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自分の言葉で表現するということ

Eテレの「言葉にできない、そんな夜。」を見て、こんな風に自分の言葉で表現したいのだと思った。

この番組は、お題についてぴったりくる感情をゲストと一緒に探す番組。私が見た回は「青春」をお題として、言葉を探していた。


私自身は、広告コピーについての講習会に参加したことがある。
その時に、自分では人を動かすコピーなんて簡単には出てこなくって、講師の人や褒められている人を見てこんな風に言葉にできる人っていいな、憧れるなぁって思った。
だからこそ、面白いことがあったらメモして、アイデアになればなんて考えたけど、いつの間にかそんな簡単に言葉にできないし、面倒臭いと思う自分も出てきていた。

でも、確かに感じたこの時の良いなって、その人にしか言えないその人の経験や想像力から出てくる言葉の表現だから良いなって思ったんだ。
同じように、この番組に出ている人たちも、みんな想像するものが違うようなお題の中で一つ焦点を当て具体的に、かつ誰もが感じるような言葉にすることができていた。
その中でも朝井リョウさんの同窓会に向かう時の表現がとても素敵だった。

服装にもメイクにもいつもより数倍気を配りながら、自分は今誰に向けて外見を整えているのだろうかと思う。気になっていたあの人だろうか、見下してきたあの人だろうか。それとも、過去の自分だろうか。
言葉にできない、そんな夜。
2022/5/10

私は、かわいいとかエモいという便利な言葉をすぐに使いがちでその言葉に収めてしまうことがある。
例えば、とても素敵な海を見たとして、エモいねという言葉で収めても写真や動画を撮れば、その時の思い出は残せるのかもしれない。でも、やはりそれは勿体無いことをしていたと思った。
その時の写真や動画を見たとしても、当時よりも今もっと綺麗な海を見ていたとしたら大したことなかったと思うだろうし、顔がブサイクに写ってたとしたら最悪な思い出として刻まれる可能性だってある。
過去を正確に切り取ることができる写真や動画は、その時の自分の感情を教えてはくれない。誰とどこでどんな風な出来事が前後にあってどう感じたかは自分の言葉からしか出てこない
だからこそ、自分でその時に感じたことを自分なりの言葉にすることは、意味のあることなのではないだろうか。

まだまだ語彙力は無いし、番組を見て言葉にすることは難しいと思ったけど、やっぱり言葉にするって自分らしくて面白い。だから、今思ったことをこうやって書き綴ることにしてみた。
毎日noteに書けるようなことがある訳ではないけど、書きたいことから一つずつ自分の言葉で表現していきたいと思った。

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