターの収益源のほとんどはスポンサーシップによるもの
■ フォロワー数の多さは収益の多さと関係ない。むしろフォロワーが少ない方がスポンサーがつきやすい
これらの特徴がわかるデータについて深掘りして見ていこうと思います。
クリエイターはどれくらい稼げる?
クリエイターとして活動することで、本当にマネタイズできるのか誰もが気になると思います。
こちらはクリエイターがコンテンツだけで稼ぐ年収をまとめたものです。
出典:Creator Earnings: Benchmark Report 2021
【クリエイターの平均年収】※カッコ内は日本円
■2万ドル以下(約200万円) 33.49%
■2万〜5万ドル(約200〜500万) 23.26%
■5万〜10万ドル(500〜1000万) 20.25%
■10万〜50万ドル(1000〜5000万) 20.86%
■50万〜100万ドル(5000万〜1億) 1.6%
■100万ドル以上(1億以上) 0.53%
※カッコ内は日本円
100万ドル(1億円)以上稼いでいる人は0.53%になりましたが、5万ドル(500万円)以上稼いでいる人は43%になりました。
また、収入はクリエイターとして働く年数が長くなるほど増加する傾向にあります。
4年以上続けている人の46%が年間2万ドル(約200万)以上の収入を得ていることがわかっています。
収益を得るために利用するプラットフォーム
クリエイターとして続けられれば、稼げていくことは先程のデータから分かりましたが、クリエイターたちはどのプラットフォームで収益化しているのでしょうか?
こちらのデータはクリエイターがマネタイズするために利用しているプラットフォームをまとめたものです。
出典:Creator Earnings: Benchmark Report 2021
複数のプラットフォームでアカウントを持っていることが多いですが、Instagramは72.19%と圧倒的に多い結果になりました。
過去に記事にまとめた「インフルエンサーマーケティングで利用されるプラットフォーム」のデータでもInstagramが多い結果になっているので、インフルエンサーマーケティングでコンテンツを作って収益化するプラットフォームとしてInstagramが向いているプラットフォームであることは間違い無いでしょう。
クリエイターの収益源は?
Instagramが圧倒的に収益を得るプラットフォームとして利用されていますが、では具体的にはどんな方法で収益を得ているのでしょうか?
こちらは、クリエイターが収益を得ている事業をまとめたものです。
出典:Creator Earnings: Benchmark Report 2021
全て英語なので補足的に書いておきますと、以下の項目で比較されています。
(左から)
■広告
■ アフィリエイト
■ブランド情報の発信(企業のPR、スポンサーシップ)
■コンビネーション
■講座
■投げ銭
■自分のブランド
■サブスクリプション
ブランド情報(スポンサーシップ)の発信が77%と、圧倒的に多い結果になっています。
インフルエンサーマーケティング的に、企業がクリエイターのスポンサーとなり、ブランドのPRをお願いするという形式です。
全ての収益源を合わせても、ブランド情報に敵わないほど多い状況です。
フォロワー数と収益の関係
クリエイターとして活躍するのであれば、SNSのフォロワー数を増やしてより多くの人にリーチしたいと考える人が多いかもしれませんが、収益を出しているクリエイターのフォロワー数は決して多いわけではないようです。
こちらはクリエイターのフォロワー数(縦軸)と収益(横軸)をまとめたものです。
売り上げ1億以上のクリエイターは別として、売り上げが2万ドル(約200万)〜100万ドル(約1億円)未満だと、フォロワー数が収益にそれほど影響を与えていないことがわかります。
50万ドル〜100万ドル稼いでいる人のフォロワー数は10万ドル〜50万ドルを稼ぐ人よりもフォロワー数が少ない結果になっています。
こちらのデータはフォロワー数(縦軸)とスポンサー付き投稿(横軸)をまとめたグラフです。
年間16を超えるスポンサー付き投稿をしている人のフォロワー数は少なく、年間11〜15のスポンサー付き投稿をしている人の方がフォロワーが3倍くらい多い結果になっています。
稼げる人は必ずしもフォロワー数が多いわけではないということになります。
過去にまとめたインフルエンサーマーケティングに関するデータでも、企業がインフルエンサーマーケティングを発注したいインフルエンサーはフォロワー数が少ない人ということがわかっているので、この結果と一致し、納得できます。
以上、海外クリエイターの収益化方法についてでした!
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