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「旅」・「酒」・「本」の未来

昨日押入れの掃除をしていたら、5年前に発売されていたとあるグルメ雑誌が出てきて、なんとなくページをめくっていたら、ノスタルジックな感覚に包まれた。

都内の飲食店を紹介しているなんでもない普通の雑誌なんだけど、「あーこのお店懐かしいな、行ったな〜」とか「ここって今どうなってるんだっけ...」とか思いはじめて、なかなか楽しかった。

ページに角をつけていたり、赤ペンで印がつけてあった店は、デートで行ったところだな〜なんて。

普通こういうときって、「この店、誰と行ったんだっけ?」と思い出せないのが常なんだけど、不思議と全て覚えていた。



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試しにイイカンジのお店(5年経っても「古いな〜」と思わせないメニューや内装の店)をいくつかピックアップしてググってみた。

すると調べた全てのお店が、既に閉店していた。

明らかにこれは今もきっと流行っているのだろうな〜と思っていたお店が、である。

自分の目利きが悪いのかなーとも思うけど、本当に流行り廃りのスピードが早い。

普遍的に変わらないお店作りは、難しい。自分が信じるコンセプトを貫いて我道をゆく老舗スタイルのお店は今の時代貴重でかっこいいけれど、時代に合わせてスタイルを変えていくのが生き残る戦略なんだなと感じる。


それでも最後の一店舗まで残れば、希少価値の高い「強い店」になれるんだけど、そこまでやれる気合があるかどうか...


ちなみに、わたしは基本的に「旅」「酒」「本」、この3つが人生において一番好きなもので欠かせない。

これからの未来、この3つのコンテンツはどう変化していくのだろうかとヒヤヒヤしている。

お酒が飲まれなくなって、居酒屋やバーが減っていく。
紙の本も読まれなくなって、本屋が減っていく。
コロナが発生してから旅館や銭湯、アパレルのリアル店舗もどんどん減っていく。

「旅」「酒」「本」が好きなわたしにとって、長年の夢であった

「バーを経営したい」
「本屋さんやりたい」
「ゲストハウスやりたい」

この3つを全て融合した空間をつくってみたい。そんなことを若い頃からずいぶん妄想していたけれど、今後どうなることやら。

いまこの瞬間に「旅」「酒」「本」の分野で頑張っている企業やお店の方には、最大限の敬意を払いたい。たとえ縮小しても絶対になくならないはずだ。

旅も酒も本も、散財するのが一番の貢献だけど、やっぱり改めて「良さ」を伝えていきたい気持ちはある。

バーの良さ
ワインの素晴らしさ
本が教えてくれること
旅で変わるマインド

どうして好きなんだ?なんで伝えたいんだ?なんてことを原点にもどりつつ、改めて考える、そんな11月4日。

※ただの思考のアウトプット

娘のオムツ代とバナナ代にさせていただきます。