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売上利益しか追えない部長になってはいけない理由

会社の社会的目的は配当と納税です。なので、売上利益を追ってはいけないといっているのではありません。もちろん大切。しかし、更に大切なのは価値を提供した結果、適正な売上利益をあげること。例えばマーケティングは価値を感じていただける人に正しく情報を伝える活動であり、営業は価値を説明しお金を交換する経済活動を後押しすることだと私は理解している。

売上利益しか追えない会社員は出世しにくい

経営からみるとただひたすら営業目標だけ追う人は会社のフェーズが進むにつれて厄介な人になっていきがち。大抵の場合そういう人は「自分が会社を支えている」と言うし、営業力以外の自己成長は先送りにしがちになる。事業とは最終的には「安定的に価値を提供する」「健全な投資を繰り返し価値をアップデートさせていく」ことになっていきますし、これを属人的にやらずに仕組み化してくので、そういう方はお役御免となってしまうことが多い。

そういう人が考えるべきキャリアパスとは

それでも自分の「営業力で勝負する」という人はベンチャーを渡り歩くか、営業代行などの起業をするのがおすすめ。特にスタートアップはミッションや理念より生きるか死ぬかという状態なので重宝されます。一方で、最近は働き方の多様化もあり営業もアウトソーシングするケースが増えてきました。営業力を研ぎ澄まして、自分が活躍できる場に身を置くのが正しいキャリアです。会社は成長とともに求めるスキルなども異なってくるのでアジャストしていくか、転職独立するかの2択を選ぶのが幸せ。自分を変えずに会社に不平不満を言い続けるのが一番不幸ですよね。

目安は「生涯年収」が高そうな方を選ぶのが良い

営利企業は日本だけでも260万社あるので、1社にこだわる必要はないです。愛着ある会社で自己評価同等の評価を得続けるのが最適ですが、刻々と変わっていく環境の中、会社もアジャストし続けなければいけません。厳しい言い方をすると、もっとも大切なのは「生き残っていく」ことであり変化には犠牲が伴います。日本の場合「就職」ではなく「就社」とよく言われますが、働き方の多様化の中でパラレルな働き方をしつつ自分自身でディシジョンメイクしていく。

後、大切なのは辞め方。お互いが感謝しつつ、辞めても形を変えながら応援し合う関係を作っていくのもひとつの幸せな形です。

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