ソムリエ三次試験が、コスプレ大会だった話

2017年、JSA認定ソムリエ試験を受けた時のこと。

一次の筆記試験、二次のティスティング試験を通った後は、三次の実技試験へと続くんですね。

これ、全国で行われることなので他の地域はどうかわかりませんが、とてもおもしかったのを覚えています。

僕は東京で、目黒にあるホテル雅叙園という格式高いホテル会場でやりました。結婚式場にもなるところです。都内のカップルが「いつか雅叙園で結婚式したいね！」と言わんばかりの憧れの地でもあります。（独断と偏見）

その大きなパーティスペースに、試験の審査員が等間隔で鎮座していて、その周りを受験生が７、8人ぐらいのグループになって囲むんです。

そして「試験を始めてください」（こんな感じのニュアンス）の合図がスピーカーから流れて、そこからはほぼ全員同時に、スタートするんです。

内容は「サービスするワインの説明」「所作」「抜栓」となるのですが、ある程度言うべきワードは覚えておきます。それでも隣の人の声が大きかったり、テンポが合わなかったりすると、自分のペースを乱されてちょっと焦ってしまった記憶があります。

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ここで面白かったのは、当時の試験案内書に、「普段接客している格好で来てください」と明記があったこと。

僕はいつもよりもしっかりした、パリッとした白のワイシャツに、黒いサロンを巻いて行ったんですね。まぁどうみてもソムリエです。印象はいいでしょう。

でもいざ試験会場に行ったら、「あれ、今日はコスプレ大会なのかな？」ってくらいに、多種多様の格好の人がいたのです。

・CAの人は本当にCAの格好をしていて、化粧もバッチリ、胸には「ANA」とか「JAL」とかの名札がはってある。THEキャビンアテンダント。
・着物を着ていていかにも「旅館の女将」という出で立ちの人。
・「焼き鳥酒場〇〇」みたいなお店のTシャツと、ねじりハチマキを頭に巻いたお兄さん。
・割烹着？を着ている女性　（あれ、今日給食当番なの？と思ってしまった）
・いかにも寿司職人という出で立ちのおじいさん。（あのとんがってる帽子かぶってるやつ）
・居酒屋のユニフォームなのか、アロハシャツの店員さん。足元は裸足にクロックス。（こんな格好でもいいんかと、緊張がとけた。ありがとう）
・オカマバーなのか、まつ毛ファサファサのミニスカの男性。

と、まさにバラエティ豊かなコスプレ大会で、「うわー僕だけめっちゃ普通じゃん」と拍子抜けした記憶があります。

試験自体は滞りなくいったものの、コルクがボロボロになって、「やばい、コルク折れるかも」と冷や汗がびしゃびしゃにでました。何より僕と背中合わせの隣のグループの一人がグラスを割ってしまっていたようで「ガシャーン！」の音で腕が震えてしまいました。笑

結果は合格。よほどの失敗がない限りは三次試験は通ると聞いていたので、「まぁ受かるだろう」という気持ちで行ったのが良かったのかもしれません。

それにしても本当に案内通りに接客時の服装で来るなんてみんな素直でいい人だな（なんだそりゃ）と思いました。

後、これはめちゃ個人的な感想ですが、美人な人がとても多かったです。ワインに興味を持ってワインを好きになる人って、なんか美人が多いんですよね、なんでですかね。ワインも人を選ぶのでしょうか。だとしたら僕は絶対に選ばれな...

悲しくなるのでやめます。

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6/4の雑記

来週は彼女の誕生日で、再来週は母親の誕生日で、そのあとに父の日が来るという、3連チャンのイベント続きで、ふぁ〜。となっている。

「私に合う本と、私に合うワインと、私に合う旅行のプレゼンをして」

と言われる。

たまたまカリフォルニアのダックホーンのセカンドラベルのワインが安くなっているのを知り、これだ！と思い提案をしてみたら

「安売りだから買うの？それあなたが好きだからでしょ」

と言われ、ちーんとなる。

夕方、青森に出張していた友人が僕の家の近くに住むことになって、ニンニクのお土産を届けに来てくれた。

彼が勤める会社は家賃補助が出たり色々と補償が手厚くて、そういう会社に一生勤め上げていたら人生もう上がったようなもんだなぁと深く感心。その友人は向上心と真面目さが僕の比じゃないので、きっと僕には歩けない人生なのだろう。

10年くらいは住む予定と言っていたので、お互い子供が生まれたら仲良く遊ばせたいなーなんて思ったり。

まぁ明日のこともわからない今の状況なので、まずは足元から固めていくんだぞ、と言い聞かせる。

僕はまだ決まっていない未来に対して「取らぬ狸の皮算用」をしてしまいがちで、もうすでに叶った状態を想定して動く癖がある。

ちょっと筋トレをして眠る。

それではまた明日！