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表現者としていきる~蜂蜜と遠雷を通じて~

蜂蜜と遠雷を読みました。

コンテスト業界の知識を織り交ぜた細かな心理描写に、恩田陸さんの繊細な情景描写のおかげで、音楽という文字でとても表現しにくいものをはっきりと視覚ができました。

目まぐるしく心理描写が移り変わるので、読書初心者には難しいかもしれませんが、移り変わりがリズミカルで逆にのめり込みやすいように思えます。

何よりもこの本の魅力は、表現することの魅力を存分に伝えている点です。

登場人物それぞれが表現することの難しさに葛藤をしたり、喜びに涙している風景をみると

「私も味わいたい」と尊敬と羨望の念が強く、如実に自分の心から湧き出てくることを感じました。

今日こうして、久しぶりに文章を書きたくなったことも、『蜂蜜と遠雷』を読了したからです。

文章を書くことを生業とする覚悟がある訳ではありませんが

もっと表現したいと感じた気持ちを大切にして、明日からまたnoteに投稿していきたいと思います。

伝えたいことを表現できる力が欲しいと

そう思える今日この頃です。

#コラム

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