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11月27日【ウクライナ戦況図】キンバーン砂嘴・ドニプロ川渡河作戦の詳細判明|ウクライナ軍・クレミンナ奪還前夜|【地図で解説】ゆっくり【最新】GoogleEarthで解説
最新の、日頃調べているウクライナ戦況、ウクライナ情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。いつも地図を使って説明していらっしゃる方が最近お休み気味とのことですので、いつも調べていることを動画に作ることにしました。地図はグーグルアースを使っています。
最新のウクライナ軍参謀本部、最新の戦争研究所、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、最新のツイッターや最新のテレグラムのレポートやチャンネルを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストにまとめています。
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●毎週日曜日、視聴者様の質問に答える生放送をしています。
数が多いときは、すべてにお答えできないこともあります。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/streams
●投稿主は「日本一早い米国株市場解説」として米国株の情報を日本語訳して早朝に生放送でお送りしています。パウエル議長の記者会見のときは同時通訳しています。
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●詳細はnoteにもまとめています。
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#ウクライナ情勢
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#ロシアウクライナ
防衛研究
チャンネル
■BGM Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
曲の使用に関しては、規約に従った範囲で行っており、使用に関して運営側にも確認いただいています。
地図はGoogleEarthを使用しています。
Photo:KeivIndependent
■関連動画
過去のウクライナ戦況図は再生リストで見ることができます。
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■内容
みなさんこんにちは。
今日も最新のウクライナ情勢についてお伝えします。
ウクライナ情勢について知ることは、
欧州の経済情勢をいち早く知る上で重要です。
また、多くの方のコメントをいただきありがとうございます。
この動画では、本日公表された戦争研究所のレポートなどから、
公開情報をいち早くお伝えしています。
公開時間は日によって異なるので、
チャンネル登録して通知をオンにすると
動画公開時に連絡が来ます。
それでは簡単ですが、
日頃調べていることをお伝えします。
過去の戦況図は再生リストから見ることができますので、
あわせてご覧ください。
■まずは全般的な事柄です。
ウクライナ軍参謀本部によると、
昨日11月26日のロシア軍の損失は
兵士560名
戦車2両
装甲輸送車4両
砲1門
UAV1機
その他車両2両となっています。
天候が回復するまでは、撃破数は低調になるものと思われます。
なお、ウクライナ軍の損失は情報ソースがなく不明です。
戦争研究所によれば、今週は北東部を中心に気温が下がり、
両軍の作戦を阻むぬかるみも少なくなることから、
作戦のペースが上がるものと見込まれます。
すでに報じられていますが、先日、
ロシア軍は核弾頭を取り除いたKh55ミサイルをウクライナに向けて、
発射しました。
このミサイルには弾頭がなく、囮として使われているようです。
これは、ロシアのミサイル、
特に高精度のミサイルが枯渇していることを示しています。
ロシア軍はウクライナのインフラを攻撃することで、
ウクライナ市民の厭戦気分を醸成しようとしていますが、
その試みは失敗しています。
ウクライナでは、停電から徐々に復旧しつつあり、
電気が使えるところでは、現在1日のうち5時間程度、
電気が使える状態となっています。
とは言え、電力供給はまだ不安定で、
ゼレンスキー大統領は、
電気が使えるときでも節電をするよう、
国民に向けた演説を行っています。
■それでは、各地域の戦況です。
昨日はいつもより多く地図を回していましたので、
週の前半は、方位を北に固定してお送りします。
●ウクライナ北東部
○ルハンスク州 クピャンスク方面
この日の天気はくもり、最高気温3度、最低気温2度。
今日の天気はくもりの予報。
この先29日頃から冷え込む一方、晴れの天気になる見込みです。
○リシチャンスク方面
まず、ウクライナ軍の偵察部隊は、
キスリフカ付近でロシア軍の機甲部隊を見つけ、
撃破しました。
この方面では天候の回復を待って、ウクライナ軍が作戦行動に出ると
考えられています。
ウクライナのルハーンシク州のセルヒー・ハイダイ長官は、
ウクライナ軍がスバトベとクレミンナ周辺で作戦を行い、
ロシア軍を撃退していると指摘しています。
ウクライナ軍は、高速P66号線のすぐそこまで進撃しています。
そして砲撃により、
スバトボとクレミンナの間の連絡線を断とうとしています。
高速道路は緑色の線で示しています。
戦況図を修正しました。
ウクライナ軍はスバトベ周辺で航空機による爆撃と、
14回のヘリコプターによる攻撃を行い、
歩兵の戦闘支援を行っています。
また、砲撃によりロシア軍の後方にある、
多連装ロケット、
防空システム、
通信所を破壊しました。
クレミンナの南、ディプロバを確保したウクライナ軍は、
二手に分かれ、一部はビロホリフカへの支援に、
残りはそのままとどまって、
クレミンナの奪還作戦の準備をしている可能性があります。
ロシア軍はクレミンナからドローンを飛ばしてウクライナ軍を探し、
見つけ次第ウクライナ軍に向けて砲撃を行っていますが、
精度は低く、ウクライナ軍に打撃を与えるに至っていません。
ロシア軍は、この日もビロホリフカを攻撃しましたが、
ウクライナ軍が撃退しました。。
●ウクライナ東部 アルチェモフスク(バフムト)方面
この方面の戦闘は引き続き活発ですが、
両軍ともに泥だらけの状態で、
作戦行動に支障が出ているとの報告が両軍からあります。
○バフムト北部
ウクライナ軍参謀本部によると、
ロシア軍は、
ヤコブリフカ、
ソルダー、
バクムツケでウクライナ軍を攻撃しましたが、
ウクライナ軍は撃退しました。
○バフムト南部
ロシアの軍事ブロガーによれば、
バフムトの南の郊外で激しい戦闘が起きていると報告しています。
おそらくイヴァンヘラドを指すものと考えられます
ウクライナ軍は、
オピトネに対するロシア軍の攻撃を撃退したと報告しています。
一方、ロシア軍は、位置情報付きの写真を公開し、
オピトネを占領したと主張しています。
バフムト南部の係争地、
クリシチフカ、
オドラディフカ、
クルデュミフカ近辺の戦闘に関しては、
本日も情報がありませんでした。
●ウクライナ南東部 ドネツク州
この日の天気はくもり、最高気温5度、最低気温4度となっています。
今日の天気は曇りの予報。
この先しばらく雨の日はない予報です。
○アウディーイユカ周辺
この方面はロシア軍の単調な攻撃となっています。
この日ロシア軍は、
クラスノホリフカ、
ペルヴォマイスケ、
ネベレスケ、
に攻撃を行いましたが、
ウクライナ軍はすべて撃退しました。
一方、ウクライナ軍は、
クラスノホリフカから少し入った、
ノヴォセリフカドルハの戦車部隊を攻撃しています。
●ウクライナ南部 ザボリージャ方面
メルトポリの昨日の天気はくもり、最高気温9度、最低気温7度
今日の天気は曇りの予報となっています。
ウクライナ軍は、
ミキルスケ、
パブリフカ、
ベルカノボシルカ、
ノヴォダリフカで
ロシア軍を攻撃しました。
いずれもロシア軍が応戦し、
ウクライナ軍はすぐ撤退していることから、
いずれも相手が攻めてくるのを防ぐ程度の限定的な攻撃と思われます。
ウクライナ軍参謀本部の発表によれば、
ウクライナ軍はメルトポリにあるロシア軍の軍事施設に攻撃しました。
国産の弾道ミサイルと思われます。
ウクライナ軍は弾道ミサイルを保有しており、
北朝鮮の弾道ミサイルは、
ウクライナから技術導入されたものともいわれています。
この攻撃により、弾薬庫が破壊され、
50人のロシア兵が負傷しました。
また、ドニエプル川近くの、
ヴァシリフスキーライオンのロシア軍施設をミサイルで攻撃しました。
これにより2つの倉庫を破壊、
130名のロシア軍兵士が負傷し、
7つの装備を破壊しました。
ウクライナ軍は、
さらにその南のミハイリフカの軍事施設にも攻撃し、
弾薬庫を破壊しました。
●ヘルソン州
この日の天気はくもり、最高気温6度、最低気温4度。
今日の天気は雨となっています。
ロシア軍はこの日もドニプロ川左岸の防衛を強化しています。
また、この方面は、双方が砲撃戦を行っています。
キンバーン砂嘴についての情報がありましたので、
お知らせします。
公式の情報ではありませんが、
ウクライナ軍はキンバーン砂嘴を確保している可能性があります。
これにより、ミコライウ州はすべて、
ウクライナ軍により解放されたことになります。
情報によると、ウクライナ軍は、
まずオチャコフから特殊部隊がキンバーンに小型舟艇でわたり、
次に上陸地点の東側に地雷を敷設して上陸地点を確保した上で、
東に進み、ヤリシフカ、
ヘロイスケのロシア軍施設の座標を伝達し、
対岸の砲兵隊が砲撃した後に確保し、
東に進み現在はリバルケで戦闘が起きている可能性があります。
キンバーン砂嘴の道路は北側の1本しかなく、
ウクライナ軍は、ロシア軍の部隊を見つけては、
対岸から砲撃を行っているとのことです。
公式情報ではありませんが、
キンバーン砂嘴をウクライナ側に修正しておきました。
今後どのように展開するか情報が入りましたら、
またお知らせします。
本日は、そのキンバーン砂嘴の様子を動画の最後まで御覧ください。
ウクライナ軍とロシア軍はこのような場所で戦っています。
本日は以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。
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