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【実録】あの時、私は一度死んだ~パワハラプロデューサーとの壮絶紛争記録~(創作大賞2024エッセイ部門応募作品)

はじめに

『セクハラ』『パワハラ』『モラハラ』『カスハラ』……今や、様々なハラスメントが横行しています。
「そろそろ結婚したら?」「小学生からやり直せよ」「何でお前が生きてるんだよ」「頭おかしいんじゃねえの」……ハラスメントで使われる言葉は、もはや凶器でもあります。
世知辛く、行き辛くなった現代社会。企業においても、ハラスメント対策は抜かりなく行われているでしょう。しかしそんな中でも、行政のトップによるセクハラやパワハラのニュースを最近よく目にします。行政のトップとしてはあるまじき言動に、私も呆れます。調査報告書などを見て私が思うのは「これがパワハラだって分からないのかな?」ということ。自覚がないのが、何よりも恐ろしい。

ハラスメントは、言わばいじめと一緒。された側が不快に思えば、それはハラスメントだ。「そんなつもりはなかった」という、自分の非を認めない言い訳は何とも醜い。
会社勤務ではなく、フリーの脚本家として活動する私にとっては、正直ハラスメントの実感がありませんでした。怒られるということは、自分に非があると思っていました。しかし時が経つに連れて、私はパワハラを受けていることに気が付き始めたのです。

これは、ある仕事で一緒になったプロデューサーから受けた壮絶な体験を記録したものです。


第1章 パワハラ祭りのプロデューサー

脚本家として、言葉を武器に仕事をしている私にとって、暴言ほど精神的ストレスになるものはありません。
「言葉は武器にもなるし、凶器にもなる」が私の持論なのですが、この記録における敵であるプロデューサー・Nは、まさに言葉を凶器にしていました。

「上辺だけの謝罪なんて、小学生でもしない」
「小学生からやり直せ」
「お前は、障がい者かよ」
「日本語わかってる?」
「お前の目が気に入らない」
「お前の顔が気持ち悪い。ねずみ男みたいだ」
「誰もお前のことなんて信用していない」
「何でお前みたいなやつが生きてるんだ」
「お前を海に沈めることぐらい簡単なんだ」
「首くくれよ」
「お前とかかわるとロクなことがない。お前が関わるようになってから売り上げが落ちた。お前は貧乏神だ」
「お前は、客も呼べないようなキャストを紹介してきたのか」
「紹介してきたキャスト、あれ、お前の愛人か?」
「お前の父親は、他に愛人を作っている」
「お前の母親は、ギャンブルをやっていて、元ヤンだ」
「お前の友達にはロクなやつがいない」
「あいつに私の悪口吹っ掛けただろ」

これらは全て、Nが私に浴びせた暴言です。これらの言葉、録音したわけでも、メモをしたわけでもありません。全て、私の記憶ではっきりと覚えているものです。
Nとは、ある舞台公演の仕事で一緒になったのですが、これらの言葉は全て準備の間に言われた言葉です。最初は私が初歩的なミスをしたことでNを怒らせてしまったからだと、自分自身に責任を感じていました。しかし今振り返ってみると、これはパワハラ以外の何物でもなかったのだと思います。
上記の言葉を見てのとおり、人権侵害や脅しともとれる罵声の数々。中には何の根拠もない暴言や言いがかりもあります。正直、百歩譲って私のことはどう言われても構いませんでした。しかし、家族や友人、知人であるキャストのことを悪く言われたことに、私は立腹しました。

他にも、書類で顔を叩かれたことがありました。反動で、私の眼鏡が吹っ飛びました。ちなみにその時には、「直接手は触れてないからな」という意味不明な言い訳をしていました。
また、座っている私の椅子を蹴ってきて、「椅子を蹴っただけで、お前は蹴ってないからな」と、これまた意味不明な言い訳をしてきたこともあれば、書類をばら撒いて「お前が拾え」と強要してきたこともありました。

仕事の中でいきなりブチ切れたり、情緒不安定になり、感情の起伏が激しいことは以前からありましたが、その都度「更年期だから」「血圧が高いから」と持病を言い訳にしていました。全く、自分の非を認めることはありませんでした。
Nが体調不良になった時は、プロデューサー経験のない私が業務を代行することもありました。しかし逆に私が体調不良になると、「気が緩んでる証拠だ」「緊張感がないからだ」と咎められることも多々ありました。自分の都合でしか物事を考えないような女なのです。

第2章 行動制限してくるプロデューサー

Nはとにかく、パワハラ言動が絶えない人物でしたが、実はモラハラも横行していました。
以下に、Nの言動をまとめます。

・夜11時以降や、朝方4時に電話をかけてくる
・他の仕事をしている時や、会議中にも引っ切り無しに電話をかけてくる
・プライベートな家族や友人とのLINEトークをチェックされる
・「今何してるの?」「今どこにいるの?」とLINEを送ってくる
・SNS投稿のチェック
・SNSアカウントを削除するよう強制してくる
・プライベートな予定まで聞いてくる
・「そんな会議、行く必要ない」と、行動を制限される
・「出かけるのは良いが、スマホは置いていけ」と、連絡ができないようにする
・財布の中身をチェックし、領収書やレシートの内容を見て、「何でここに言ったのか」などと追及してくる

メンヘラ彼女並に、背筋が凍るような言動ばかりです。
風呂に入っている夜11時以降に何度も電話がかかってきて、風呂から出たら何件もの不在着信が。何かあったのかと思いかけ直すと、「何で電話に出ないんだ。電話には常に出れるようにしとけ」といきなり怒鳴られました。その後謝罪し、電話の要件を聞いてみると、正直LINEやメールで対応できる、そこまで優先順位が高いものではない確認事項でした。そんなことのために、何でこんなにも怒鳴られなければいけないのかと、Nに対しての苛立ちが隠せなくなりました。

また、上記の言動の中に、LINEトークをチェックされたと書きましたが、Nの本当のモラハラはこの先にありました。友人とのLINEの内容は、友人同士の飲み会の計画についてでした。『誰呼ぶ?』『いつにする?』『場所はどうしようか?』という、ごく普通のやり取りです。しかしNは、そのトークを見て私に怒鳴ったのです。「飲み会なんてしてんじゃねえよ!」と。
プライベートで私が、誰とどこで会おうがNには関係のないことです。ここまで私に行動制限をしてくる理由が全く分かりませんでした。

プライベートだけでなく、他の仕事にも口を出すようになりました。
「そんな仕事辞めろ」「すぐLINE打て。私が口で話すから、その通りにやれ」と。それにより、私は取引や親交のあった人と、無理やり縁を切らされる形となりました。当然向こうは、指定されたLINEを打っただけで、私自身がそう思っているわけではないことなど知るはずもないので、見事に私との繋がりがバッサリと切れました。
そうやって、Nは私を様々な環境から孤立させていったのでした。

第3章 熱意がないプロデューサー

舞台公演をするにあたり、Nは「地域を盛り上げたい」という思いを持っていました。しかし、いざふたを開ければ、制作実態は杜撰でした。
一番驚いたのは、舞台公演をするにあたっての常駐スタッフが誰ひとりいないのです。舞台監督も音響も照明も、ほとんどWeb会議に参加しただけで、後は前日のリハで現地入り。
つまり制作進行やスケジュール調整といった、裏方で常に動けるスタッフがいない中で、Nは私を指名しました。

脚本と構成として関わっていたはずなのに、裏方の仕事全部まで私に押し付けてきました。当然事務仕事に追われると、脚本を書く集中力もなければ、執筆時間も確保できません。そんな状況を分かっているにも関わらず「脚本、いつ上がってくるんだ」と催促してきます。「事務仕事がまだ終わってないので」と話すと、「1日2日眠らなくたって死なない」と言ってきます。

資料一つ作るのにも、時間と労力がかかります。ですがNにとっては、そんなこと知ったことじゃありません。口でいろいろと指示を出してきますが、それを具現化するのには時間がかかりますが、お構いなし。私の不満は、溜まる一方でした。

後援申請、スタッフミーティングの日程調整、会場職員との打ち合わせ、チケット受付とメール確認、ポスター制作、SNS発信、ホームページ更新、プレスリリース発信、記者対応などのスタッフ業務を、全て私一人がやることになっていました。
私一人でやっていれば、正直漏れもあるし、ミスも出てきます。集中力も切れていますし、他の仕事だってやらなければいけない。脚本も書かなければいけない。それでも、Nは私一人の責任にします。

「何かあったら、プロデューサーである私が責任を取る」と豪語しておきながら、結果トラブルが発生すると、「責任者はお前だ」と私に押し付けてきます。
「あの時、お前がああやって言ったからだろ」と、結局は責任を負いたくないために、権力を振りかざして、私一人を悪者にします。失敗が続き、私が挙動不審になると、私の前でNはスピーカー状態で、ある人に電話をしました。相手は舞台監督。「ねえ、こいつの様子おかしいんだけど、どう思います?」と質問すると、舞台監督は「クスリでもやってるんじゃないですか?」と答えました。Nだけでなく、周囲のスタッフまでもが私を白い目で見てきていたのです。根拠もなく「クスリをやっている」と言った舞台監督のことも、私は到底許すことができませんでしたし、反論もせずその意見に乗っかって「やっぱりね。こいつ、やっぱりおかしいもん」と私を見ながら舞台監督と電話をしたときの、あのNの目は今でも忘れません。

キャストを兼任しているNは、スタッフ会議をすると言っておきながら、当日になってドタキャンし、全ての進行を私に押し付けてきました。プロデューサーがスタッフ会議を欠席するなど、本来の現場ではあり得ないこと。プロデューサーと言っておきながら、結局準備を進めていたのは、ほぼ私一人という、何ともお粗末で杜撰な現場なのでした。

第4章 金無しプロデューサー

第1章から第3章まで、Nから受けた精神的苦痛をまとめてきました。これら全て、お金をもらっている以上は、仕事として耐えなければと思いました。ですが、Nにはお金がありませんでした。「こっちが金を払って、お前を使ってやってるんだ」と偉そうなこと言っておきながら、資本がなかったのです。
『金は出すが、口は出さない』ではなく、『金はないけど、口は出す』というパターンだったのです。
ちょっと私が意見を言うと、露骨に嫌な顔をして「金を出してやってるのは私だ」と、私の意見に耳を傾けようとしません。以来、私はNに意見を言わなくなりました。それでも何かトラブルが起きると、「お前、あの時何も言わなかったじゃないか」と責任転嫁をする始末。

そのくせ、「私の仕事が片付くまで、他の仕事は引き受けるな」と、行動制限をしてきました。こちらにも生活がかかっているので、お金を稼がなければいけません。Nには内緒で、他の仕事をしていたのですが、第2章で書いたように、LINEトークを隈なくチェックされてしまい、そこで他の仕事をしていることがバレて、結果罵詈雑言を浴びせられることになりました。
また、移動にかかる交通費や、資料印刷等にかかる印刷費といった経費も、未だ一銭も払われていないのが現状です。

経費の未精算だけでなく、借金も未だ未返済なのが、Nの凄いところです。
ある仕事を一緒にやったとき、赤字になったことがありました。取引先に支払わなければならないものがあったのですが、赤字なので当然、本来ならばプロデューサーが責任を持たなければいけません。ですが、資本がないNに頼まれて、私は20万円をNに貸しました。5000円あるいは1万円を少しずつ返済してもらっていたのですが、その返済期間の最中に、我慢の限界に達した私はNと縁を切りました。しかし残りの13万5000円は、未だ返済されておりません。

金銭をめぐっては、Nはこれまた卑劣な技を持っています。
別の仕事で一緒になったキャストの一人にいちゃもんをつけたのです。面倒事になると思ったキャスト側から縁を切ってきたのですが、そこでNは「払わなくても良い、払わなくて済んだ」と上機嫌になっていました。おそらく、そうやってキャストやスタッフに様々な因縁をつけて、自分から縁を切らせ、「自分から縁を切ったんだから、金払わなくても良いでしょ」という歪んだ考えを持っているのかもしれません。

第5章 キャストスタッフを蔑ろにするプロデューサー

Nとは、これまで舞台イベントやお笑いイベントなど、幾度か続けて仕事を一緒にしてきました。ただ、回を重ねるごとに、Nの横暴な態度があからさまになりました。
第4章で書いたように、「こっちが金を払って、お前を使ってやってるんだ」と、常に上から目線なN。また、出演者や事務所側からギャラ交渉の話が来ると「そんな話をするほどの実力がお前にはまだない」と怒鳴りつけることも、日常茶飯事。

そもそもプロデューサー側が金を払う立場とはいえ、舞台公演にせよイベントやライブにせよ、出演者が揃わなければ形にすることはできません。
「お金ないから」と言って、出演者の予算を削り、何とか無理やり交渉して安いギャラで出演者を起用したり、あるいはノーギャラで出演するキャストもいました。

あるお笑いイベントの間に、少し休憩をはさむミニタイムを設け、ある楽器奏者をキャスティングしました。その方は当然、イベント出演のために練習を重ね、当日も幕裏でスタンバイをしていました。にもかかわらず、当日になって「この空気に楽器は合わない」と、土壇場で判断したN。結果、その楽器奏者の方は一切出番がなく、ただ裏方の無償スタッフとして使われて終わってしまいました。当然出演していないので、ギャラも出ません。
酷い話だと、今になっても思います。

かく言う私も、呆れる事件がありました。舞台脚本を担当したとき、Nから何度も指摘を受け、結果第十一稿まで書き直しを行いました。OKが出たものの、出演者が揃うのは当日のリハまでなく、それぞれに練習をしてくる状況でした。セリフの掛け合いもロクに練習する間もなく、本番当日を迎えました。
当然、リハの段階でグダグダになり、Nは判断します。
「軸はナレーションで軌道修正して、あとはアドリブでやろう」
私には意味が分かりませんでした。十一回も脚本を直させた挙句、アドリブにしようと言い出したN。しかも私は、受付スタッフとして現場にいなかったため、本番終了後に出演者経由でこの事実を知らされました。本来、こういう変更は助監督やアシスタントプロデューサーが伝えるべきだとは思いますが、この時にはそういう制作スタッフもいない現場だったので、結局本番終了後に知らされることになりました。
また、Nは出演を兼ねていたので、何かあるたびに「今日、私は出演者だから」と言って、プロデューサーとしての業務を遂行していませんでした。

当日の現場で、こういうことが平気でできてしまうN。「金を払っているのだから言うことを聞け」というスタイルなので、キャストやスタッフへのリスペクトなんぞ、微塵も感じられません。

第6章 自殺寸前まで追い込んだプロデューサー

Nによって精神的に追い詰められた私は、吐き気が止まらず、また深夜の電話により熟睡も出来ず、心も体もおかしくなっていきました。また、スマホも没収されて外部との連絡が一切取れなくなり、Nの事務所で実質的な軟禁生活を虐げられていた私は、Nのもとを逃げ出すように去り、自殺をするために失踪をしました。
逃げ出す直前、プライベートのSNSを全て削除されるように言われてしまったので、それも重なり、友人や知人たちは「消えた」「失踪した」と噂が重なり、周囲の人々を騒がせてしまいました。

家族宛の遺書や、お世話になった知人にも手紙を書き、私は本当に死ぬつもりで、遠いところへ行きました。ですが、死のうと思った瞬間、「やっぱり死ねない」と思いとどまってしまったのです。
家族は捜索願を出し、知人も自宅まで訪ねてくるなど、私の失踪事件は今となっては本当にいろんな人に迷惑をかけてしまったと思っています。

失踪前に受け持っていた仕事は全部失い、私は今年の正月、生まれ変わったつもりで心機一転、活動を再スタートしました。Nから受けた精神的苦痛によって、私の人生は一度死んだのです。そして、生まれ変わって、今の生活があります。
中にはパワハラによって、本当に自殺をしてしまった方もいます。その類のニュースも目にします。一度パワハラやモラハラを経験している私にとって、ハラスメントのニュースを見るたびに、心が痛みます。

これまで、「どうしてパワハラで自殺なんてするんだろう」と思っていましたが、自殺を選んだ人の気持ちも、今となっては分かるのです。
自死を選ぶのは「死にたいから」ではなくて「生きるのが辛いから」なのです。

最終章 弁護士に頼ったプロデューサー

私がNのもとを去って、数ヶ月が経過した時、Nの代理人弁護士から通知書が届きました。
それは、SNSやホームページに必要なIDやパスワードが共有されていないことで情報発信ができないことと、舞台公演直前に失踪したことで当日トラブル続きになったことに対して、損害賠償を考えているという内容でした。また、SNSやホームページに必要な情報を開示しないと、PCやスマホは返却できない、というのが相手方の言い分でした。
スマホ内にIDやパスワードの情報がメモしてあるため、スマホを返却したら即対応する旨をFAXで伝えました。
しかし、その後に届いた通知には、「事務所で対応をしてください」と書かれていました。つまりNは、「私の目の前で対応しろ」と言うのです。一般企業でも、パワハラで退職した社員を、もう一度会社に来させて相手方と顔を合わせるようなことはしません。Nは、ある意味常識外れなところが多いと、改めて感じました。

正直、私が開設したSNSやホームページは、裏方の仕事を一手に引き受けてから作り直したものです。以前は、また別のアカウントやホームページがあったようですが、私は一切引継ぎの情報を知らないので、新しく作り直したという経緯があります。
こちらの言い分としては、「また新しく作り直せば良いだけの話じゃないか」と家族とも話していました。現に、既に新しくSNSアカウントを開設していたことに、私は気づいてしまいました。

弁護士から届いた2度目の通知には、SNSやホームページの情報が共有されていないから春の舞台公演の準備ができない、という内容でした。一貫して、こちらは「新しくアカウントを作れば良い」と思っていました。また、舞台公演の準備ができないことに対しての損害賠償も考えていることも通知書に記載が。
SNSやホームページは新しく作り直せば良いということを返信しようとしていた矢先、私は知人のSNS投稿を見て仰天。
あれだけ私一人を悪者にして、春の舞台公演ができないことで損害賠償を考えていると勧告をしておきながら、何とその舞台公演の告知を、出演する知り合いがSNSにアップしていたのです。私だけでなく、家族まで目が点になりました。
「舞台公演、できないんじゃなかったの?」苛立ちを通り越して、思わず呆れていました。

SNSやホームページを新しく作り直せば良いという提案、舞台公演ができないと言っておきながら公演を実施していることは虚偽報告ではないかという指摘、未払いとなっている経費等があるという報告、PCとスマホの返却要望、これらを代理人弁護士宛にFAXしたのがちょうど1ヶ月前。あれから、何の音沙汰もありません。

反論の余地がないならば、素直にPCとスマホの返却に応じれば良いのに。
経費や未払いの借金を返せる資本がないのでしょう。あれほど言いたい放題言って私を脅してきたのに、ここに来て何も言い返せない状態に陥って、焦っているのでしょう。
ざまあみろ。

法律が無かったら抹殺しているかもしれませんが、そこはグッと堪えて……。
まずはPCとスマホを直ちに返却し、経費と借金を返していただきたいものです。

さいごに

全7章にわたって、一緒に仕事をしてきたプロデューサーの、おかしな言動をまとめてきました。
そもそも、業界におけるプロデューサーというのは、「企画を考え、全ての責任を負う立場」であると、私は考えています。
ですが、7章にわたって書いてきたように、Nは責任を一切負わないし、キャストやスタッフを奴隷のようにこき使い、リスペクトも感じられない……ワンマンとはまた違う、自分勝手な人間なのです。

プロデューサーというより、ただの企画屋だと思います。
「企画考えたから、後はそっちで形にして。金は出してやるから、責任は負わないよ」に近い状態です。まあ、お金も無いんですけどね。

業界のプロデューサー全員が、こんな人間性ではないと思います。中には、ちゃんとキャストやスタッフをリスペクトして、作品を完成させる情熱がある方もいらっしゃると思います。

今回、たまたま私は、思いがけず仕事の繋がりで紹介されたNに、とんだ地獄を見せられました。

私だって地獄を見たんだ。Nよ、今度はお前が、地獄を見る番だ。

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