FISHMANSを聴きながら(前編)
新しい小説が毎年、毎年、たくさん世の中に出ても、すでに夏目漱石が恋愛も青春も葛藤も、大抵のことは書いてくれているなぁと思う。
だからといって、他の小説を読まなくていいというわけではなく、すでに100年前の夏目漱石がだいたい言っているということが言いたい。
同じように、FISHMANSがだいたいのことは歌ってくれている、と思う。
その音楽を知ったのは2016年の夏。
奇しくも婚活を介してである。
その頃アプリにも少しずつ慣れて、やりとりをしていくなかで何人かに実際に会っ