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人と話すのが苦手だからこそ、キャリアコンサルタントになってみた
キャリアコンサルタントには、相談者の話に耳を傾けます。いろいろな角度から問いかけをして、相談者自身が問題を明らかにする、目標設定をする支援をします。傾聴の姿勢を崩さず、論理的に話を進めていくスキルが必要です。
実は僕、人と話すことに苦手意識がありました。雑談が続かない、盛り上がらないなんてことはザラで、猫を被って当たり障りなく人と接することが多かったように思います。
初めてこの仕事を知ったときの気持ちは、
「難しそう!」そして「おもしろそう!」でした。
キャリア面談では、システマティックアプローチという技法を用いて、以下の流れでカウンセリングを進めます。
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この流れを意識すれば、キャリア面談の形は出来上がります。でも一番大事なのはこの形ではなく、主訴(しゅそ)を明らかにすることです。相談者が「本当は何が言いたいのか」です。ここが難しくて、おもしろいところ。
主訴は、相談者自身がわかっている場合、そうでない場合があります。どちらにせよ、面談の中で話すうちに気づきがあり、
「自分が今問題に感じているのは、このことだったのか」
「こんな風に自分は思っていたのか」
となることがあります。それは、キャリアコンサルタントが問いかけをしたり、話を要約する、言い換える中で、相談者が自ら気づくのです。この瞬間に立ち会う度、喜びでいっぱいになります。心の中で、ガッツポーズです。
僕は相変わらず雑談は苦手なところはありますが、人の話を聴くことに関しては上達を感じています。チームの若手や仕事に行き詰った人と面談をする際、このスキルが非常に役に立っています。僕のように話すのが苦手な人ほど、「聴ける人」になれるこの資格取得をおすすめしたいです。
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