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世界史の学び直しとキングダム

高校からは理系として受験勉強してたので、社会は日本史を選択していました。僕の高校では、地理と倫理政経は教える先生がいないという理由で、文系なら日本史と世界史、理系で国立を受ける学生は日本史か世界史しか選べませんでした。

当時は、どうやって労力を少なくセンター試験で点数を取るかということを考えてたので、少しでも言葉に馴染みがあって、聞いたことのある人がたくさん出てくる日本史を戦略的に選択しました。しかし、社会に出て、様々な勉強をして、ニュースを見ていると、世界史を知らないと理解できなところが出てきます。

そういう時は、その都度、関係する新書(例えばイスラムについての本やロシアについての本)を買って読んでいたのですが、系統的に勉強するには高校の世界史をもう一度学び直そうと思い、『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』を読んでみました。

さらっと全体が頭に入ったのですが、どの後は特に興味を失って放置していました。が、先日、テレビで偶然『パリピ孔明』というアニメを見ました。

諸葛亮孔明が出てきて、知略計略を使うシーンがとても興味深く、そういえば三国志も面白いなと思って本棚を探して見ると、陳舜臣さんの『中国傑物伝』という古い本があって、さらに『三国志 完結編 1 連弩の法 (MFコミックス フラッパーシリーズ)』というのも見つかりました。

それで、中国史に興味をもって調べると『キングダム』という漫画が史実に基づいて書かれているという話を聞いて、読み始めました。

『キングダム』には面白いエピソードもあって

古代中国の春秋戦国時代末期における、戦国七雄の戦争を背景とした作品。中国史上初めて天下統一を果たした始皇帝と、それを支えた武将李信が主人公。2013年、第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞した。
作者の原泰久は漫画家に転身する前のサラリーマン時代に経験した「組織」の美学を当該作品に注ぎ込んでいる旨を明かしている。その意気込みは「もし学生でデビューしていたら、キングダムは描けなかった。社会人経験は大きかったと思います」と断言するほどのものである。
当初は人気が出ず、それで歴史も勉強しなおすなど苦闘して、いいものを描いている自信があった。しかし、アンケートで最下位になり、連載打ち切りの候補になった。行き詰って、それで以前、アシスタントをしていて師匠と仰ぐ井上雄彦に相談すると一言「話はこれでいい、ただ主人公の信の黒目が小さい」とアドバイスを受けた。それで絵よりストーリーに重点を置いていたそれまでの姿勢を改め、絵に向き合った。そして、黒目を大きくすると、バランスを取るため全体のタッチや構成も変化し、単行本でなら第4巻あたりから躍動感のある絵になり、人気が出て初の読者アンケート1位になった。

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このエピソードを知ったのと、会社の同僚が全巻持っているということで現時点で最新刊の64巻まで読み終わることができました。さらにAbemaではアニメも見ることができます。最初の写真のように、東洋経済でも3巻まで無料で読めます。

そこから広げていくことにして『始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎』と『史記〈1〉本紀』を読み始めました。

大人の勉強は、受験のように締め切りがなく、集中力を維持することが難しいので、資格試験を利用して無理矢理に締め切りを作るか、本当に好きなところをピンポイントで勉強していくのが良いのかなと思います。

逆に言うと、受験生はだらだらと気分や好みで勉強するのではなく、戦略を立てて、時間を計算しながら集中力を高める必要があります。

僕の場合は、日本史はセンター試験だけで、そんなに高い点数を目指していなかったので、最後の1ヶ月だけ集中して勉強しました。現役の時も1浪の時も、最後の1ヶ月に決めて、それ以外ではほとんど勉強せずに、英語、数学、物理、化学にエネルギーを注いでいました。それでも、センター試験は60点台後半くらいは取れたと記憶しています。200点で加算される国語と英語で満点を取れたので、100点の日本史で60点でも全然痛くなかったのです。

戦略を立てることは受験を乗り切る上で非常に重要です。直前に戦略立てても大したことはできませんので、できるだけ早いうちに志望校を決めて、その学校に合った戦略を立てて勉強することは非常に大切です。

おわり


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