見出し画像

~自分が「幸せになる」覚悟~

私のリーディングモニターを受けられた方へ、あなただけの「オリジナルストーリー」を紡ぎます。

今回のストーリーは、「自分が幸せになる覚悟」の重要性を、改めて私に気付かせて下さった方の、お話です。

✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ 

Yさんは、普段あまり漫画は読まないということから、映画の「マザーウォーター」と「スターウォーズ(1~3)」を作品として挙げて下さいました。

初めに私が感じたのは、それぞれの映画に対するYさんご自身の印象の、「差」への違和感です。

「マザーウォーター」を背景にするYさんからは、何事にも動じずにどっしりと構え、自分の世界観や好きな物を大事にする、自分の信念をしっかりと持った、どこか「本来」のYさんらしさが私には強く感じられました。
人とは「付かず離れずの距離」を保ち、さばさばとしながらも好奇心旺盛で、常に「今を生きる」ことを、とても大切にされているような。

一方で「スターウォーズ」を背景にしたYさんからは、「今の現実」が強い印象を受け、他人に対しては特に従順過ぎるほど素直で、相手の意見を「なんでも」受け入れてしまう、人に感化されやすいというのが特徴的でした。
そしてその、どこか遠慮がちで常に何かに怯えている様子は、まるで「本当の自分が出てこないように自分で自分を罰している」ようでもありました。

「本当の自分を、思い出せない…?」

そんな私の内側の声と共にYさんから漂ってきたのは、「自分のことは自分で決めたい」、「自分の領域を邪魔されたくない」と、感情露わにご自身の意見をグイグイ主張する様子と、今にも爆発しそうな肚の奥底に抱えたものすごい怒り。

その「怒り」はあまりに唐突で、私が表面的に感じるYさんの印象とはまるでかけ離れていたことから、「Yさんご自身、自覚が無い」ものだと直感的に思ったのと同時に、私自身がたじろいでしまい、それを「読んだ」自分への疑心暗鬼に陥った程です。

そして、その怒りにYさんが無自覚であればあるほどに、ご自身に悪気は無くとも無意識に周りをイラつかせてしまうような、どこか他人の怒りを買ってしまうような、そんな、私が感じた現実のYさんの様子から、Yさんが持つ「自己主張をすることへの恐怖」も見て取れました。


だからこそYさんにとって、人への従順さは不本意であること、そうやって他人の意見をなんでも受け入れ、自身の感情を抑え込むことで、なんとか自己主張をしなくて済むようにしたかった、だってそうしてないと、「また傷つく」から。

そして、本当の自分が出て来てしまったら、今まで自分が「本当だと信じてきた」ものが、「必要だと思ってきた」ものが、「実は、要らない」ことに気付いてしまうから。

そしたら、「何もかも失う」って思うから…

そんなYさんの思いが私の中で腑に落ちた時、今回のメッセージとなりました。

あなたが、自分を抑え込んでまで保とうとするものに、一体どれだけの価値がありますか?

自分を表現するのに、他人の評価は一切必要ありません。

そしてあなたが、ご自身のどんな感情にも素直になる度に、本来のあなたを思い出すのです。

リーディング メッセージ


そして、Yさんからのご感想です。

深くに響き渡るような言葉で、何度も読み返してしまいました。自分では重々わかっていると思っていた内容でしたが、いま、自分の内側に静かに亀裂が入るような感覚があることから、きっと今までわかったようなふりをして満足し、結局目を背けていたことに気がつきました。

今回メッセージをいただいてから、これまで感じていた以上に、自分が他者の目を気にして生きていることに気づかされています。反射レベルで、他者からどう見られているかを察知しているし、自分の些細な表情や言動に至るまで、相手の状況に合わせて調整して表現いる自分に気がつき恐怖しました。  素の自分で居ると、決まって痛い目を見てきたので、こうして幼い頃より偽りの姿で生きるようになったのですが、今となってはこれが自然なので、本当の自分がわからない、というのが現状です。  まゆゆさんのメッセージのおかげで、一体化してしまっている仮面と、本来的な自分との間に僅かな隙間ができたので、今はその隙間をたよりに、自分の言動を見つめ直して行くところから始めようと思います。

リーディング ご感想

今回は、Yさんご自身のご希望と、私の師匠からのご協力もあり、私が読んだメッセージの内容に至った経緯と、Yさん自身が持つ「怒り」の正体が、人の言う事を何でも受け入れてきた「自分自身に対するもの」だということを、「通話」という形で、後日改めてお伝えする運びとなりました。

その流れが、今のYさんにとって必要なタイミングであったのか、通話後のやり取りの中で、「また一歩、自分の中で何か深まった」というYさんからの言葉と共に、ご自身が望む「本当の幸せ」に向かってYさんが踏み出そうとする「合図」のようなものを、私は同時に感じていました。

そしてそのことが私にとっても、自分が相手に「伝える責任」を持つことに対して、改めて「覚悟を決める」後押しともなったように思います。

それは、いかに私自身が、「傷ついた自分を守る」ために、今までの古いやり方やくだらないプライドにしがみついて、自分が相手に「本当に伝えたいこと」から逃げ回っていたか。

そして、そんな自分が「本当は苦しい」ことにもどこか自分で気付いているからこそ、抵抗したくなる自分を素直に認め、自分が「本当は◯◯したい方を選んでみる」ことでしか、自分が失いたくなかったものが実は「大したものじゃなかった」ことに気付けないこと、そして、その先の道は開けないのだということも、今回私は改めて学ばせてもらいました。

だって、どんなに傷ついた自分が抵抗したところで、人は「幸せ」にしか、ならないのですから……


✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ 

そして今、私がYさんに改めてお伝えしたいことがあります。

それは、「自分の奥底に眠る怒りの存在を認めない限り、本当の自分は思い出せない」ということ。

そしてそのために、どうかご自身の感情に対してこれ以上抑圧するのでは無く、どこまでも素直に、どこまでも自分にだけは正直であって欲しいということ。

そしてだからこそ、「本当は、◯◯したかった」という自分の「本心」に気付けるんだということを。

そして―
Yさんにとっての「正しい」自己主張とは、常にYさんが「自分の本心に素直であり続ける」ことの延長線上に、見つけられるものです。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?