低量ピル服用体験(初めての方・検討中の方向け)

こんにちは、
今日は低量ピルの話をしようと思います。

低量ピルの皆さんについて、
どのようなイメージをお持ちでしょうか。
一般的なイメージは避妊薬といったところでしょうか。
最近は、生理痛やPMS改善のほか、
子宮内膜症や子宮筋腫の治療に
用いられることがあるようです。
私がピルの服用を始めた第一のきっかけは
上記以外の繰り返し起こる生理中の
ニキビ軽減の為に始めました。
その後、交際相手が出来たことがきっかけで
避妊効果も合わせて大変役立っています。

こちらの記事では、低量ピルを始めて
飲む方向けに私が経験した処方までの
流れをお教えします。
こちらの記事では、継続目的の低量ピルに
ついて記述します。超低量ピルについてや
生理日をズラすことに関しては
記述されておりませんのでご了承ください。では...

まず、婦人科を受診します。
婦人科は大変混みますので、事前に
診察開始時間前に並んだり待ち時間を潰せる
アイテムを持っていくことをお勧めします!

次に先生に低量ピルの処方できた旨を告げます。
私の場合は、
「ニキビが皮膚科の薬で消えますが、
生理前に出来てしまい根本的な改善のため来ました。低量ピルを飲むと効果があると聞きました。」といった感じに伝えました。

避妊以外の多くの方は生理痛に
関することだと思いますので
「生理痛がひどくて受診しました。」といえば、
検査などの上、先生の診断のもと低量ピルが処方されるかと思います。

先生との会話後、処方のため別室で
血圧検査と採血を行います。

低量ピルの服用で注意すべきポイントとしては、
血栓症が挙げられます。そのため、血圧と採血
検査をして、その可能性がないかの検査になります。

別室で看護師さんに低量ピルについての説明を受けます。
先にお伝えしたいのですが、覚えることが
何点かありますので混乱しそうな方は
説明の際にメモを取ることをお勧めします!
私も曖昧になり、度々ネット記事に
お世話になりました。もちろん病院へ
確認の電話でも大丈夫かと思います。

さて先程述べたように、血栓症が副作用として
挙げられます。
こちらは喫煙や肥満、40歳以上の方などの関連が示唆されており、問診票に喫煙の有無や
身長・体重などを記載して病院の処方できる
ガイドラインを超えていないかを確認していきます。私は喫煙をしないので、喫煙されている方の
処方については控えさせていただきます。

問診票記入後、看護師さんに生理周期と次回の生理開始日を聞かれます。パッと出ないと思いますのでルナルナを見せると良いです。
その後、看護師さんから実際の4段に並んでいるピルのシートの説明を受けます。
ピルの服用で重要なのは、時間です。
毎日一定の時間に飲み忘れないことで
正しい効果が発揮します。

私の場合は服用目的がニキビ改善のためか多少の時間のズレは気にしなくても良いとのこでしたが、避妊目的でしたら正しい時間の服用が求められます。
私は仕事の日と休日で朝起きる時間と夜寝る時間がまちまちなので持ち歩く手間がありますがお昼に時間を決めました。
昼休憩中に服薬しています。

先程聞かれた生理開始日あたりに生理が来たら
生理が来た日にまず一番左上を一錠飲むようにと説明がありました。

これは私が服用してるトリキュラー28錠のシートです。上にシールが貼ってあり、飲み始めた曜日のシールを下の「カレンダーシール〜」のところに貼ることで、毎日服用してるのが忘れないようになってます。私は服用開始時の整理開始日が木曜日だったので木曜日のシールを下に貼っています。

それから自分の設定した時間に次の一錠を飲みます。基本、毎日これの繰り返しになります。

そして4段目(28錠タイプの場合)の一番下の列に成ると休薬日といって薬のお休みの日なります。
この上から4段目のうちに生理がきます。
正しくは、基本消退出血といって生理ではないのですが同じように子宮から出血が起こります。写真の1番下の白くて大きい錠剤で、上に22-28の表記されているところが休薬日です。

私の場合、本当にお恥ずかしい話なのですが、
なぜか低量ピルを服用すると生理がこないと思っておりこれで生理生活がなくなり、楽になると考えていました。今となってはなぜそう思っていたのかはわかりませんが
多分妊娠と同じ状態だから生理がこないと思っていたのかな...
大の20代女性の知識でそれくらいなので
自虐ですが日本の性教育の低さと普及率の低さが垣間見えます。

話は戻りますが、低量ピルの種類によって
21錠タイプと28錠タイプがあります。
この差は、休薬日の違いになります。
低量ピルは毎日同じ時間の服用が大切なので
休薬日もその習慣を忘れないように偽薬(薬の効果がない)が入っているのが28錠タイプです。
服用習慣がない初めてピルを服用する方に向けです。休薬日中の偽薬は薬の効果はないので
その日になったら飲まずに捨てても良いとも言われています。
ただし、ちゃんとその日に一錠ずつ飲んだようにすること。
先程述べた休薬日のカウントがわからなくなるからです。
21錠タイプは休薬日の偽薬がないものになります。
自分で休薬7日間をカウントし、次のシートへ移行します。

ここが忘れがちな私的なポイントなのですが
休薬日は7日間あります。人によって消退出血の開始日と出血が異なり、偽薬期間中に出血が終わらない場合がありますが
その出血を無視して偽薬日が終われば、新たなシートの左上の錠剤から服用を開始してください。

他に説明を受けたのは、副作用の話です。
一番最初に出たのは血栓症の件です。
私の場合、喫煙はしないのですが座り仕事で体を動かさないので血栓症のリスクが高いのです。こまめに動く事とお水をこまめに
飲みように指導されています。

あとは、子宮頸がん・子宮体癌・乳がんのリスク話をされましたが説明の感じでは血栓症ほど重大なような説明は受けませんでした。
こちらではその話は長くなるので致しませんので、ご自身の体の大切なことです。別の記事などをご参考にしてください。

説明後、とりあえず1ヶ月分の低量ピルを貰います。
1ヶ月分というのは、21錠/28錠の1シートのことを指します。
最初の1か月は、ピルの血栓症を含め副作用が出やすいので
相性を見るために1シートから試してみます。

ピル服用後は休薬日以外は間隔をあけずに飲むのが基本なので1シート飲みきる前に病院を受診してください。
その後、また血圧と採血で血栓症の症状が出ないことを確認し3か月分処方してもらいました。
私が通っている婦人科では、最初の半年は3か月おきの処方ですがそれ以降はまとめて半年分(6シート)の処方が可能になります。
その理由は半年に1回、血栓症の症状が出ていないかの血圧検査・血液検査があるからです。
その日のうちにその結果が出ないので
私の場合は最後の1シートになったら受診し
血圧・採血→次週、結果を聞きに行く。問題なしで半年分処方といった形で受診しています。

あ、ここもポイントなのですが他の薬と違い、
婦人科の会計時に低量ピルは貰えます。
調剤薬局に行ったことはありません。
私の場合はニキビ改善目的でしたので
婦人疾患と見なされず保険適応外での処方になります。
生理痛やPMS、子宮内膜症などに関しては保険適応になるとは他の記述で拝見してあります。
先生と相談してみてください。

**服用の感想まとめ
**
メリット
・個人的に目的であったニキビの軽減には繋がっている。(できる時もある)
・元々生理周期は安定していたが、休薬日を目処に予定が当てやすい(脱毛・プール等)
・消退出血が終わるのが早い、出血もサラサラで不快感はない
・病院処方なので血栓症の検査ができる
・まとめて半年分の処方ができる
・女性主体で避妊ができる

デメリット
・常に薬を持ち歩く、飲み忘れの注意が必要
・元々重くなかった生理痛が、服用後重くなった時が稀にある
・私は普通にPMSも普通に出ている
・消退出血の日数が減ったが、その分1日の出血量が増えた
・保険適応外なので料金が高い

低量ピルも種類がありますので、明らかに
合わないものは他の種類に変えてもらうのが
良いかと思います。

こちらの記事は、以上になります。
長くなりましたが、皆様の低量ピル服用の
参考になれば幸いです。

※素人の知識ですので医療知識として異なる点があるかもしれません。ご了承ください。

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